極上の天然温泉がこんこんと湧く「太古の泉」で心も体もリラックス
地下1600m付近、約1000万年前に形成された地層から湧き出す温泉を贅沢にかけ流しで使っている。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素温泉、源泉の温度は43.9℃。体を芯から温める塩分を含むことから熱の湯と呼ばれ、肌がすべすべになる重曹成分は美人の湯とも呼ばれている。このほか冷え性や疲労回復、皮膚疾患にも効果があるという良泉だ。
なんと7つも!個性豊かな露天風呂でゆったりリラックス
露天風呂のエリアは木々に囲まれ、広々としてとても開放的。源泉そのままの源泉湯、岩に囲まれた岩風呂の2つは天然温泉が楽しめる。浅い湯船に寝ころぶ寝湯、ヒノキの香りがいっぱいの桧風呂、背中をお湯が流れる寝ころび湯などバリエーション豊かに楽しめるが、中でも最近評判なのが湯畑と壺湯だ。
湯畑は浴槽が仕切られていて、パーソナルスペースが確保しやすい作りになっている。壺湯はお湯を独り占めできるのが人気の理由だろう。壺湯に入ってみるとお湯が大量にあふれ、ちょっと贅沢な気分。空を見上げるとゆったりとリラックス感が味わえる。お湯はなめらかな肌触りで、少しの入浴でも体がぽかぽか。湯上がりの肌はさっぱりつるつるとした感触になる。
内湯には、個性あふれる6つのお風呂と2つのサウナ
内湯で天然温泉が楽しめるのは2つ。43.9℃の源泉そのままの源泉湯と41℃に調整している常泉湯だ。このほか、血行を促進するジェット噴流の泡活湯(ほうかつゆ)、通常40.5℃で夏の間は38℃という低めの温度が心地いい楽泉湯、ぬるめのお湯が流れるベンチ型の湯腰掛、そして冷水風呂の合計6つが内湯で楽しめる。
サウナは内湯の中にあるドライサウナの熱汗房と、露天風呂から入れる低温ミストサウナの蒸気房の2つがある。蒸気房の中は前が見えないほどの蒸気でモクモクで、背中や足元にお湯が流れるのが気持ちいい。熱すぎないのでのんびりできるが驚くほど発汗できてびっくり!
サウナの後は、露天風呂エリアにあるベンチやリラックスチェアで外気浴。露天はゆとりのある広さなのでゆっくりと堪能できる。
お風呂のあとはお座敷の畳でのんびり。
お風呂で疲れた体は寝ころび処で癒やそう。畳の感触が思わず一眠りしてしまうような気持ちよさだ。たっぷり休憩すると今度はお腹が空いてくるはず。おいしいと評判の食事処へ行こう。メニュー豊富で迷うところだが、20種類のスパイスを調合した名物のカレーうどんがイチオシだ。スパイスの香りがたまらない。
帰る頃にはあたりは暗くなっていた。星がとてもきれいで、夜の露天風呂も贅沢だなと感じた。
取材・⽂=ミヤウチマサコ 画像提供=極楽湯 羽生温泉