北斎通りに位置し大きな看板が目印
錦糸町の大通りである北斎通り沿いにお店を構えているため、すぐに発見できた。甘味処と書いてある暖簾と大きな看板が目立つのですぐに見つけられるだろう。開店前からお店の前に並ぶ人もいるらしく人気具合がうかがえる。早速、店内に入ってみることにした。
和の雰囲気が心を落ち着かせる
店内はカウンター席とテーブル席、座敷席があり、ゆったりとした時間を過ごせる。全体的に和の雰囲気を基調としており、非常に心が落ち着き居心地良い。錦糸町で休憩したり時間を潰したりするのに最適な空間となっている。
1日数量限定の絶品とろりわらび餅
今回注文したのは、1日数量限定のとろりわらび餅650円だ。やわらかくとろりとした食感が特徴的で非常に人気が高い一品。わらび餅につける黒蜜は、徳之島産の厳選された黒糖を使用している。なんでもさとうきびの搾り汁を精製せずに、煮詰めているため栄養豊富なんだとか。ほんのり甘いきな粉がわらび餅全体にこれでもかというほどトッピングされている。
ひんやりと冷たいわらび餅がツルッと口の中に入り込んできて、ほど良い甘みでくどくなく、黒蜜がない状態でも十分に美味しく食べられる。わらび餅に黒蜜をかけると、黒糖の甘みが口の中全体に広がり違った美味しさを感じられた。一緒に提供される緑茶との相性が抜群で、口にした人はみな心が癒されるだろう。
何年も続く人気老舗店と聞くと、格式が高く入りづらいのでは、と思っている人もいるかもしれないが、『北斎茶房』はとても気軽に入れ、最高のわらび餅の味わえる心地よい喫茶店だった。
取材・文・撮影=yuki