福岡・島本の明太子はオーラを放っている

説明しよう!こちらが『島本』の明太子だ。創業40年以上の明太子メーカー。福岡では、有名メーカーから街の小料理店まで明太子をつくる店が200以上あり、その中で日夜しのぎを削り、地元民に愛されているのだ。

みよ、この弾けんばかりのわがままボディを。

袋を開ける前から、いつも食べている明太子とはひと味違うオーラを放っている。

そのままいただくと、プチッと存在感もありながら、なめらか。北海道から取り寄せたスケトウダラの卵をひと腹ずつ手作業で加工し、着色せず味付けも最小限で、明太子本来の美味しさを引き出している。高品質な国産たらこの中から、明太子づくりに適した「真子」を使用していると聞いたら、ファンにならずにはいられない。

「とにかく食べたらわかりますから!」と言っていたのがよくわかるよ。きっと、今まで食べていた明太子は別ものだったのだ。初回はご飯や日本酒と一緒にいただいたけど、今回はアレンジ料理にチャレンジする。

切って混ぜるだけ!ワンステップでできる明太子そうめん

明太子のポテンシャルが高すぎるので、茹でたそうめんにあえるだけ!ワンステップで天国へ行けるのだ。明太子をほぐして、残った薄皮をつまみ食いする瞬間は至福のひととき。普段なら捨ててしまいそうな部分なのに、歯ざわりが良くイケる。

なんなら日本酒を煽りながら……ムフフである。

見た目も100点満点だ!

大葉や海苔をトッピングしたら完成!
バターや醤油を入れてもいいのだろうが、明太子そのものを味わいたいので、味付けは最小限にした。

よく混ぜて一口いただくと同時に、誰へ宛てたのかわからないが「天才じゃん!」と声が漏れた。美味しいものを食べるとI.Qが下がる、語彙力がなくなるというが、その典型である。

コシのあるそうめんをズルッとすすって、咀嚼するとプチッとした粒の食感とたらこの旨みが広がる。自然そのままの美味しさを引き出した明太子を使っているおかげか、繊細さを持ち合わせていて、ピリッとした辛さが日本酒のいいつまみになる。

そうなのだ。たらこスパゲティのようにご飯っぽくなるかと思いきや、完全に飲めるつまみが完成してしまったのだ。思考がゆるゆるになったせいか「明太子作った人って、天才だよね」とのセリフも口から飛び出し、もう一杯おかわりをば。

吸い込みたくなる秘密兵器、めんたいマヨネーズ

左から、ガーリックめんたいマヨネーズ、めんたいマヨネーズ。贅沢に2本づかいするぞ!

明太子すごく好きなんですけどねぇ、もう少し日持ちしてほしいな…なんて思っていたら、間違いないアイテムを見つけてしまった。早くも「明太マヨ考えた人って、天才だよね」が口から飛び出しそうになるのをこらえながら開封する。

マヨネーズに含まれるハリのある粒感が美しい。ガーリックめんたいマヨネーズと、めんたいマヨネーズ、2種類の見た目は大きく変わらないけれど、お味はどう違うのだろう。

最初はキュウリにつけていただく。マヨネーズが加わることによって、明太子単体で食べたときよりも華やかでちょっと罪深い味。酸味がまろやかで、明太子の旨みの輪郭がクッキリわかる。途中から欲が湧きたっぷりつけすぎて、キュウリを食べているというより、めんたいマヨを吸う感じに近かった。

ガーリックはしっかりと香りながらもインパクトは強すぎず、クセになる味わい。「ガーリックとプレーンのめんたいマヨを食べ比べなければ!」と交互につけてバリバリ食べていたら、キュウリ一本を食べきった。

一瞬の出来事であった。

ゆで玉子に絞るだけで、フヘヘと笑みが漏れる。個人的にキュウリはプレーンのめんたいマヨに軍配が上がったが、ゆで玉子はガーリックがおすすめだ。

ガーリックめんたいマヨは、ECサイトの紹介文に「どんなときも食べる喜びに導かれるお味」とあり、まさに!と頷きながらいただいた。プレーンのめんたいマヨは包み混む味わいなのに比べて、グイッと引力をもっている感じがするのだ。

かけるだけで味が決まる!ホットサンドにトライ

どんどんのせて、サンドするだけ!

ガーリックめんたいマヨは味の決め手になると確信したので、アレンジレシピにトライするよりない。食パンにアボカドとゆで玉子、ガーリックめんたいマヨを重ねる。

美味しく作るコツは、思う存分しぼることだ。

ホットサンドメーカーで焼き上げれば、完成!

アボカドが少しトロけて、ガーリックめんたいマヨと一体になり、「お主も悪よのぅ…」の顔になる味わいだ。けっこう多めに絞ったのに、しつこすぎずパクパク食べられる。もうこれさえあれば、なんでもうまくなる気さえしてきた。ECサイトでは、レタスチャーハンやゴーヤチャンプルーが提案されていて、欲に追い打ちをかけてくる。

 

 

明太子の沼にハマれるお取り寄せ

明太子で心を掴まれて、めんたいマヨにチャレンジしたら、愛が深まってすっかり明太子沼にハマってしまった。結論を申し上げると、明太子、めんたいマヨのどちらかが自宅にあると、いつでもご褒美に食べられるので、精神衛生上よろしい。心にいつも明太子を、というやつだ。

まずはお試しからという気持ちも重々承知なのだが、多めに買うことをおすすめする。辛子明太子は400g、めんたいマヨネーズにいたっては大サイズの5本おまとめ買いなるものがある。

明太子を食べる皆に幸あれ!

撮影・文=福井 晶