ラーメンサニー
つけ麺元祖の味を守り続ける
ラーメンの神様・山岸一雄氏の教えを守るもりそばが食べられる。並盛りでも330gもある麺は、山岸氏が配合した特別な小麦粉を使用した多加水麺で、モッチリとして喉越しがいい。合わせるつけ汁は、豚のゲンコツをベースに鶏ガラや煮干し、サバ干しなどの魚介系を加える。インパクトは少ないが甘みや辛さ、酸味のバランスがいい。昔ながらの固ゆでの玉子や歯応えのいいメンマ、秘伝のタレに漬け込んだ肩ロースチャーシューなども秀逸。
『ラーメンサニー』店舗詳細
栄屋うどん店
製麺所で食べる家庭的なうどん
昭和29年創業。元々はうどん玉や天ぷらなどを販売していたが、店の奥に2つのテーブルが置かれ、店内でも食べられる。自慢のうどんは無添加にこだわった太麺で、小麦の旨味や香り、ツルツルとした喉越しを実感できる。人気の肉汁うどんは、豚肉がたっぷりと入ったつけ汁と、うどんの相性が抜群。家庭的で飽きの来ない味わいは毎日食べたい。うどんのゆで汁で割って最後の一滴まで味わおう。
『栄屋うどん店』店舗詳細
ロスオーチャー
旨・甘・辛が絶妙なるバンコクの味
「趣味程度でやるつもりだったんですけど」と頭をかくのは店主の並木勉さん。バンコク出身で、幼い時から屋台の味を知り尽くす奥様のペンナパーさんが、2010年に小さな店を始めるとすぐに評判となり、家族で営むことに。唐辛子、ニンニク、シーズニングオイルなどを調合した特製ソースで鶏の粗みじん肉を炒めたガパオは、タイ産の香り高きジャスミン米も絶妙の炊き具合で、最初は甘み、後から辛みが押し寄せる。青パパイヤで作るサラダ・ソムタムの歯触りもクセになる!
『ロスオーチャー』店舗詳細
取材・文=速志淳、佐藤さゆり(team まめ) 撮影=丸山泰、オカダタカオ、加藤昌人