保育士さんが実際にほしかったのは給食が食べられるカフェだった!

月ごとに変わるメニュー。
月ごとに変わるメニュー。

保育士さんが「育休中にほしかったお店」を作ったというだけあり、ほしい!が用意されているカフェです。

午前中に子供と全力で遊んで、あれ? お昼ご飯どうしよう……となっていたというオーナーの黒岩さん。
保育園だったら、午前の保育の後は厳選された素材で考え抜かれたバランスメニューの昼食が出てきていたのに、育休中はどうしたらいいのか。
できれば無添加で、国産でとこだわりたいが、なかなか難しい現実。

だったら、こだわりの給食を食べられるカフェを作ればよい!との思いからできたお店です。

毎日、出汁からきちんととった日替わりメニュー

カレイの照り焼き・根菜の煮物・お味噌汁。
カレイの照り焼き・根菜の煮物・お味噌汁。

保育園では給食の会議が頻繁に行われ、仕入れ先も厳選していたそうです。
そのノウハウをもとに、カフェでは月~土までの日替わりで、メニューは月ごとに変わるそうです。
店頭にメニューが張り出されているので、お子さんの好きそうなメニューでデビューしても良いかもしれません。

お子様だけでなく、年配の方のテイクアウトの利用もあるのだとか。
おいしいものは年齢に関係なくうれしいですね。

<料金>

ランチはドリンクバーが付いて1200円(税別)2時間制になります。
もちろん子供用プランもあります(離乳食の持込可)。

育児に心強い味方! 保育士さんが出迎えてくれます

育児のプロフェッショナルが対応してくれます。
育児のプロフェッショナルが対応してくれます。

なんと、保育園を4園も経営中の母体が運営しているこちらのカフェ。
スタッフの方もベテラン保育士さんです(ほぼ平日昼間は保育士さんが対応しています)。
「こんなこと相談していいの?」というお悩みも、さらっとお話しできそうです。

他のママさんの子供への関わりを見て勉強になったり、私だけではないんだ……と思えたりすることもあるかもしれません。
育児って視野が狭くなりがちなので、他の親子を見て関わり方を学ぶことってありますよね。

同じような立場や悩みを抱えた人たちが集まって、話したり、相談しあったりして、仲間同士で支えあうことをピアカウンセリングというらしいのですが、自然とそういう空間が繰り広げられます。

絵本がいっぱい

絵本は親子の架け橋です。
絵本は親子の架け橋です。

親子のかかわりが行き詰ったときも助けてくれるのは絵本なのだそうです。
いろいろな絵本があり、子供が興味を持ったものを読むのでも、ママが懐かしい本に手を伸ばしても良いかもしれません。

筆者も子供が小さいときを思い出し、心が温かくなりました。
たくさんの絵本に触れて、お気に入りが見つかるといいですね。

小さい子供が安心して過ごせる環境です

子供椅子のご用意あります。
子供椅子のご用意あります。

0~2歳くらいの子には、特別な環境が必要です。
特にけがをしないということ。こちらで用意されているのは角のない丸いテーブルです。
転んだときも、ごろごろしていて起き上がったときも、なるべくけがのないようにという気遣いだそうです。

さらに、緑のふかふかの絨毯は床暖になっており、寒い冬にも安心です。

お子様椅子の用意はもちろん、コンセントの位置やカウンターの高さなど、子供のことを知り尽くしている保育園でのノウハウが生かされています。

トイレにはおむつかえシートがあります。授乳室はスペースの都合でありませんが、授乳ケープの用意や簡易授乳スペースがありますので、スタッフの方に相談してみてください。

電車好きの子にはたまらない立地です!

京成のガードの向かいです。
京成のガードの向かいです。

京成電鉄の線路の向かいに位置していますので、電車好きな子は電車が通るたびに喜び、ママはのんびり過ごせます。
スカイライナー、特急電車、普通電車……電車が通るたびに大喜びの男の子がいて、本当にかわいかったです。

子供はかわいいな~と筆者は心から癒やされましたが、24時間一緒にいるママたちにはカワイイだけでは済まないのが育児ですよね。
安心できる環境で息を抜きましょう。

親子の憩いの場は発展していきます!

親子で楽しそうに過ごしています。
親子で楽しそうに過ごしています。

私の伺った日のランチタイムは親子で満員に近かったのですが、一定の時間が過ぎると子供たちはぐずりだし(お昼寝の時間ですね)帰る方が多かったです。
空いている午後の時間を利用して、ママとベビーのヨガ教室や英会話など、いろいろとイベントも計画中だそうです。
親子で参加できるイベントは子育て真っ最中のママにはうれしいですね。

さらに週末の夕方営業もはじまるのだとか。
冷蔵庫の中身も、気力も減ってくる週末。保育園にお迎えの後にさらりと寄れるごはん屋さんだそうです。

子供が「まだいたい! 帰りたくない!」とぐずって帰るのが大変にならないように19時閉店。
生活のリズムを崩さない工夫をお店からアプローチしてくれるのはありがたいです。

今後も楽しみなカフェです!

<店舗情報>

店名:私とこどもと絵本cafe
住所:東京都荒川区西日暮里1-62-18
電話番号:080-2368-7205
営業時間:10:30~16:30(2023年10月から木・金は夜営業予定。要問合せ)
定休日:日曜日
Instagram: @ehoncafe_w.k.e

取材・文・撮影=荒川102