ねぶたが盛んな黒石市との出会い
東急池上線の荏原中延駅から東急大井町線・地下鉄浅草線の中延駅まで、約330m続く中延商店街、通称“なかのぶスキップロード”。毎年9月には「ふるさと祭り」と称して、「中延ねぶた祭り」と「中延よさこい祭り」を隔年で開催している。2026年は「中延ねぶた祭り」が行われ、今回で19回目。一体、どのようなきっかけで始まったのか。
「町おこしの取り組みとしてスタートしたのが1990年。中延にいながらにしてふるさとを体感できる祭りを始めたいと、福島県須賀川市で行われていた長沼のねぶた祭りに触発され、見よう見まねで自分たちもねぶたを作ってやってみたのがきっかけです」と話すのは、中延商店街振興組合の見上愛智さん。その後、偶然にも商店街の隣接住民に青森県黒石市の出身者がいて、本場黒石のねぶたを運んできたり、お囃子を支援したりしてイベントの開催に尽力してくれた。中延を拠点とするお囃子団体「青森ねぶた囃子 二木組(にもくぐみ)」も結成され、中延会館の地下スタジオで日々腕を磨いている。
大小6台のねぶたが商店街を運行
当日は16時45分に出陣式が行われ、17時からスタート。子供たちが乗る子供山車から黒石市の「境松ねぷた愛好会」の大ねぶたまで、大小6台のねぶたが昭和通り商店会からなかのぶスキップロードに向けて運行する。「境松の大ねぶたは横幅約5m、高さ約3mぐらい。アーケードの中を運行するとかなり圧迫感があります。お囃子も反響して押されるような感覚を味わえますよ」(見上さん)。そこに近隣の団体が参加するハネト(踊り手)も加わり、威勢の良いかけ声を上げながらねぶたを取り囲むようにして舞い踊る。
イベントは2部制になっていて、昼の部(12~16時)では飲食店フェアやダンス・音楽演奏などのステージイベントを実施。飲食店フェアでは、店先でその日限りのお値打ちなメニューを販売する。ねぶた前の腹ごしらえにぴったりだ。「児童センターが作ったかわいいねぶたから本場黒石市の大ねぶたまで、よりどりのねぶたを見ることができます。お囃子やハネトの迫力も体で感じてもらえれば」と見上さん。商店街を運行するパワフルなねぶたに元気をもらおう!
開催概要
「第19回中延ねぶた祭り」
開催日:2026年9月19日(土)
開催時間:昼の部は12:00~16:00、夜の部は17:00~19:50(出陣式は16:45)
会場:なかのぶスキップロード、昭和通り商店会(東京都品川区中延、東中延)
アクセス:東急電鉄池上線荏原中延駅、東急電鉄大井町線・地下鉄浅草線中延駅すぐ
【問い合わせ先】
中延商店街振興組合☎03-3786-0201
URL:https://nakanobu.com/
取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供






