かもめブックス

行くだけで楽しい神楽坂の新風

店内は元倉庫スペースも活用、奥行きアリ。左手前がカフェ。
店内は元倉庫スペースも活用、奥行きアリ。左手前がカフェ。

駅前書店の「文鳥堂」(ここもヨカった)が突然閉店。危機感を持った地元校正会社・鷗来堂の手で跡地に開店した。剛柔併せもつ独自なセレクトの本棚が目を引く。時代を見据えて本格カフェ、文具系雑貨、小ギャラリーも兼設。適度な狭さが居心地よく、クリエイティブな書店としてお客が引きも切らない。POPや本カバー、バッチまですべてスタッフの手製。書店愛ぎっしりで、通販では味わえぬ本との出合いが待っている。

今の神楽坂らしい小粋で大人な店構え。
今の神楽坂らしい小粋で大人な店構え。
地元名物『ACHO』製のプリントースト830円は絶品!
地元名物『ACHO』製のプリントースト830円は絶品!
様々な人のおすすめ本コーナーも必見。
様々な人のおすすめ本コーナーも必見。
校正の必需品、オリジナル級数表も販売とは(笑)。
校正の必需品、オリジナル級数表も販売とは(笑)。
小ぶりなれどギャラリーも併設。
小ぶりなれどギャラリーも併設。

『かもめブックス』店舗詳細

住所:東京都新宿区矢来町123/営業時間:11:00~21:00(土・日は12:00~)/定休日:水(祝の場合は営業)/アクセス:地下鉄東西線神楽坂駅から徒歩1分

アルテリア

敷居は低く本は奥深い美術古書店

国立西洋美術館で話題の建築家ル・コルビュジエ関連だけでも続々。並べきれない品も多い。
国立西洋美術館で話題の建築家ル・コルビュジエ関連だけでも続々。並べきれない品も多い。

珍しい美術古書の専門店。特定の時代にかたよることなく取りそろえているという国内外の美術書で店内はいっぱい。大学や美術館からも声がかかる本格派なれど、気軽な雰囲気で入りやすい。本来は倉庫になる予定だったので、場所はやや辺鄙だが地方から目当ての一冊を買いに来たり、一日中入り浸っていたり、様々な客が訪れるという。値段も見た目に関係なく様々。特大極厚の洋画集が2000円台でビックリした。

書棚は美術洋書の大きなサイズに合うものがなく自家製。
書棚は美術洋書の大きなサイズに合うものがなく自家製。
店主の安田章男さんはフレンドリーな方。
店主の安田章男さんはフレンドリーな方。

『アルテリア』店舗詳細

住所:東京都新宿区新小川町4-18/営業時間:11:00~19:00(土は~18:00)/定休日:水・日・祝/アクセス:JR・地下鉄飯田橋駅から徒歩6分

構成=フラップネクスト 取材・文=奥谷道草 撮影=矢巻美穂