第1問
ヒント
正解は……中野サンモール商店街(中野区中野)
JR中野駅前から北に向かってまっすぐに延びるこの通りは、突き当たりに「中野ブロードウェイ」が待ち構えている商店街。全長約224mで、100軒を超える店舗がある。道幅はそれほど広くないが、高さもあって明るく、常ににぎわっていて人通りも多い印象だ。屋根の部分は先の尖ったドーム型と呼ぶべきか、アーモンドのような形。上下に波打っている造形がおしゃれだ。
ヒントは、各店の看板が太陽のモチーフになっているところ。さらに拡大してみれば、店名の下に「サンモール」とあるのが決定的! 商店街の名前が「サンモール」ならばそれ即ち中野だとわかった方は見事だ。
ちなみに「サンモール」と名のつく商店街は「サンモール大塚商店街」が大塚にもある。こちらはアーケードではないが、駅に近い入り口には天祖神社の鳥居が立っている。また、範囲を全国に広げれば「サンモール」、アーケード好きならばご存じであろう仙台の「サンモール一番町商店街」がある。仙台中心部に複数あるアーケードのひとつで、東北初のアーケード街として長い歴史を持ち、広々として規模も大きい。
少し横から見ると、波打っている形がよりわかりやすい。
中野駅北口の改札を出てすぐ。駅から屋根がつながっている。
第2問
ヒント
正解は……十条銀座商店街(北区十条)
十条駅北口から延びる約400mの商店街で、2025年12月時点では174店舗が加盟。戸越銀座や砂町銀座とあわせて東京三大商店街の一つといわれている。メンチカツやチキンボールが店頭に山盛りになっている精肉店や総菜店が有名だ。
ゆるやかなアーチを描くかまぼこ型のアーケードは、屋根を支えるように連なる円筒形のラインが印象的。写真左に写り込んでいる青果点『信刕屋(しんしゅうや)』や、拡大すると見えてくる商店街公式キャラクター・キタニャンを知っていればすぐに当てられるはずだが、それを知らない場合は難易度が高かったかもしれない。写真は十条駅前の入り口から入ってすぐの場所から北方面を撮ったもので、じわりと右にカーブした道がヒントといえばヒントだ。
十条駅ロータリー前の商店街入り口。
第3問
ヒント
正解は……蒲田西口商店街サンライズ(大田区西蒲田)
JR蒲田駅西口を出ると目につく、大きな太陽モチーフの門。それがまさに、蒲田西口商店街サンライズの入り口だ。出題写真を撮影したのが朝9時半ごろで、まだシャッターが閉まっている店も多いのだがご容赦いただきたい。
特徴はなんといっても、屋根を覆う明るい黄色のルーバー。これがあるだけで随分と印象が違うことに驚く。もしかしたら、サンライズという名前から朝焼けをイメージしたデザインなのかもしれない。ちなみに、正解の前のヒントが「駅の西口にある」というイマイチ情報量の少ない内容だったのは、サンライズ=東というイメージのせいで若干混乱した筆者の思い出があるからでした。
また、蒲田駅西口には「サンライズ」と並んでもうひとつのアーケード商店街「サンロード」がある。「サンライズ」のアーケード完成が1977年に対して「サンロード」は1965年と10年以上先輩だ。
JR蒲田駅西口を出ると、ロータリーの向こう側にこれがどどんと待ち構えている。
「サンライズ」と比べると若干道幅が狭く探検気分になれる「サンロード」。
「サンロード」の入り口にも立派な太陽!
