◆散歩コース◆

体力度:★☆☆
難易度:★☆☆

登山シーズン:1月~6月、10月~12月
最高地点:能岳 542.7m
登山開始地点:新井バス停 270m
歩行時間:約2時間25分
歩行距離:約6km
アプローチ時間:約1時間20分(新宿駅起点)

コースガイド

(START)新井バス停
バス停からすぐ県道33号から右の道へ進む。車道だが交通量は少ない。途中、虎丸山へ行く登山口がある。
↓
(1)山風呂バス停
新井バス停から10分ほどで山風呂バス停。すぐ先の橋の手前の右側にある「能岳半道コース」の道標から上がる。
↓
(2)能岳
山風呂バス停からすぐ子の神大権現。虎丸山からの道と合流。道標に従い上がっていく。山頂近くには八重山への道を右に分け山頂へ。
↓
(3)展望台
来た道を戻り下りていくと視界が開けてくる。八重山には東屋がある。さらに下には鐘と八重山展望台がある。
↓
(4)上野原中学校
展望台から30分下ると上野原中学校に出る。ここで登山道は終了して車道へ。大堀バス停かその先のバス停から駅へ。
↓
(GOAL)本町三丁目バス停

アクセス

[行き 1時間16分]新宿駅からJR中央線→(45分)→高尾駅からJR中央本線→(16分)→上野原駅から富士急バス→(15分)→新井バス停

[帰り 1時間13分]本町三丁目バス停から富士急バス→(12分)→上野原駅からJR中央本線→(16分)→高尾駅からJR中央線→(45分)→新宿駅

アクセスメモ:上野原駅から山風呂まで行くバスは、土・日は運行していない。平日は9時台に1便ある。

問い合わせ:富士急バス上野原営業所☎0554-63-1260 上野原市役所経済課☎0554-62-3119

illust_2.svg

上野原駅から新井行きのバスに乗る。登山口に山風呂バス停があるが、行きは1日1便という本数なので、もちろん新井バス停から歩く。歩くといっても10分程度なのだが。

新井バス停から山風呂バス停へ向かう途中の風景。ここは毎日富士山展望の場所。
新井バス停から山風呂バス停へ向かう途中の風景。ここは毎日富士山展望の場所。

山風呂のバス停手前、もしくは新井バス停から虎丸山を通って能岳に行くルートもあるが、今回は山風呂から登ることにする。バス停の先に「能岳半道コース」の標識。ここが登山口になる。

山風呂バス停のすぐ先から能岳へ行く道標がある。
山風呂バス停のすぐ先から能岳へ行く道標がある。

道はまったくといっていいほど展望のない山道。小1時間で能岳山頂に着く。この小1時間だけが唯一の登りで、あとはほぼ下り。これがお手軽といった理由である。山頂にはベンチとテーブルがある。展望は北側が少し見えるだけで、ほぼなし。ところで能岳は向風山、能竹山ともいうらしいが、最近では能岳というのが定着しているそうだ。

能岳山頂。テーブルとベンチあり。展望は北側が少し開けているだけで、あとは樹林で遮られて見えない。冬季なら葉が落ちてまだ見えるだろう。
能岳山頂。テーブルとベンチあり。展望は北側が少し開けているだけで、あとは樹林で遮られて見えない。冬季なら葉が落ちてまだ見えるだろう。

山頂でひと休みしてから、八重山方面への縦走である。正確には八重山方面へ下山する、である。能岳峠を越えて15分も歩いていくと、それまでの展望のない欝々(うつうつ)とした禁欲縦走がうそのように一気に視界が開けた。八重山である。

八重山の手前の尾根道。
八重山の手前の尾根道。
八重山からの展望は素晴らしい。富士山、御坂山塊、丹沢、道志の山々。富士山の右下は倉岳山。
八重山からの展望は素晴らしい。富士山、御坂山塊、丹沢、道志の山々。富士山の右下は倉岳山。

富士山や街を一望。さっきまでの欝々とした時間があっただけにこの喜びは大きい。東屋があり先客が昼食などを作っている。意外と人気のある山のようだ。少し下るとちょっとしゃれた造りの八重山展望台があり、そこからはまた格別の展望が得られる。中央線沿いの峰々や丹沢までの雄大な景色が待っていた。

八重山から下りてくると展望台がある。
八重山から下りてくると展望台がある。
八重山展望台からの眺望。上方の八重山からの展望とほぼ同じでいい眺めだ。八重山は地元の水越八重さんという方がその昔、土地を寄付したことでその名がついた。
八重山展望台からの眺望。上方の八重山からの展望とほぼ同じでいい眺めだ。八重山は地元の水越八重さんという方がその昔、土地を寄付したことでその名がついた。
展望台近くになぜか鐘のモニュメントが。
展望台近くになぜか鐘のモニュメントが。

山に損得はないが、手軽なわりにお得感のある山なのは間違いがない。

登山シーズンメモ

夏場以外なら冬季でも歩けるコース。特に11月の紅葉時がおすすめ。
春には桜、ヤマツツジなどがいい。

アドバイス

歩き足りなければ延長するルートも

危険箇所はほぼないが道がやや入り組んでいるので道標はよく確認を。能岳へは途中の虎丸山経由、あるいは西沢泉橋まで歩いて山頂を目指すルートも。歩き足りなければ上野原中学校の先から入る秋葉山、根本山を越えて上野原の市街に出るコースもある。

取材・文=清野 明
『首都圏日帰り山さんぽ50』(2026年8月発売)より

御前山は春に咲くカタクリが魅力の山だ。あまりいないとは思うが、急坂好きには奥多摩湖からのその登りが魅力かもしれない。奥多摩三大急登のひとつといわれるその急坂は、なかなか手強いものだ。ちなみに三大急登候補は、他に日原(にっぱら)から鷹ノ巣山へと上がる稲村岩尾根、奥多摩駅からの本仁田(ほにた)山への急登などがある。〈東京都奥多摩町・檜原村〉
島嶼(とうしょ)を除いた東京都唯一の村、檜原(ひのはら)村は豊かな自然に恵まれている。滝が多いのが特徴で、有名な払沢(ほっさわ)の滝だけでなく、いくつか名瀑がある。この馬頭刈尾根のルートでもそのうち数瀑を見ることができる。〈東京都檜原村・あきる野市〉
日の出山は文字通り、日の出が見られる山で、関東平野が一望できる。つまりとても展望がいい山ということだ。初日の出をここで迎える人も多いという。〈東京都青梅市・日の出町・あきる野市〉