散歩の達人2020年8月号の第2特集では100本のサンゴ―缶酒を紹介。

2020年6月23日。
大量の缶酒を共用冷蔵庫の野菜室一杯に詰め込む担当編集・佐藤七海の姿があった。野菜室だけでは入りきらず、冷蔵庫の隙間という隙間に缶酒を突っ込んでいく。
総務部のお姉さまの白い目にさらされても怯まない。すべては缶酒たちのポテンシャルを平等に引き出すためである。

登場人物紹介

たこ焼きさん(左):前職がたこ焼き職人という経歴を持つライター・高橋健太。「タダ酒が飲める」という甘言に乗せられノコノコやってきたところで、いきなりたこ焼きヘッドを被せられた。1日目と3日目担当。好きな酒はウイスキーと日本酒。 

たい焼きさん(右):本企画の言い出しっぺで担当編集・佐藤七海。その立場上、4日間ある試飲会全てに参加するという苦行を自らに課した、ある意味プロ根性の塊のような人。好きな酒はビール今日は1日目ということで、万全のコンディションで臨む!

つまみとヘパリーゼを用意して、準備万端の試飲会

たい焼き

さあ、初日から20本以上あるので、さくさく進めていきましょうおつまみもしっかり用意しましたよ! じゃん! 

意気揚々と集めたおつまみの数々。
たこ焼き

おお生ハムやソーセージもあって華やかですね!

たい焼き

今回の「チューハイ&サワー」は果物系が多いで、ハムメロンみたいに好相性な組み合わせを発見できるかと思って。 

たこ焼き

マリアージュ的な? 

たい焼き

そう、マリアージュ的な。 

たい焼き

そして、これは欠かせないですよね。 

たこ焼き

気が利いているなあ。

いざ、試飲会スタート。変わり種から注ぎ始める

たい焼き

さて、まず何から試飲いきましょうか? 

たこ焼き

あの辺の、派手なパッケージのやつらがいいっス。得体の知れないやつって、先に片付けておきたくないですか? 

たい焼き

当たり外れありそうですもね。最後にがっかりしたら、嫌だもなあ。 

左からサッポロ ネクターサワー151円、オエノン パインアメサワー176円、オエノン シゲキックスチューハイ176円、ZIMA パンクレモネード157円。
たこ焼き

あれ? パインアメサワーって黄色じゃないんだ。 

 

たい焼き

本当ですね。味も少し予想外で、もっと甘ったるいかと思いきや、水みたいにさらさらでさっぱり。でも、パインアメの味はしますね。 

たこ焼き

それと比べると、シゲキックスサワーが名前に反して刺激が少ない気がするなあ。もっと酸っぱいかと思ったのに。ZIMAはラズベリーの風味が酸味あって気持ちいいかも。でも、やっぱりお菓子っぽい 

たい焼き

ネクターは完成度高いですね! お酒じゃないやつと遜色ない、濃厚でトロトロの口当たりです。ただ、もはやジュースのネクターと何が違うだかわからないです(笑) 

果汁感が決め手の果物系は豊作揃い

左からオリオン WATTA パッションフルーツ206円、林兼太郎商店 鳥取県産 二十世紀梨チューハイ151円、FUJIMARU ぶどうチューハイ85円、ふくれん 福岡県産 博多あまおうチューハイ140円。
たこ焼き

おっ、あまおうチューハイうまい! イチゴの香りと味わいがしっかり出ていますよ。しっかりあまおうしてる!  

たい焼き

二十世紀梨チューハイも上品ですっきりしていますよ。これこそ、生ハムに合いそう。 

たこ焼き

このぶどうチューハイって、たしか大阪のワイナリー「フジマル醸造所」が監修した、国産ブドウを使っているですよね。ロゼワインみたい。あまおうと共に、食前酒向きかも? 

たい焼き

その一方でWATTAはパッションフルーツは控えめな風味ですね。さっぱりしているけど、果汁感はないから何度も飲むような中毒性はないかなあ。

左から北海道麦酒醸造 余市りんごのほっぺ チューハイ195円、神酒連 湘南ゴールドサワー157円、富永貿易 素滴しぼり 果汁100%チューハイ 白ぶどう176円、合同酒精 愛媛県産いよかんのチューハイ157円。
たこ焼き

お! 素滴しぼり! ブドウ果汁100%の実力を見せてもらおうか!

たい焼き

たこ焼きさん、だいぶゴキゲンになってきましたね。 

たこ焼き

あっま!

たい焼き

本当に! 口のまわりに砂糖付いたみたい。でも、後味はかなりさっぱりしていますね。 

たこ焼き

ん? 果汁15%のりんごのほっぺの方が果汁感ある気がしますよ。

たい焼き

そんなことあるわけ……あれ、本当ですね。不思議。 

たこ焼き

いよかんサワーも素滴しぼりと同じで、後味すっきりの「先行逃げ切り型」っすね。湘南ゴールドは、まるでスポーツドリンクみたい 

たい焼き

これはこれで、飲みやすくて危ないやつですね。 

缶酒サワー定番の、氷結®ゾーンへ

左からキリン 氷結®ミックススパークリング 和柑橘ミックス(ファミリーマート限定)121円、キリン 氷結®レモフル121円、キリン 旅する氷結®ヨーグルモサワー121円、キリン 氷結®アイスの実121円。
たこ焼き

うっへえ……実は氷結®って悪酔いした記憶があって、苦手なですよね。 

たい焼き

今日はすでにチャンポンだから氷結®だけのせいにできないでしょ。あ、でもアイスの実、おいしいですよ。そのまんまだとインパクト薄いけど、アイスの実と合わせて本領発揮! レモフルも、果汁感あってハマります 

たこ焼き

それより、旅する氷結®飲みました? サントリーニ島のヨーグルトの味を再現しているらしいですけど、果汁0.3%でこの甘みは、やべえっすわ。 

たい焼き

同じキリンの「世界のkitchenから」シリーズにありそうな味ですね! 

