好きな和傘を選んで園内を散策! どれにしようか迷うのも楽しい
日差しの強い夏の期間、9つの都立庭園で和傘を無料で貸し出す、風情あふれる企画が開催されている。
都立庭園は、『浜離宮恩賜庭園』(中央区)、『旧芝離宮恩賜庭園』(港区)、『小石川後楽園』『六義園』(文京区)、『旧岩崎邸庭園』(台東区)、『向島百花園』(墨田区)、『清澄庭園』(江東区)、『旧古河庭園』(北区)、『殿ヶ谷戸庭園』(国分寺市)の9つ。各庭園で、色や柄もさまざまな和傘を散策の際に貸し出してくれる。和傘と一緒に、ぜひ記念撮影も楽しみたい。
それぞれの庭園で趣や借景が違うため、いくつかめぐりながらその庭園ならではのベストショットを狙えるのがユニークだ。
例えば『向島百花園』では、スカイツリーをバックに撮影したり、『六義園』で広い池を背景にしてみたり、夏の庭園で美しい緑と色鮮やかな和傘とのコントラストを楽しめる。
東京都公園協会の文化財庭園係の仁科さんは、「夏の庭園は、空や池の青と草木の緑のコラボレーションがとても美しい季節です。和傘の貸し出しは、そんな夏の庭園に足を運んでいただくため、暑さ対策として行っております。お好みの色・デザインの和傘をお選びいただき、来園の記念にぜひ、素敵な写真を撮影ください。撮影の際は園路を塞がぬよう長時間はご遠慮ください」と、楽しみ方を伝授してくれた。ぜひマナーを守って楽しみたい。
広報担当者のおすすめ庭園スポット厳選2カ所はここ
東京都公園協会 文化財庭園係の仁科さんと杉山さんがおすすめする庭園のスポット2カ所を紹介。
「1つ目は、『旧芝離宮恩賜庭園』の雪見灯籠周辺。雪見灯籠と西湖の堤と一緒に撮影できます。『旧芝離宮恩賜庭園』は今年で開園100周年! 秋以降もイベントを企画しています。2つ目は、『清澄庭園』の磯渡り。大泉水にたたずむ『涼亭』を背景に素敵な写真が撮影できます」とのこと。
和傘を選んで、撮影スポット探しも心ときめく庭園めぐり。真夏の日差しから守ってくれる和傘を味方に、夏の庭園を歩いてみてはいかがだろう。
利用方法
各庭園の入り口付近に設置されている和傘を借りて散策し、帰りに傘立てに戻す。
※和傘の貸し出しは晴天時のみ。
※貸し出し状況により期間中でも利用できない場合あり。
開催概要
都立9庭園「和傘で庭園めぐり」
開催期間:2024年7月13日(土)~9月16日(月・祝)
開催時間:9:00~17:00(入園は~16:30)、
《早朝開園》8:00~17:00(入園は~16:30)
小石川後楽園:7月12日(金)~15日(月・祝)、7月19日(金)~21日(日)
浜離宮恩賜庭園:9月15日(日)・16日(月・祝)
《開園時間延長》
向島百花園:8月22日(木)~25日(日)、9月16日(月・祝)~18日(水)
会場:都立9庭園( 浜離宮恩賜庭園・旧芝離宮恩賜庭園・小石川後楽園・六義園・旧岩崎邸庭園・向島百花園・清澄庭園・旧古河庭園・殿ヶ谷戸庭園)
アクセス: 各庭園で異なる
入園料:各庭園で異なる
【問い合わせ先】
公式HP https://www.tokyo-park.or.jp/event_search/event_24.html
取材・文=前田真紀 画像提供=東京都公園協会