第4問
ヒント
正解は……浅草新仲見世商店街(台東区浅草)
浅草寺の参道である仲見世商店街と直角に交わる形で東西に延びる約380mの商店街、通称・しんなか。馬場通りからすしや通りまで連なる新仲見世通りは、仲見世に負けず劣らず観光客でいつもにぎわっている。
ドーム型のアーケードをよく見てみると障子のような意匠になっているのがいかにも浅草らしい。しかも、おそらくそのデザインが夜でもよく見えるようにとライトアップしているこだわりもさすがだ。出題写真は仲見世商店街と交差する場所から西方面を撮ったもので、同じ視点から東方面を見るとスカイツリーが見える。
新仲見世通りと仲見世商店街の交差地点から東方面を見る。
第5問
ヒント
正解は……武蔵小山商店街パルム(品川区小山)
アーケード商店街といえばまずここを思い浮かべた人も多いかもしれない。1956年にオープンした日本初の大型アーケード街で、その長さは全長約800m! 武蔵小山駅前から南西・南東の2方向に向かって延びていて、東京で最も長いアーケード商店街として有名だ。227店舗(2022年時点)もの加盟店があり、その規模と活気には訪れるたびに圧倒される。
出題写真は南東方向、中原街道へまで延びている方の通りを駅前から入ってすぐの地点で撮ったもの。写真左に見えているのは、駅前のタワマンのひとつ・パークシティ武蔵小山の一部でもあるので、パルム全体のイメージより落ち着いた雰囲気に見えるかもしれない。
各店の看板に「Palm」の文字があるので、そこに気づけば正解はすぐ。また、写真をぐいぐいと拡大すると、通りの奥から公式キャラクター・パルくんの黄色い顔がこっちを見ている。
武蔵小山駅から見たパルムの入り口。巨大な門にもパルくんとパムちゃんがいた。
パルは英語のスラングで「友達」、ムは武蔵小山の「む」からとったのだそう。
第6問
ヒント
正解は……初音小路(台東区谷中)
飲み屋街の路地裏といった風情だが、見上げればちゃっかり屋根がついたアーケード! 初音というのはこのあたりの旧町名。戦後に屋台が立ち並んだのがはじまりとされていて、数十メートルほどの通りに飲食店がいくつか並ぶ。ここだけ時間が止まっているかのような、独特の空気が残っている場所だ。
木造とおぼしき天井は三角屋根で、梁が渡された造形も美しい。照明や採光窓もあるものの、どうしてもちょっぴり薄暗い感じがまたこの雰囲気に一役買っている。目をひくイタリアの国旗は、2023年の『散歩の達人』谷根千特集にも登場したイタリアンバール『nenecolo』のもの。
ちなみに、ChatGPTくんにこの写真を見せてどこかわかるか聞いてみたら、「神楽坂周辺の路地である可能性が高い」という回答でした。正解できたみなさんはAIよりも優秀です!
入り口はこんな感じ。
さらに引いて見ると、その構造がわかりやすい。
全6問、これにて終了! おつかれさまでした。
サンライズ、サンロード、サンモール……実は筆者は「どれがどこだっけ!?」となりがちなのだが、屋根があっても陽の光が入るから「サン」と名付けがちなのだろう。青空が見える場所とは一味ちがう、でも屋内にはないあたたかみもあって、それぞれの特徴も垣間見える。屋根ばかり見て歩くことはなかなかないけれど、アーケードを見つけたらその個性に注目してみるのもおもしろそうだ。
ちなみにこちらは吉祥寺サンロード(武蔵野市)。アーケードの屋根の作りがかなり独特!
たとえば「原宿」、そう言われて最初に思い浮かべるのは? 竹下通りの人混みや、神宮橋の交差点、表参道のケヤキ並木が浮かんだ人も多いはず。街の名前から連想することは人それぞれだ。でも、最初に思い浮べる風景といえばやはり駅前、駅を出てすぐの街の風景ではなかろうか。つまり、駅前の景色は街の顔。ならば、顔だけを見てどこの駅なのかを当てられるよね? というわけで、腕試しのご提案。その名も「この写真、どこの駅前でしょう?」クイズ!「どこだそりゃ」「降りたことねーよ!」となるとつまらないので、出題するのはすべて東京都にあるJRの駅、なかでも乗降者数ランキングが上位の大きな駅ばかりだ。辺鄙な地域ではないぶん、ロータリーや商業ビルなどぱっと見の雰囲気が似ている駅も多い。とはいえ、必ず各駅の特徴があるから、それを見落とさずに全問正解を目指してくれたまえ。なお、各出題画像のすぐ下にヒント、さらにその後矢印の下に解答・解説を記載している。勢い余って答えが見えちゃうことのないよう、ゆっくりとスクロールしながら挑戦されたし。では、行ってらっしゃい!
東京は“水の都”だった、とはよくいわれる話。埋め立てや暗渠化によってその面影は減ってしまっているものの、水辺ならではの景色はそこかしこにある。そのひとつが「橋」。重要なインフラであることはもちろん、ランドマークでもあり、物語の舞台にもなりうる。そんな「橋から見た景色」の写真が一体どこなのかを当てるクイズでございます。同シリーズの「この写真、どこの駅前でしょう」クイズは、赤点ギリギリ!という挑戦者が多かった模様。今回は駅前に比べて特徴があることに加え、出題範囲は東京23区内のかなりメジャーな場所。難易度は低いが、駅前のように万人が歩く場所ではないという落とし穴もある。「知っているかどうか」ではなく、写り込んでいるすべての要素から考察する過程を楽しむべし。【ご注意!】各出題画像のすぐ下にヒント、さらにその後矢印の下に解答・解説を記載している。勢い余って答えが見えちゃうことのないよう、ゆっくりとスクロールしながら挑戦されたし。では、行ってらっしゃい!
