『くまざわ書店 豊洲店』文芸書の充実ぶりに注目あれ
平日昼はサラリーマンもよく訪れる。
ホームセンターの2階という変わった立地だけに、実用書や雑誌など、地元住民向けに徹した堅実なラインナップが揃う。その中でキラリと光るのは、店長の小川さんが直々に担当する文芸書コーナーだ。丁寧にセレクトされた良書が平積みされ、新聞各紙の書評欄で紹介された書籍が並ぶ柱に注目を。時流をつかむ良い道しるべになるはずだ。
最近増えてきた訪日観光客向けに取り揃えた、翻訳版の人気コミック。日本人にも好評だとか。
各紙の書評欄と合わせて本が並ぶ書評コーナー。
豊洲の変遷を長年見つめてきた店長の小川慎介さん。
取材時売れ筋の一冊、『わっしょい深川2023』（タウン誌深川別冊）。深川八幡祭りが丸わかりのガイドブック。地域限定！
『くまざわ書店 豊洲店』店舗詳細
住所：東京都江東区豊洲3-4-8 スーパービバホーム豊洲2F専門店街／営業時間：10:00～21:00／定休日：無／アクセス：地下鉄有楽町線・ゆりかもめ豊洲駅から徒歩2分
『有隣堂 ららぽーと豊洲店』門戸の広いゆとりの空間
フロアに上がると明るい空間が視界に広がる。
2020年オープン、明るいコンコースに位置する広い立地が特長だ。主な客層のファミリー向けに絵本や学参が充実しているが、幅広い雑誌や洋書も置かれ、思いがけない出合いに心くすぐられる。併設のカフェ＆ダイニング『Story Table』では食事や休憩も。本を買って、そのまま長居もできる、空間だけにとどまらないゆとりを感じられるはず。
子供向けの「からだ」に関する本は最近の売れ筋だそう。
人気YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」のオリジナルグッズコーナーも！
スタッフの中谷さんと児童書担当の鈴木さん。
取材時の売れ筋は、『君たちはどう生きるか』（岩波文庫）。施設内の映画館からそのまま買いに来る人も！
『有隣堂 ららぽーと豊洲店』店舗詳細
住所：東京都江東区豊洲2-2-1 ベイサイドクロスタワー2F／営業時間：10:00～21:00（カフェは20:30LO）／定休日：無／アクセス：地下鉄有楽町線・ゆりかもめ豊洲駅から徒歩3分
取材・文・撮影＝吉岡百合子（『散歩の達人』編集部）
『散歩の達人』2023年9月号より