たこ焼き

これだけ甘いのに、色が透明なのも不思議なだよな……。

たい焼き

それ、たこ焼きさんが時代に取り残されてるだけなんじゃ…。

キリン 本搾り™ グレープフルーツ155円、セブンプレミアム PREMIUM BAR 華やかレモン128円、氷結®ミックススパークリング、氷結®レモフル155円。
たい焼き

あと、本誌には入れていないですけど、この本搾りがおいしいってカメラマンさんから聞いたですよ~。 

たこ焼き

おお! すごい果汁感! 今日一番かも。 

たい焼き

果汁28%なですよね。さっきの素滴しぼりの例といい、果汁の割合と風味は比例しないのかもしれませんね。 

ほっと一息、梅酒と樽ハイへ

左からアサヒ 樽ハイ倶楽部 大人のサワー155円、サッポロ 男梅サワー151円、チョーヤ THE CHOYA 梅干しプレッソ198円、チョーヤ THE CHOYA 梅プレッソ198円。
たこ焼き

おっ、ここへ来て梅酒ですか。CHOYAは赤白2種類あるですね。

たい焼き

赤が梅干し、白が青梅。それぞれを梅酒と一緒にプレスしているだそうですよ。これはどっちも飲んでみたい!と思って両方買ってしまいました。 

たこ焼き

白はフルーティっすね! 梅っぽさすごく出てます。赤はどっちかというとスッキリしてる。どちらも香りがすごくいいなあ。 

たい焼き

このふたつを飲んだあとだと、男梅サワーは梅というよりシソの味、って感じがしますね。いや、おいしいですけど。 

たこ焼き

ここに入ってくる樽ハイ倶楽部、パッケージのダサさよ。

たい焼き

ちょっと、侮らないでもらえます? 無味無臭かと思わせといて、最初のひと口が甘く、ほのかに柑橘が香るです。私の一押しなですから! 

たこ焼き

ああ、確かに。結局こういうシンプルなのに落ち着くだよなあ。中毒性高い。 

生ハムとのマリアージュも検証

左からライフ Secoma 北海道メロンサワー173円(ライフ限定)、サッポロ 和製サングリア 白ワインと清見みかん162円(イオングループ限定)、ネクターサワー、アサヒ 贅沢搾りパッションフルーツとマンゴー缶155円。
たこ焼き

メロンサワーとか、ちゃんとあるですね。 

たい焼き

生ハムと言ったらメロンですからね。あ、普通においしい。て、言うか普通に生ハムメロン(笑) 

たこ焼き

こっちの白ワインと清見みかんもさっぱりしてて、生ハムに合いますよ。なんかシャンパングラスとかに入れたいなあ。 

たい焼き

ネクターと贅沢搾りは生ハムと合わせるの微妙かも? 悪くはないけど、マリアージュって感じでもないですねえ。 

たこ焼き

あっ、あれ試したい! あまおう。絶対合うと思う! 

たこ焼き

うっま! 

たい焼き

本当だ! フレンチレストランとかで出てきそう! 

たこ焼き

こいつや! 生ハムマリアージュ対決はこいつが優勝や!

たい焼き

そういう趣旨じゃないです。 

本日のまとめ

たい焼き

いやあ~、飲みましたねえ。結構豊作だったんじゃないですか?  

たこ焼き

おいしかった! 特にあまおうがかなりインパクトあったなあ。ただ、氷結®はやっぱり苦手っすわ。 

たい焼き

トラウマは払しょくできなかったですか(笑) 

合間合間に新たなフレーバーを探求し始めるたこ焼きさん。悪酔いのトラウマは氷結®のせいではなさそうだ。
たこ焼き

声を大にして言いたい。透明なのに甘い酒は危険であると! て、言うか、今日まだ1日目だけど結構酔いましたよね。たい焼きさん、4日連続でしょ? 大丈夫なんすか? 

たい焼き

担当編集たる者、酒の企画で飲まれるわけにはいかないです! 心配無用で! 

たこ焼き

おお、頼もしいなあ。明日もがんばってくださいね。 

ああでもない、こうでもないとくだを巻きながら勝手気ままな品評をしていたたこ焼き&たい焼きコンビ。4回にわたる試飲会は、まだ始まったばかりだ! 次回に続く! 

 *掲載されている商品の表示価格は編集部調べ(2020年6月時点)です。期間限定の商品など、販売終了となっている可能性がありますので、ご了承ください。 

4日間で140本を飲む試飲会の初日を無事に終え、調子の出てきた2日目。本日はたこ焼きさんのバトンを受け継ぎ、大酒飲みのビールさんが登場! 前半戦、対峙する缶酒は発泡酒・第三のビールだ。一番飲まれている缶酒のカテゴリなので、舌と肝臓をかけてアリかナシかを徹底討論! 後半戦は缶酒界随一のジャンクカテゴリー、ストロング系との対峙へ――無事生還なるか。

文・構成=高橋健太 撮影=佐藤七海 ・星野洋一郎(編集部)