和茶倶楽部「ちょっぴり贅沢なおとなの和紅茶生チョコ」

和茶倶楽部は、一大茶産地である静岡県の大井川流域に製茶工場を持つカネス製茶が運営するブランド。栄養たっぷりの土づくりからこだわったお茶の生産・製造に加え、日本茶スイーツの販売を行っています。

(画像提供:和茶倶楽部)
(画像提供:和茶倶楽部)

日本茶インストラクターや手揉み茶資格者など、お茶のプロが多数在籍している点も和茶倶楽部の特長です。そんな和茶倶楽部でお取り寄せしたのは、日本で36名(※)しかいない日本茶鑑定士のこだわりが詰まった「和紅茶生チョコ」。

※日本茶鑑定士協会名簿一覧に掲載の人数(2022年10月現在)
※日本茶鑑定士とは:年に1度開催される全国茶審査技術競技大会で上位に入賞し候補生になった後、さらに2年間の研修を経て認定される日本茶のスペシャリスト

日本茶鑑定士の小松幸哉さん(画像提供:和茶倶楽部)
日本茶鑑定士の小松幸哉さん(画像提供:和茶倶楽部)

和紅茶とは、日本国内で生産された紅茶のことで、外国産の紅茶と比べると渋みが少なく柔らかな風味の紅茶です。砂糖を入れずにストレートでも美味しく飲めるため、最近は和紅茶を取り扱う日本茶ブランドが増えてきています。しかし和紅茶のスイーツとなるとまだまだ少数派。和茶倶楽部のように、使用する品種まで限定しているのは大変珍しいのです。

和紅茶ならではの優しい味と香りを生チョコで表現

和紅茶の生チョコレートに使われている品種は「静7132」。本来、紅茶用ではなく緑茶用の品種です。「クマリン」という香り成分を含み、桜葉の香りがするお茶として知られています。「やぶきた」や「べにふうき」などいくつかの品種を試した結果、和紅茶が本来持つ「優しい味と香り」を最も理想の形で生チョコに再現できたのが「静7132」でした。

紅茶パウダーの使用量は市販の生チョコの1.5倍ほど。香料を使用せず、茶葉パウダーのみで目標とする味と香りを実現するために、何パターンも試し決定した割合です。

生チョコレートの主役はあくまで紅茶と考え、自己主張しすぎないホワイトチョコレートを使用しています。濃厚ながら甘さひかえめで口溶けの良いチョコレートが、紅茶の華やかさを引き立てています。

一口食べると上品な香りとなめらかな口当たり、まるで紅茶を飲んでいるような和紅茶のしっかりとした味わいに驚かされます。シンプルな生チョコレートだからこそ、素材へのこだわりがダイレクトに伝わってきました。

(画像提供:和茶倶楽部)
(画像提供:和茶倶楽部)

和茶倶楽部のスイーツ開発を支えるパートナーは、静岡茶に造詣が深い地元静岡のメーカーです。300個の試食を繰り返してたどり着いたという和紅茶の生チョコは、「茶の極み」シリーズの名にふさわしい、おとなの嗜好品。食べ終わった後に鼻から抜ける、桜葉を連想させる和の奥ゆかしい余韻は、他の紅茶スイーツにはない魅力です。

日本茶スイーツをブームで終わらせないために

(画像提供:和茶倶楽部)
(画像提供:和茶倶楽部)

和茶倶楽部がスイーツ開発を始めたのは、抹茶を中心とする日本茶スイーツが増えてくるにつれ、本当の日本茶の美味しさが分かる商品が少ないと感じたのがきっかけ。日本茶スイーツの人気を一過性のブームで終わらせないために、香料や着色料に頼らない、日本茶のポテンシャルを最大限生かした商品づくりにこだわってきました。抹茶スイーツから始まった商品ラインナップは、ほうじ茶や和紅茶まで広がっています。

日本茶鑑定士の小松さんを始め、お茶に関する有資格者が数多く在籍しているのが和茶倶楽部の商品開発の強みであり、お茶が主役になる商品づくりを支えています。その甲斐あってお客様からは、「和紅茶のスイーツ自体が珍しい」「今まで知っていた紅茶と違う。花のような香りがする」など、新たな発見を喜ぶ声が寄せられています。

和紅茶の可能性を感じさせてくれる、素材にこだわった生チョコレート。ぜひお試しあれ!

ちょっぴり贅沢なおとなの和紅茶生チョコ

販売価格(税込み・送料別):
1,500円/9粒入
配送種別:冷凍
販売元:和茶倶楽部

写真/文・松下沙彩 (日本茶アドバイザー)(Re:leaf Record)