読者の皆様、宿泊・観光施設関係の皆様、旅行代理店、そのほかすべての旅に関係する皆様、外出も営業もままならず苦しい状況が続いているかと思います。心からお見舞い申し上げます。

日本だけでなく世界で広がっている新型コロナウイルス感染症。これまで出合ったことのない事態が次々と起きています。さまざまな不安やとまどい、ときには恐怖すら感じます。

旅とは、当たり前に享受していた普段の生活があってできるもの、だからこそ旅ができることのありがたさ、大切さを改めて感じています。

残念ながら私たちが現在のような事態を、旅や観光という方法で解決することはできません。この感染症が終息するまでは、できるだけ家にいる、ただそれだけです。だから今、旅に出てくださいとは言いません。自由に外出できるようになったとき、思いきり見たいものを見て、体験したいことを体験し、食べたいものを食べに行ってほしいと思っています。

私たちはそのときのための本を作り続けます。

編集長 五十嵐匡一

……もちろん散歩もこの状況を解決することはできません。でも未来のために作り続けます。今、情報誌の思いは、おおむねどこも同じではないでしょうか。

手前に味噌で……すいません。(撮影協力=星野洋一郎)
手前に味噌で……すいません。(撮影協力=星野洋一郎)

ちなみに散歩の達人の表明文はこうです(4/11配信)