交通の要衝としてのシンボル的スポット。デジタルサイネージ 「モノリス」

2020年、東京駅の新たなシンボルとして改札内地下1階に登場したイベントスペース「スクエア ゼロ」。新幹線をはじめ、東海道線、中央線など鉄道路線の起点「0キロ標識」(通称ゼロキロポスト)がここ東京駅に多数あることから名づけられたという。

この新しいスポットは、地下1階と1階をつなぐエスカレーターのある吹き抜け空間にあり、高さ6.9mある3基の大型デジタルサイネージ「モノリス」が目印。隣接するイベントスペースと合わせて、47都道府県の魅力をフェアや物産展、体験イベントなどを通して発信。モノリスに映し出される映像は、四季折々の日本の美しい情景を視覚で伝え、行き交う人々の目を和ませている。

ゼロキロポストも展示「スクエア ゼロ 待合スペース」

0の時計。
0の時計。

「スクエア ゼロ」には待ち合わせ場所としての機能も備え、近くにはベンチが並んだ広い待合スペースも。イベントのない日にはイベントスペースにも椅子が増設される。座って待てるのもうれしい。

スクエア ゼロの待合スペースには時計があり、見上げると、文字盤の数字がすべて「0」!

一画に鉄道関連のミニギャラリーもあり、鉄道ファンにはたまらない、東京駅駅名標やブルートレインの模型、寝台特急「あさかぜ」「富士」「さくら」のヘッドマーク、山手線0キロポストのレプリカなどが展示されている。待ち合わせの間にしばし展示品を眺めて東京駅の歴史を感じてみては。スマホの充電スポットも完備。

スクエア ゼロギャラリー。
スクエア ゼロギャラリー。
充電スポット。
充電スポット。

今も昔も待ち合わせスポットの定番「銀の鈴」

地下中央通路・グランスタ東京 銀の鈴エリアにある待ち合わせ場所。ぶらさがる大きな銀の鈴が目印だ。現在で4代目の鈴には、イルカのモチーフがあしらわれている。毎時0分に鈴の音をイメージしたメロディーが鳴り響く。

新幹線北のりかえ口付近の女性の像「仲間の像」

八重洲方面の改札を利用する方におすすめは、9、10番線の東海道線ホームへの階段や新幹線北のりかえ口付近にある、3人の女性の像。広島出身の彫刻家・圓鍔勝三氏による1953年に製作された木彫作品。改札内にある数少ないアート作品だ。

駅舎ドームのポストが目印!「東京駅赤レンガ駅舎型ポスト」

丸の内方面の改札を利用する方におすすめは、丸の内中央口付近にある駅舎ドームのモニュメントを乗せたポスト。左側に郵便物を投函すると、東京駅と東京中央郵便局の絵柄の風景印が押印される。旅の記念にも!

MOOK『散歩の達人 東京駅~丸の内・八重洲・大手町・有楽町・日本橋~』 より