大正時代から人気の桜の名所
約1kmにわたる堤の上に約1000本のソメイヨシノが咲く権現堂桜堤。堤の下には約2.4haの菜の花畑も作付けされ、桜と菜の花と青空の美しいコントラストを一目見ようと県内外から多くの人が訪れる。「堤の上には1段、2段、3段と段差があり、それぞれの段に桜が咲いているので、厚みのある桜を楽しめますよ」と幸手市観光協会。
大正9年(1920)に堤の延長約6kmに植栽された3000本のソメイヨシノが育ったころ、それを記念して桜まつりが開催された。ところが戦後、燃料として使うために伐採されてしまったため、改めて1949年に約1kmの堤の上に約3000本のソメイヨシノが植栽された。その中で約1000本が今も残り、私たちは2代目の桜を目にしている。近年は映画の舞台になるなど、話題のスポットとして人気を博している。
夜桜のライトアップや露店の出店も!
期間中は夕方から桜堤ライトアップが行われるほか、数多くの露店なども出てにぎやか。「日没から22時まで行われる桜堤ライトアップは昼間の桜とは色が異なって見えて、とても幻想的です」(幸手市観光協会)。露店は約100軒出るほかキッチンカーの出店もあり、さまざまな屋台グルメを味わえるのもお楽しみ。幸手市観光協会の物販コーナーでは日本酒やだんご、弁当なども販売されるので、その場で食べるのもよし、桜まつりのおみやげに持ち帰るのもよしだ。
さらに、2026年は菜の花畑の中に展望台を新たに設置する。以前では見られなかった景色を楽しめるとあって注目だ。ほかにも桜と菜の花をテーマにした俳句コンテストや写真コンクールも行われるので、奮って参加してみよう。
「1km続く桜のトンネルと堤の下の菜の花畑の織りなす景色は、写真では伝えきれない美しさがあるので、春の柔らかな日差しの中を歩いてみてください。土日には臨時駐車場も用意しておりますので、時間に余裕をもってお越しください」と幸手市観光協会。心躍るような春の絶景を現地で楽しんでみては。
開催概要
「第93回幸手桜まつり」
開催期間:2026年3月27日(金)~4月12日(日)
開催時間: 桜堤ライトアップは日没~22:00
会場:森田鉄工所 権現堂桜堤 Mirai Park(埼玉県幸手市内国府間887-3)
アクセス:東武鉄道日光線幸手駅からバス「権現堂入口」すぐ
【問い合わせ先】
幸手市観光協会☎0480-43-1111
URL:https://www.satte-k.com/event/sakura/
取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供







