和菓子 ――桜餅・おはぎ
桜餅、タイプは?
糯米を砕いた道明寺粉で作るのが道明寺(関西風)。小麦粉生地をのばしたクレープ状の皮であんこを包むのが長命寺(関東風)。伯仲の勝負は道明寺に軍配。和菓子屋さんもその理由はわからないそうだが、確かに最近は道明寺のほうがよく売れるかも、とのこと。
桜餅の葉っぱは……
接戦の末、「食べる」派がリード。作り手としては「どちらでもよい」そうだが、『東京おやつ図鑑』の筆者・担当編集は揃って食べる派。あの塩気がたまらない!
おはぎ、どれが好き?
つぶあんが過半数を獲得。春はぼたもち、秋はおはぎと呼ばれ、昔はお彼岸の象徴だったが、近年では季節問わず作られたり、洋風食材をまとったりとバリエーションも豊富に。ちなみに夏は夜船、冬は北窓とも。季節ごとに呼び名が変わる日本人の生活と結びつきが強いおやつなのです。
洋菓子 ――チーズケーキ・アップルパイ
チーズケーキ、といえば?
ベイクドチーズケーキが首位に! ひとくちにチーズと言っても、各店、実にさまざまなチーズを用いており、取材時は味わいの違いに驚きました。スポンジやクッキー生地の土台とのバランスを比べるのも楽しく、身近でありながらも奥が深いおやつなのです。
アップルパイのリンゴ、好みは?
こぼれ落ちんばかりの大ぶりのリンゴを頬張るのは、アップルパイの醍醐味のひとつ。ゴロゴロ派が半数を占めました。パイ生地や形状はもちろん、カスタードクリームやレーズンが中に入っていたりとバラエティ豊か。好みを追求する楽しさは随一かも?
おまけ ーー究極(?)の2択
あんみつは、
黒みつ派が圧倒的な人気! 半々くらいかなとの想像を超える結果に。『東京おやつ図鑑』の筆者は気分で変える派とのこと。
アイスは、
僅差でカップが優勢に! 確かに、こちらのほうが食べる際に安心感が……。でも、溶けてきた!と言いながら味わうアイスタイムもまた至福です。
バウムクーヘン、好きな食べ方は?
個別包装されているタイプのバウムクーヘンでもおなじみ、層に垂直の「扇切り」スタイル派が8割。しかし層に沿って食べる派が予想以上にいてビックリ! ちなみに発祥のドイツでは「そぎ切り」が一般のようです。
おまけのおまけ ――気になるおやつの話
おやつのタイミングは?
定番の15時が4割。その他の時間帯はほぼ同列という結果に。「夜な夜な甘い誘惑に負けてしまいます」という声も。わかります!!
おやつ、食べる頻度は?
さすがは投票に参加してくださった、おやつ好きの皆さん。ほぼ毎日が優勢に。おやつは日常のちょっとした幸せ、ですから!
いかがでしたでしょうか。
今回のキャンペーンでは、トータルでのべ約3500人もの方に投票いただきました。
ありがとうございました!
取り上げたおやつは、すべて『東京おやつ図鑑 和菓子編・洋菓子編』で紹介しているものです。投票で票が割れたものも含め、さまざまなタイプのおやつを取り上げています。
なんだかおやつが食べたくなってきた!という方、ぜひ手に取って、東京中のおやつを見比べ、そして実際に出かけてみてください!
文・図=町田紗季子(編集部)