老中国菜 知味斎

ハレの日に出かけたい中華の名店

手前から海老と黄ニラのスティック春巻き2本540円、季節野菜彩々天然塩炒め1700円、特別メニュー:仔羊背肉と四川唐辛子の香菜炒め。

先代から店を引き継ぎ、リニューアル。火柱を上げながら鍋を振るう厨房の様子を小窓から垣間見られ、ワクワク感が抑えられない。運ばれてきたのは柏の農家から仕入れるチンゲン菜など、季節野菜が満載の天然塩炒め。歯触りシャキシャキで、 奥深い野菜の香味が複雑に絡み合い、舌の上で広がっていく。上品な香りを放つ海老と黄ニラの春巻きや、四川唐辛子が味を引き立てるやわらかな仔羊背肉など、本格中華がめくるめく。

店主・木村さんは中華の達人。
今の場所に移転して4年半、落ち着いた風情だ。
農家7名の下で栽培を習得したチンゲン菜専門農家の石山英樹さん。利根川水系の近くのハウスで通年栽培する。
住所:千葉県柏市柏3-9-20エクセラ・モン・ピエース1F/営業時間:11:30〜14:30・17:00〜21:00/定休日:水/アクセス:JR常磐線・東武アーバンパークライン柏駅から徒歩5分

中国料理 知味隆

気張らぬ風情で味わう本格中華

手前から、石山さんから仕入れたチンゲン菜のズワイ蟹あんかけ1200円、黒酢の酢豚1200円、爽やかな辛味が絡む酸辣(スワンラー)麺880円。

店主の古橋隆一さんは、『知味斎』本店・支店の料理長を歴任した後、2017年5月に店を構えた。中国野菜の醍醐味を味わうなら蟹あんかけを。中国料理はコースに一品、野菜が主役の皿があり、「チンゲン菜は形が個性的で、絵になるんです」と、先述の知味斎に卸している石山さんのチンゲン菜を軽く油通ししてツヤを出し、スープで炊く。歯触りとほろ苦さが絶妙で、蟹あんが包むようにとろりとまろやか。手間を惜しまぬ本格派が気安く楽しめる。

「小笹さんは人を育てる、教育熱心な方でした」と『知味斎』の先代を懐かしむ、古橋さん。
カウンターや小上がり席もあり、家族で通う常連も少なくない。
住所:千葉県柏市高田617−4/営業時間:11:00〜14:30・17:00〜20:30/定休日:火/アクセス:JR常磐線・東武アーバンパークライン柏駅から市内循環バス10分の「熊野神社」下車すぐ

ChineseBar&Restaurant 漸

路地裏に潜む中華バルでくつろぐ

手前から、くうしんさいにんにく炒め(夏場のみ)880円、漸名物うに、いくら、きのこの土鍋ごはん1540円。中国酒カクテルのジャスミンモヒート660円。

路地裏に隠れる店は、2017年5月に開店。店主の岡崎康則さんは「『知味斎』の総菜工房だった所なんです」と、中華の基礎を学んだ修業先に縁を感じたそう。畑仕事で会得した目利き力で、農産物直売所などで生きのいい野菜を見つけている。さっと油通しして、リズミカルに鍋であおる空芯菜は、小気味よい歯触りと旨味が酒のアテに抜群。また、イクラの紹興酒漬けをのせた土鍋ごはんやカクテルなど、中国酒の使い方も新鮮だ。

「手に入るときは柏産を使います」と、岡崎さん。空芯菜は最近じゃ、通年手に入るそうだ。
路地裏の隠れ家。お酒を飲みながらゆったり過ごせる空間だ。
住所:千葉県柏市柏6-7-8オーキスビル1F/営業時間:11:30〜14:00・18:00〜23:00/定休日:火/アクセス:JR常磐線・東武アーバンパークライン柏駅から徒歩13分

構成=フラップネクスト 取材・文=佐藤さゆり(teamまめ) 撮影=井上洋平、高野尚人
『散歩の達人』2017年10月号より

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