※感染拡大防止のため、営業状況が異なる場合があります。公式HP等で営業時間のご確認をお願いいたします。
『中華蕎麦ジンベエ』は煮干しラーメン専門店
西巣鴨の「中華蕎麦ジンベエ」は、クオリティにこだわった煮干しラーメン専門店。
二郎系で人気の「ラーメン鷹の目」のセカンドブランドとして誕生しました。
煮干の産地や種類、組み合わせ、使用する醤油にこだわり、最高の煮干し蕎麦を追求したそう。
使用する麺やレアチャーシュー、トッピングの卵にいたるまで、食材にもこだわっています。
POINT
- メニューはこだわりの煮干系のみ
- 中華麺用の小麦粉「麺遊記」を使用
- コシの強い自家製の特製細麺
- 卵はおいしくて安全な田中農場産
『中華蕎麦ジンベエ』の店長、梅沢さん(通称・梅さん)。これまでは鷹の目の本店で店長を務めていました。
プレオープンに立ち会っていた鷹の目の社長さんによると、当初はここに鷹の目をオープンしようと思っていたそう。
「ただ、うちには煮干しのプロがいたんでね!」と梅さんのほうをチラリ。
鷹の目ではもともと限定メニューで煮干し蕎麦を提供していたそう。
梅さんが手掛ける煮干し蕎麦が大好評で、今回セカンドブランドとしてオープンするに至ったとのことでした。
『中華蕎麦ジンベエ』 アクセス・営業情報
オープンからしばらくは夜のみ営業で、体制が整い次第昼も営業する予定だそうです。
- 【営業時間】17:00~22:00
- 【定休日】月
- 【住所】東京都豊島区西巣鴨3-19-9
- 【電話】調査中
- 【アクセス】
地下鉄三田線 西巣鴨駅 徒歩5分
都電荒川線 新庚申塚停留場 徒歩6分
JR板橋駅 徒歩10分 - 【座席】12席
- 【駐車場】なし
- 【駐輪場】なし
- 【HP】公式Twitter
『中華蕎麦ジンベエ』の場所
『中華蕎麦ジンベエ』の場所は西巣鴨駅から徒歩5分、明治通り沿いにあります。
2022年7月末に閉店した「千石自慢らーめん 西巣鴨店」跡地。
すぐ隣には大正大学があり、人通りが多い場所です。
大学のすぐ近くにラーメン屋が復活して、多くの学生さんが喜びそうですね。
>>関連記事:大正大学の学食・鴨台食堂に行ってきた
中華蕎麦ジンベエに行ってきた!
オープンに先駆けて12月8日、9日に完全予約制でプレオープンがあり、8日の夕方に行ってきました。
プレオープン時は暖簾(のれん)は出さず、シャッターも半分閉まったまま。
通りすがりに足を止めてお店を見たり、中を覗いたりする人が多く、近隣の皆さんはかなり気になっている様子でした。
オープンしたらたくさんの人で賑わいそうですね。
黒と明るい木目を基調とした、シックな雰囲気の店内。
お店に入るなり、おいしそうな煮干しのにおいが……!
プレオープン時は、店長とともに鷹の目の社長さんが厨房に立っていました。
購入は食券制。お店に入ってすぐに券売機があります。
セルフサービスの水。
プレオープン時は表に暖簾(のれん)は出ておらず、店内に飾られていました。
木のぬくもりを感じるカウンター。店内には荷物置きのカゴあり、自由に使うことができます。
手洗いシンクとタオル。
卓上調味料は、煮干し酢とブラックペッパー。
店内のホワイドボードには、その日の煮干しの構成と、和え玉の詳細が書かれています。
和え玉(あえだま)とは、替え玉に調味料や薬味などをくわえたものです。
『中華蕎麦ジンベエ』では、鶏油の和え玉を提供しています。
『中華蕎麦ジンベエ』のメニュー
※価格は税込み。
麺メニュー
- 中華蕎麦 850円
- 濃厚 中華蕎麦 950円
- かけ中華そば 600円
- かけ濃厚 中華蕎麦 700円
- 特製 中華蕎麦 1200円
- 特製濃厚 中華蕎麦 1300円
- 替え玉 150円
- 和え玉 300円
- 限定和え玉 400円
トッピング
- レアチャーシュー2枚 200円
- 玉ねぎ 50円
- 海苔 50円
- 味玉 150円
- 味付けうずら 100円
- 大葉 50円
- 極太メンマ 50円
- 田中農場の生卵 100円
- 味付うずら5個 100円
ごはん
- レアチャー丼 300円
- 白米 100円
ガッツリ濃い!濃厚中華蕎麦
こちらは濃厚中華蕎麦(950円)。
提供された瞬間に、ふわっと煮干しのいい香りが広がります。
具材は、鶏チャーシュー、豚チャーシュー、玉ねぎ、ネギ、海苔。
+350円の特製バージョンだと、鶏チャーシューが+1枚、豚チャーシューが+1枚と、メンマがつくそうです。
やや平たい形状の丼。麺を混ぜやすそうな形です。
しっとり低温調理で仕上げた鶏チャーシューと豚チャーシュー。
2種類のおいしいチャーシューを味わえるのは嬉しいですね。
まぜそばのように、スープと麺を混ぜ合わせていただきました。
独特の歯ごたえがあるストレートの中細麺に、濃厚スープがよくからんでおいしい……!
