やきとり 永ちゃん

二枚目マスター渾身のやきとりで再び千客万来

常連に愛される二枚目マスターの永ちゃんと、歌手の娘さん。

マスターの永ちゃんは、約40年前に店をオープン。繁盛店になるも、店を閉じ、数年前に再開した。「当時は遊び過ぎて店つぶしちゃったけど(笑)、50歳までにもう一度やりたくてさ」という永ちゃんが惚れ込んだのが、福島の伊達鶏(だてどり)。やきとり5本セットなら、フォアグラのごとくトロ~リ甘い白レバー、レアで焼くささみなどでその味を堪能できる。ささみチーズ揚げすらミディアムレアなのは、仕入れる伊達鶏の新鮮さゆえ!

つくねやせせり、白レバーなどが並ぶやきとり5本セット990円。新鮮だからこそ味わえる、ササミ刺身660円。梅肉ハイ440円など。

『やきとり 永ちゃん』店舗詳細

住所:東京都墨田区太平1-11-2 サンプラム1F/営業時間:17:00~22:00LO/定休日:木(祝の場合は営業)/アクセス:JR総武線・地下鉄半蔵門線錦糸町駅から徒歩8分

居酒屋いこい

味よし量よしの酒肴の数々、地下に飲んべえの笑顔咲く

ニンニク醤油が効いたホルモンとスタミナ1本各143円、北海道産とうもろこしかき揚418円など。サワー類各407円はナカとソトで分けて提供。

亀戸のある立ち飲み屋店主曰く「いこいはヤバい」。何がヤバいって、海鮮刺身盛合せ935円は築地の仲買人などから仕入れた鮮魚を5種盛り、レバカツ418円はパスポートサイズのカツが2つ鎮座と、味も量もよく、かつ異様に安いのだ。週末は予約でほぼ満席となり、店内は喧騒に包まれる。開店から10年を過ぎても常連が増え続け、ついにボトルキープが500本を突破! 瓶を置く場所がなくなり、一旦キープは受け付け中止というのも人気の証し。

全66席。週末は予約が無難。

『居酒屋いこい』店舗詳細

住所:東京都江東区亀戸5-6-21 UIW9ビルB1/営業時間:17:00~24:00/定休日:無/アクセス:JR総武線・東武亀戸線亀戸駅から徒歩2分

もつ焼わかば

朝ジメのモツの旨さと下町人情に心ほくほく

創業してから40年。地元の酔客でにぎわう。

品書きを見ればレバ刺しとハツ刺しを傍線で消した跡。そう、こちらは新鮮な豚モツが名物なのだ。レバーやカシラ、ハツなどは朝ジメのものを仕入れており、切った豚タンはまな板でまだ動くほど! 新鮮素材を名物のニンニクだれで焼いたモツ焼きはホッピーにもビールにも相性がよく、お代わりを誘う。家族経営の温かい空気で、さらに長っ尻になってしまう。隣席の好々爺が赤ら顔でひとこと、「ここは下町酒場そのものだね」。

衝撃的な柔らかさのシロ(手前)などモツ焼きの多くが1本165円。濃い緑茶で割るわかば割り407円。
優しい樺沢さん一家で切り盛り。

『もつ焼わかば』店舗詳細

住所:東京都墨田区本所4-19-9/営業時間:17:00~23:00/定休日:日・祝/アクセス:地下鉄浅草線本所吾妻橋駅から徒歩7分

居酒屋 ぢんぢん

心と体を温める家庭料理とハスキーボイス

元料亭を改装。2階はお座敷席。

縄のれんをくぐると大皿料理が並ぶカウンターの中から、順子ママの「いらっしゃいませ」というハスキーな声。直感で良店だとわかる。つまみは銚子の漁師から仕入れる鮮魚と、ママと息子さんが手掛ける家庭料理の二本柱。野菜たっぷりぎょうざは白菜やエノキなど具だくさん、4日も漬け込んだ煮卵は噛めば黄味がとろり。「洒落た料理は1個もなくて」とママは謙遜するが、錦糸町でここまで落ち着ける店は貴重!

カウンターには6~10皿の大皿料理。
野菜たっぷりぎょうざ750円(税抜)、銚子の漁師から直送のイシナギ1300円(税抜)。日本酒は髙清水や酔鯨など。

『居酒屋 ぢんぢん』店舗詳細

住所:東京都墨田区錦糸3-6-3/営業時間:18:00~23:00/定休日:日・祝/アクセス:JR総武線・地下鉄半蔵門線錦糸町駅から徒歩2分

立ち酔い 超人

コスパ抜群の立ち飲みで思う存分飲み明かそう

店が広く、グループで来るお客も多い。

ビルの1階は熟女パブ。恐る恐る2階に上ると、広々とした店内にドラム缶が並ぶ、昭和テイストの立ち飲み屋が。思いがけない気さくさで、老若男女の客が訪れる。「一見入りにくいので、とにかくコスパを良くして勝負したかったんです」とは、店主の清水則正さん。業者をリサーチし、コストダウンに努めた。なかにはにんにく漬けなど、50円の品も。注文したモツ煮込みはグツグツの鉄鍋に盛られ、大満足のボリュームだ。

手前から、いかゲソバター300円、らっきょ50円、もつ煮込み300円、生ビールは300円。発泡酒ではないところがうれしい!

『立ち酔い 超人』店舗詳細

住所:東京都江東区亀戸5-10-1亀戸ロイヤル 2F/営業時間:15:00~23:30LO(日・祝は~22:30LO)/定休日:無/アクセス:JR総武線・東武亀戸線亀戸駅から徒歩3分

立ち呑み とーど

周りに干渉されることなく自分一人で過ごしたい夜に

駅チカなので帰りにふらりと立ち寄れる。自分だけの居場所にしたい。

「お客さんには、あくまで自分の時間をゆっくり過ごしてほしいですね」とは、店主の温井敬久さん。客同士の絡み酒などなく、安心して晩酌ができるように店全体を目配りする。おすすめのとーどオリジナルハイボールは、ブラックニッカをベースに独自の調合。これに合わせるなら店で燻製したローストナッツが相性バッチリだ。一番人気の自家製チャーシューも頼みたい。しょうゆとみりんの甘辛さがくせになり、また酒が進む。

手前から自家製チャーシュー450円、ザワークラウト200円(左)、ローストナッツ300円(右)、とーどオリジナルハイボール350円。

『立ち呑み とーど』店舗詳細

住所:東京都江東区亀戸6-61-5パセット亀戸B棟 1F/営業時間:12:00~24:00LO/定休日:不定休/アクセス:JR総武線・東武亀戸線亀戸駅から徒歩1分

構成=株式会社エスティフ 取材・文=鈴木健太・高橋健太 撮影=丸毛 透・本野克佳