カメラの機能を使用した作例
切り花を買ってきて、PENTAX K-1で撮影しました。春の花のカラフルさをより引き立てたくて、背景を白や黒ではなくて水色にしました。
カメラを三脚で固定し、フィルターの設定を変えて、シャッターを切っていきました。
メニューから「デジタルフィルター」を選択します。メーカーによって名称や内容が変わりますが、PENTAXには「色抽出」「色の置換え」「トイカメラ」「レトロ」「ハイコントラスト」「ハードモノクローム」などのフィルターがあります。
ちなみにこの写真のフィルターは「ハードモノクローム」です。通常のモノクロよりもコントラストが高いのが特徴です。
本題の「色抽出」を選びます。詳細設定でカラーにしたい色(赤、マゼンタ、青、シアン、緑、黄色)と、その分量を選びます。
まず最初に青のみ抜き出しました。背景色だけ残っていて花がモノクロになっているので、どんな花なのかと想像力が掻き立てられますね。
次は赤とマゼンタの2色を抽出したので、ピンクと紫の花びらが印象的になりました。
最後は黄色と緑を抽出したものです。
残念だったのは、薄紫の花びらの、光の加減でオレンジに見える部分も一緒に抽出されてしまったことです。
あいまいな部分の色の調整は、カメラの機能だけでは難しいことが分かりました。
画像加工ソフトを使用した作例
家の中で撮影できるものを探して、マニキュアとドライフラワーを見つけました。こちらはPhotoshopで加工するので、スタイリングしていくつか撮ったものから1枚選びました。
こちらが元の写真です。
彩度を下げてモノクロにしたものです。手の部分が、何なのか分かりにくいです。
マニキュアの色だけカラーにしてみました。化粧品のCMみたいじゃないですか?(笑)
黄色も追加してみましたが、ここでは真っ赤なバラの方が良かったですね。
モデルさんに真っ赤なリップとマニキュアをつけてもらってパートカラーにするとおしゃれな写真になりそうです!
まとめ
普通の撮り方に飽きたら、パートカラーで遊んでみるのも楽しいですよ。
スマホの写真アプリでも作れますので、パートカラーを知らなかった方はチャレンジしてみてください!
取材・文・撮影=カメラガールズ編集部