自家製麺は、コシの強さが特長の中華麺用の小麦粉「麺遊記」を使用しているそう。
刻み玉ねぎがいいアクセントになり、シャキシャキ食感も楽しめました。
名前通り、濃厚でガツンと煮干しが効いた濃厚スープ。煮干し系好きにはたまりません。
とろみがあり、口当たりがよく飲みやすいです。
煮干しのクセが強いですが、万人受けしそうな味だと思いました。
塩気が全面に出ず、煮干しそのもののおいしさを楽しめます。
しっかり厚みがあり、食べごたえのあるレアチャーシュー。胡椒とスパイスが効いていておいしかったです。
濃厚中華蕎麦をおいしく食べたところで、意外とまだいけることに気づいてしまいました……。
中華蕎麦と濃厚中華蕎麦の違いがどうしても気になるので、2杯目に中華蕎麦を注文することに。
中華蕎麦をこだわり卵でTKM
こちらがスタンダードな中華蕎麦(850円)。
中華蕎麦と濃厚中華蕎麦は、ただスープの濃さが違うという単純なものではないらしいです。
使用する煮干しの構成や、出汁の取り方がまったく異なるそう。
具材は濃厚中華蕎麦とまったく同じ。
豚のレアチャーシューもおいしいけれど、個人的には優しい味のしっとり鶏チャーシューがかなり好みでした。
濃厚中華蕎麦よりも色が薄く、サラサラしたスープ。濃厚タイプとはまた違った風味があり、こちらもおいしいです。
いい意味で煮干しのエグ味が強い濃厚タイプに比べて、こちらはエグ味は少なめ。
旨味をしっかり閉じ込めた煮干しスープをじっくり味わう感じ。
さっぱりした味わいのなかに、しっかり煮干しのコクを感じることができます。
コシが強いパツパツ麺が、煮干しによく合います。
のびにくい麺で、最後までプリプリした食感を楽しむことができました。
少し麺を食べ進めたところで、トッピングの生卵を投入することに。
お店の方におすすめされたイチオシのトッピング、埼玉県深谷市にある田中農場の生卵(150円)。
そういえば、以前「幻の卵屋さん」という高級卵の催事ショップで、田中農場の卵を買ったことがありました。
安心・安全なエサと環境にこだわって作られた、テレビでも紹介された人気の卵です。
まぜそば界隈では、生卵を落として食べるTKM(たまごかけめん)という言葉があるんですね。
人生初の生卵トッピングに、ちょっとドキドキ……。
オレンジが色鮮やかな、見るからに濃厚そうな田中農場の卵。
麺と混ぜ合わせていただきます。
卵の濃厚さ・まろやかさが加わり、とってもおいしい……!
煮干しによく合いますね。田中農場の卵はコクがあるのに臭みがないので、煮干しの味を邪魔しません。
卵のまろやかさが、煮干しの風味をより引き立ててくれます。
最後に丼の底に残った、シャキシャキ玉ねぎとネギで食べるスープがまたおいしい。
さすがに2杯食べたら、お腹は超満腹になりました。笑
濃厚だけど油っぽくないので、スルスルッとお腹に入っていきます。とても好みの味でした。
それぞれのおいしさを楽しめて、大満足です!
『中華蕎麦ジンベエ』のこだわり煮干し蕎麦を堪能しよう
「鷹の目」のセカンドブランド、そして人気ラーメン屋の跡地にできるお店とあって、早くもラーメンファンから注目を集めている『中華蕎麦ジンベエ』。
食材からこだわりぬいた極上の煮干し中華蕎麦は、煮干し系ラーメンが好きな人にはぜひ味わってほしいと思いました。
トッピングの濃厚な生卵もおすすめです。
今度は和え玉も食べてみたいです!
取材・文・撮影=としまらいふ