よさこいの多様性を体感できる

池袋駅西口周辺で毎年秋に開催されるイベント「ふくろ祭り」。その中のひとつのコンテンツとして2000年に「東京よさこい」が誕生した。当時流行りのよさこいをイベントに取り入れたところ数多くの団体が集まったこともあり、日程を9月と10月の2部制に。9月には池袋御嶽神社の例大祭に合わせて第一部「御輿(みこし)の祭典」が、10月には第二部としてよさこいを中心とした「踊りの祭典」が行われている。

前夜祭と位置づけられる10月10日(土)はよさこい以外にもさまざまな踊りが披露され、本祭の11日(日)にはふくろ祭りの締めくくりとして「東京よさこいコンテスト」が行われる。北は北海道から南は高知まで全107チームが参加する都内最大級のコンテストで、街の各所で華やかな演舞が繰り広げられる。「よさこいは衣装も振り付けもチームによってさまざまですし、楽曲もオリジナリティあふれるものが多いのが魅力」と話すのはふくろ祭り協議会の前原さん。また東京よさこいでは、よさこいの二大スタイルといわれる、高知県を本場とする伝統的なよさこいと、北海道のソーラン節と組み合わせた「YOSAKOIソーラン」の両方を観覧できる。

会場ごとに異なる雰囲気を味わおう!

会場は池袋駅西口周辺の6カ所に加え、大塚・巣鴨を含む全8カ所。メイン開催地となる池袋では6つの会場が徒歩10分圏内に密集しているため、街を回遊しながら各会場での演舞を楽しむことができる。「会場ごとに雰囲気が異なるので、いろんな会場に足を運んでみてください。同じ踊りでも会場ごとに見せ方が異なり楽しみ方も広がると思います。推しチームを見つけるのもおすすめ」(前原さん)。

また一般的によさこいシーズンは5~11月といわれ、一年間を通して同じ踊りを踊り続けるため、10月の東京よさこいではどのチームも仕上がった状態の作品が見られるという。「大学生チームは3年生の秋で引退することもあり、この東京よさこいを引退イベントとして設定しているチームもあります。コンテスト後のエキシビションでは大学生チームのみが出演する時間もあるので、彼らの集大成を現地で見届けてもらえれば」と前原さん。踊り手たちの熱量もまたよさこいの魅力。秋空の下、エネルギッシュなよさこいを見て元気をもらおう。

個性豊かなチームによるダイナミックで迫力ある流し踊りが楽しめる。
個性豊かなチームによるダイナミックで迫力ある流し踊りが楽しめる。

開催概要

「第27回東京よこさい」

開催期間:2026年10月10日(土)・11日(日)
開催時間:10:30~20:00
会場:池袋駅西口駅前ほか(東京都豊島区)
アクセス:JR・私鉄・地下鉄池袋駅からすぐ

【問い合わせ先】
ふくろ祭り協議会 [email protected]
URL:https://tokyo-yosakoi.jp/

 

取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供