三鷹市星と森と絵本の家[三鷹]

自由に絵本と向き合える至福の家

天文学に関するテーマ展示を行う絵本展示室。

ただの絵本展示施設ではない。場所は国立天文台の森の中。建物は大正時代に天文台職員が住んだ日本家屋の官舎を保存活用。居間や客間や台所だった各部屋に時事や季節に応じて選んだ絵本が常時2500冊以上配される。分類は、星、地球、森などと独自の6ジャンルに分かれ、直観的で選びやすい。自由に動き回りくつろげるようにと、あえて荷物は持ち込み不可に。座り込んだり寝転んだり、思い思いに絵本と向き合える至福の空間なのだ。

展示に合わせて楽しいしかけが方々に。これは時間の経過で物事が変化していることを感じるスロット。
かつて客間と次の間だった和室では昔のおもちゃが置いてある。
竹馬や輪回しなどの昔遊びもできる庭。

『三鷹市星と森と絵本の家』店舗詳細

住所:東京都三鷹市大沢2-21-3 国立天文台内/営業時間:10:00~17:00/定休日:火/アクセス:JR中央線武蔵境駅から小田急バス「狛江駅北口」行き約15分の「天文台裏」下車1分

移動図書館ひまわり号[三鷹市]

3000冊載せてご近所まで!

写真は勤続15年の4代目。現在は新車両の5代目が運行中。

1969年、市内に1館しかなかった図書館のサービスを市民に広く届けたいと運行開始。1台のひまわり号で市境を中心に18カ所を2週間で巡回する。長さ7mの特注車には、車内はもちろん、外側も羽のように開き、本がぎっしり。一般書、児童書、婦人雑誌など一通り揃い、搭載は3000冊以上。「雨の日も雪の日も休みません。楽しみに待ってる方がいますから」と担当職員さん。市内全館から本を取り寄せられるのも便利だ。

車内にはパソコンを2台常備。予約や検索もできる。

『移動図書館ひまわり号』店舗詳細

/営業時間:隔週火曜の13:30~16:00開館(三鷹台児童公園)

アジア・アフリカ図書館[三鷹]

マニアック図書館で異文化を吸収

辞書の棚にはエジプトの象形文字の辞書など、珍しい辞書も。

語学専門学校を経営するアジア・アフリカ文化財団が1958年に開館した専門図書館。2013年のリニューアルで一般にも広く開かれるように。蔵書は、中国の文化人郭沫若(かくまつじゃく)の文庫の貴重な資料を含め、各国からの寄贈や地道な選書による原書と和書が約2万冊! 語学、旅行ガイド、歴史、経済、文学、芸術、食文化などと幅広く分類される。「何が書いてあるかわからなくてもページをめくれば、異文化に触れられる。言葉と異文化の博物館のようですよね」と館長の篠原昭雄さん。閲覧は自由(貸し出しには利用登録などが必要)。

毛沢東選書も中国のお笑いの本も、どんなジャンルも一緒くた。
「最近はミャンマーの本が人気」と、篠原館長(左)と司書の佐藤さん。

『アジア・アフリカ図書館』店舗詳細

住所:東京都三鷹市新川5-14-16/営業時間:12:00~17:00(土・日は9:30~)/定休日:月・木・祝・第3水/アクセス:JR中央線三鷹駅から小田急バス「仙川」行き約20分の「アジア・アフリカ語学院前」下車3分

取材・文=下里康子 撮影=山出高士