江戸時代から続く桜の名所
都内随一の桜の名所として知られる上野恩賜公園。かつて一帯は寛永寺の敷地で、寛永寺を創建した天海僧正(てんかいそうじょう)が江戸時代、奈良の吉野山から桜を移植させて境内に植えたのが始まりといわれている。以来、寛永寺は桜の名所として江戸っ子たちの評判に。しかし、戦争により上野の桜は荒廃してしまったため、1948年に上野観光連盟が1250本の桜を植栽した。これを記念して毎年開催されているのが「うえの桜まつり」だ。
現在は広大な園内に約800本の桜の木が植えられていて、期間中、毎年300万人以上が訪れる。なかでも袴腰広場から噴水池までの桜並木は、通りの両側のソメイヨシノが頭上を覆い尽くし、まさに圧巻だ。不忍池の周りでも桜が楽しめ、夜はライトアップも行われる。「実は、上野公園にはソメイヨシノ以外にもいろいろな種類の桜が咲いています。早咲きの河津桜、大寒桜に続いてソメイヨシノが咲き、そのあとも遅咲きの桜が咲くんです。ぜひ桜を探して歩いてみてください」と上野観光連盟の担当者。
花より団子!? 飲食の出店も充実!
さくらまつりの期間中に開催される「桜フェスタ」では、噴水前広場だけでなく、袴腰広場や不忍池池畔も会場になり、「日本全国美味いものエリア」と題して47都道府県のグルメ&エンターテインメントが楽しめる約85店舗が出店する。ほかにも草花市や青空骨董市、日光猿軍団による猿まわし、チャリティー似顔絵会といった多彩な催しが行われ、穏やかな春の日差しのもとで一日中楽しめる。
花見をしながら全国各地のグルメや多彩な催しが楽しめる「うえの桜まつり」。さまざまな品種の桜を探しながら広い園内を散策しよう。美術館や博物館、動物園もあるので、花見に合わせて出かけてみるのもおすすめだ。
開催概要
「第77回うえの桜まつり」
開催期間:2026年3月14日(土)~4月5日(日)
開催時間: 不忍池の桜ライトアップは17:00~22:00
会場:上野恩賜公園(東京都台東区上野公園・池之端3)
アクセス:JR・私鉄・地下鉄上野駅から徒歩3分
【問い合わせ先】
上野観光連盟☎03-3833-0030
URL:https://www.ueno.or.jp/
取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供