問題。1996年に刊行された雑誌『散歩の達人』の創刊号は、何の特集だったでしょう?正解は「路地裏の誘惑」と「極上お花見散歩術」。はい、話の全貌がわかりましたね。今回のクイズのテーマは路地裏です。もはや説明不要、散歩の醍醐味が詰まった場所。広々とした道やきれいに整備された土地にはない、一歩入り込んだ先にある魅惑の空間。渋くていい店がひしめきあっていたり、曲がりくねった形に複雑な歴史や地理が垣間見えたりする。「路地」「路地裏」の定義は諸説あるが、今回は東京23区内の「表通りではない」「いい感じの道」すべてを出題範囲にさせてもらったため、車も通行する通りや「横丁」と呼ばれる場所も含まれる。散歩の達人を目指す者が最初に履修するであろう(?)テーマとあって難易度は易しめ。ぜひとも全問正解を目指していただきたい。【ご注意!】各出題画像のすぐ下にヒント、さらにその後矢印の下に解答・解説を記載している。勢い余って答えが見えちゃうことのないよう、ゆっくりとスクロールしながら挑戦されたし。では、行ってらっしゃい。
道と道が交わる交差点は、街の重要な顔のひとつ。大きな交差点はその地域の象徴的な場所になることも多く、見知った景色が多いはず。そんな交差点の風景を、あなたは普段どこまできちんと記憶しているか腕試し! 「東京の交差点」クイズです。出題範囲は東京23区(のなかでも都心寄り)、よく知られた道が交わる大きめの交差点ばかりなので、ぜひ全問正解を目指してもらいたい。出題写真の交差点名にはボカしを入れたが道路名は見えるものもあるので、ヒントが足りない場合は拡大してみるのもアリ。また、解答には正式な交差点の名前と交わる道の通称道路名も記載している。街の名前や地名・エリア名だけでなく、「⚪︎⚪︎通りと△△通りの××交差点!」と回答できれば完璧だ。【ご注意!】各出題画像のすぐ下にヒント、さらにその後矢印の下に解答・解説を記載している。勢い余って答えが見えちゃうことのないよう、ゆっくりとスクロールしながら挑戦されたし。いざ、チャレンジ!
鉄道網が張り巡らされた東京の街には、線路を渡すための構造物である鉄道橋があちこちにある。この橋梁に注目して歩いてみると、周辺の地形をひもとく起点になったり、鉄道敷設の歴史が垣間見えたりするのだ。今回は、その鉄道橋がどこにあるものかというクイズ。高架橋や川や谷を越える橋ではなく、道路を渡る架道橋(ガード)に絞ってピックアップした。解答には、エリア名と併せて現地に記載されている橋やガードの名前も記載しているので、「手ぬるいぜ!」という達人にはぜひとも橋の名前までバッチリ当てることを目指してほしい。【ご注意!】各出題画像のすぐ下にヒント、さらにその後矢印の下に解答・解説を記載している。勢い余って答えが見えちゃうことのないよう、ゆっくりとスクロールしながら挑戦されたし。それでは、チャレンジスタート!
海外に比べ日本では設置数が多いといわれている歩道橋。個性あるデザインのものや、複雑な道路や交差点に試行錯誤して設置されたと思しきものなど、注目できるポイントも多い。方々の歩道橋を愛でて歩くマニアもいて、街の構造物のなかでも魅力的なもののひとつだ。こりゃ、クイズにしないわけにはいかない!範囲は東京23区内(のなかでも都心寄り)で、地名などがバッチリ映り込んでいてバレバレな場合はモザイクあり。解答には、歩道橋の名前がある場合はその名前と住所を記載している。また、歩道橋が架かっている道路名が各問題の共通のヒントだ。周囲の景色からも推測できるが、ぜひとも橋そのものの形やデザインで言い当てることを目指してみよう。【ご注意!】各出題画像のすぐ下にヒント、さらにその後矢印の下に解答・解説を記載している。勢い余って答えが見えちゃうことのないよう、ゆっくりとスクロールしながら挑戦されたし。それでは、チャレンジスタート!