テーマは「お菓子の力で高崎を笑顔に」!

高崎菓子業組合加盟の和洋菓子店やパン屋が主催する「高崎菓子まつり」。その歴史は意外と古く、1972年に第1回が始まった。「当初はデパートのイベント会場を借りて物販イベントを行っていました。その頃は70~80店舗が加盟していましたが、現在では約40店舗に。しかしながら、『お菓子の力で高崎を笑顔に』をテーマに盛り上げていきたい」と意気込むのは高崎菓子業組合の理事長の清水達也さん。現在では旧市庁舎跡地の「もてなし広場」に場所を移して10回目の開催となる。

毎年お客さんから好評だという企画が「高崎スイーツセレクション」。高崎市内20店舗以上の名菓が大集合し、組み合わせ自由の5個1000円で販売する。「お店にもプライドがあって、どの店もかなり頑張って自慢の商品を1個200円という価格で出しています。実はかなりお買い得なんですよ」と清水さんは笑う。

子供から大人まで楽しめるお菓子作りの体験も!

また販売だけでなく、お菓子作りの体験教室(有料)にも注目だ。季節感を大切にする和菓子ではハロウィンや千代菊、コスモスなどをモチーフにした練り切りを作る体験を、洋菓子ではパンナコッタのフルーツトッピングやモンブラン作りの体験をすることができる。実際に職人に教えてもらえることに加え、小さな子供でも楽しく体験できる内容とあって、毎年行列ができるほど人気だ。「お菓子作りは道具を揃えるのが大変ですが、イベントではすべて用意してありますので、どなたでも気軽に体験できます」と清水さん。受付は当日のみで、各講座開始の30分前から開始するのでお早めに(先着順で定員に達し次第終了)。

「上生菓子実演販売」では、清水さんが営む『菓心たつや』のほか『菓匠 田むら』『ふじのや』の職人たちが上生菓子を目の前で作っていく。同じ和菓子といえども三者三様の熟練した技に来場者も目が釘付けだ。そのほかにも、市内5店舗(『菓心たつや』『ふじのや』『風間堂』『微笑庵』『丁子堂房右衛門』)のどら焼きが集まる「あれこれ食べ比べ」コーナーや、アイスや焼きまんじゅう、パンなどの地元人気店の出店、焼きたてだんごの販売など盛りだくさん。多種多様なお菓子に囲まれて、思わず口角が上がるだろう。

実演販売コーナーでは美しい和菓子が目の前で作り上げられる。
実演販売コーナーでは美しい和菓子が目の前で作り上げられる。

さらに今年は石川県の復興を応援する企画も。伝統工芸品の輪島塗をはじめとした石川県の特産品やお菓子などの販売も行うのでぜひ立ち寄ろう!

開催概要

「高崎菓子まつり2024」

開催日:2024年10月19日(土)
開催時間:11:00~16:00
会場:もてなし広場(群馬県高崎市高松町1)
アクセス:JR・私鉄高崎駅から徒歩15分

【問い合わせ先】
高崎菓子業組合 https://www.facebook.com/takasakikashimatsuri
公式HP:http://takasakikashimatsuri.com/

取材・文=香取麻衣子 ※画像は主催者提供