【高尾山春季大祭】山中を華やかな大行列が練り歩く
<4月16日>八王子市・高尾山薬王院
都心から約1時間で豊かな大自然へとアクセスできる高尾山。本格的に春を迎え、観光客やハイカーで週末は大にぎわいだ。そんな麗らかな日差しの中で行われる高尾山薬王院の主要行事のひとつが「春季大祭」だ。
薬王院本堂では特別開帳大護摩供法要修行が、仏舎利塔がある有喜苑では柴燈大護摩供修行が行われるほか、一番の見どころは「お稚児パレード」だ。子供の健やかな成長を御本尊に願って行われるもので、きれいな衣装を身にまとった約100人の可愛らしいお稚児さんを中心に、山伏や僧侶、音楽隊などが大行列となって、十一丁目茶屋から大本堂までの参道を練り歩く(十一丁目茶屋前を11:00出発、大本堂に12:30到着の予定)。参道は多くの見物客であふれ、春にふさわしい華やかな一大絵巻が繰り広げられる。高尾の自然とにぎやかな行列を楽しもう。
◎京王高尾線高尾山口駅からケーブルカーで終点下車20分。高尾山薬王院☎042・661・1115
【お江戸深川さくらまつり】情緒ある和船から花見を堪能
<~4月2日>江東区・門前仲町周辺
門前仲町駅の南を流れる大横川沿いを約1.3㎞にわたり270本のソメイヨシノが咲き誇る。土日には江戸情緒あふれる櫓漕ぎの和船のお花見周遊船を運行(有料・要事前予約)。深川めしや甘酒などの屋台村も出てにぎわう。
◎地下鉄東西線・大江戸線門前仲町駅下車すぐ。江東区観光協会☎03・6458・7400
【小田原かまぼこ桜まつり】名産のかまぼこがテーマにした催しがいっぱい!
<3月25・26日>小田原市・小田原城二の丸広場
小田原城の桜とともに名産のかまぼこを楽しむイベント。板をどこまで高く積み上げられるかを競う「かまぼこ板一夜城合戦」、小田原かまぼこを食べてメーカーを当てる「ききかま大会」など、ユニークな催しが盛りだくさん。
◎JR東海道線・私鉄各線小田原駅徒歩10分。小田原蒲鉾協同組合☎0465・22・4068
【第90回幸手桜まつり】桜と菜の花の絶景コラボレーション
<3月25日~4月9日>幸手市・幸手権現堂桜堤
堤上に咲く約1000本のソメイヨシノと隣接する菜の花畑が見頃を迎え、色鮮やかなコントラストに心がときめく。期間中は約100の露店が出店するほか、夜間はライトアップも。
◎東武日光線幸手駅からバス「権現堂」下車1分(桜まつり期間中は直行の臨時バスあり)。幸手市観光協会☎0480・43・1111
【第52回文京つつじまつり】境内にカラフルなじゅうたんが広がる
<4月1~30日>文京区・根津神社つつじ苑
約100種、3000株の色とりどりのツツジが境内を埋め尽くし、早咲きから遅咲きまで1カ月にわたり楽しめる。期間中は露店が出るほか、神輿渡御や根津権現太鼓などの催しも。9:30~17:30。入苑寄進料300円。
◎地下鉄千代田線根津駅、千駄木駅徒歩10分。根津神社☎03・3822・0753
【瀧櫻まつり】地元民が出店するマルシェでにぎわう
<4月2日>流山市・清瀧院
地元農家の新鮮野菜や作家の手作り雑貨が並ぶマルシェや音楽ライブなどが行われ、普段は入れない本堂や客殿にも入れる。樹齢400年のシダレザクラも見頃を迎え、のどかな春の一日を楽しめる。10:00~16:00。
◎JR常磐線南柏駅からバス9分「名都借交差点」下車5分。清瀧院☎04・7144・7904
【チューリップフェスティバル】野菜の販売や柏フードの出店も
<4月8・9日>柏市・あけぼの山農業公園
公園のシンボルである風車を背景に約16万球のチューリップが咲き誇る。地元で採れた野菜の直売や市内飲食店が手がける柏フードが並ぶほか、柏泉亭ではお茶会も開催。9:30~15:00。
◎JR常磐線・東武アーバンパークライン柏駅から臨時の直通バスで約30分。あけぼの山農業公園☎04・7133・8877
【築地本願寺はなまつり】お釈迦様の誕生をお祝い
<4月9日>中央区・築地本願寺
お釈迦様の誕生をお祝いする行事。華やかな衣装をまとった子供たちがパレードする稚児行列、花御堂の誕生仏に甘茶をかけて祝う灌仏会のほか、子供たちが楽しめる体験コンテンツ、飲食コーナーもあり、一日中楽しめる。10:00~16:00。
◎地下鉄日比谷線築地駅下車すぐ。築地本願寺コンタクトセンター☎0120・792・048
【亀戸天神社藤まつり】江戸時代から親しまれるフジの名所
<4月15日~5月5日>江東区・亀戸天神社
50株以上のフジの花が咲き競い、甘い香りをただよわせる。朱色の太鼓橋を背景に、心字池に写るフジの景観が多くの人を魅了する。開花状況は神社公式インスタグラムで確認を。
◎JR総武線・東武亀戸線亀戸駅、JR総武線・地下鉄半蔵門線錦糸町駅徒歩15分。亀戸天神社☎03・3681・0010
取材・文=香取麻衣子 ※写真は各主催者より提供。
『散歩の達人』2023年4月号より