空腹を満たす、がっつり系の定食がずらり

『ランチハウス ミトヤ』は1999年に開店以来、池袋の腹ペコたちの胃袋を満たしている。「こってりとしたおかずに白米+豚汁」が基本のスタイルだ。

立教大学の近く、雑居ビルの集まるエリアにある。池袋駅からは地下の道を通っていくと早い。
食品サンプルがあるとなぜか安心できますよね。
外観から想像するよりゆったりとした店内。簡素ながら清潔感抜群。

値段の安さにニンマリ。チキンカツ定食860円、自家製ハンバーグ定食860円、鶏の唐定食860円、特製タレ焼肉定食710円。定食にカニコロッケやメンチカツ、目玉焼きやエビフライを付けることも可能。それでも1000円でおつりがくる。

ワクワクが止まらないメニュー。

ご飯がすすむ! 野菜と肉のタレ焼き定食。味の決め手は門外不出のタレにあり

野菜と肉のタレ焼き定食860円。

25㎝ほどの大皿にたっぷり盛られた野菜と肉。頂上に輝く生卵を箸で突き、そっと絡めてさっそく一口。豚バラのうま味にシャキシャキのキャベツの相性の良さがたまらない。ニンジン、ニラ、玉ねぎはクタっと柔らか。これらをまとめるタレがまた絶品! ひとことで言ってしまえば甘辛い味。しかし甘さも辛さもマイルドに混ざりあい、調和がとれている。よくある市販の焼肉のたれのような、尖った塩辛い感じはまったくない。舌にぐんぐんと染みていき、白米をかき込めば、「こってりおかず+白いご飯」のもたらす幸福感に浸れるだろう。

味の決め手は手づくりのタレ。使うときは底からお玉で掻き出すようにすくう。タレのレシピはごく一部の人間しか知らない、まさに秘伝。
店長の三浦健太郎さん。自らキッチンに立ち鍋をふるう。

「いつ来ても安心してもらえるよう、ブレない味をご提供できるようにしています」と三浦さん。「また来てくれるお客さんの期待を裏切りたくない」と言う。

大手チェーンの飲食店に負けない秘密

三浦さんの言うブレない味とは、いつ食べても同じ味のこと。“同じ味”には2種類ある。“誰が作っても同じになるチェーン店の味”と“お母さんが作るようないつもの味”。『ランチハウス ミトヤ』は後者のほう。パンチの効いたメニューが並ぶが、いつ来てもどこかほっとする味わいを堪能できる。「実家みたいな味を安心して食べたい」というお客さんもいるそうだ。

ご飯は大盛り無料。昭和のマンガのようなてんこ盛りにしてくれます。

池袋はチェーン展開する有名飲食店が多く集まっている。『ランチハウス ミトヤ』は大手資本を武器に持つ店に負けないよう、あえて駅から少し離れたところで、みんなが好きなB級グルメをお腹いっぱいに食べられることを大事にしてきた。金欠でも空腹でも「ミトヤに行けば」。そんな心の拠り所となる店だ。

住所:東京都豊島区西池袋3-30-10 久保ビル1F/営業時間:11:00~22:30LO/定休日:無/アクセス:JR・私鉄・地下鉄池袋駅から徒歩5分

構成=フリート 取材・文・撮影=宇野美香子