いつのことだったか、酒場で酔っぱらって声の大きくなったおじさんが「立ち飲みって好きなんだけどさ、腰が痛くなっちゃうんだよねえ」と話すのが聞こえてきたことがある。
うん、ちょっと気持ちは分かる。しかもリモートワークで座りっぱなし生活の人なんかは、立ち飲みじゃなくたって腰がダルくて仕方がないという場合もあるだろう。
しかし、そんな理由で行ける飲み屋が減るなんて言語道断! 飲みたいなら、ひ弱で脆い「腰」をどうにかする必要があるのだ。
トレーニングのお手本を見せてくれるのは、 “お酒好きのマッチョ”、お願いするならこの人しかいない!という方。前回までの記事も読んでくれた方にとってはおなじみだろう。
ある日突然独り身になった、
— しらぴょん (@lonestarsde66) May 15, 2019
ハゲ散らかした中年オヤジが、
ボディメイクのコンテスト出場を目指してトレーニングを始め、
コンテスト出場を通じて女性と出逢い
今は幸せに暮らしていると言う物語は
実話である。
(※申し訳ございません。のろけました。)#生まれ変わるなら生きてるうちに pic.twitter.com/n85kDzKv6g
筋トレにお酒は大敵と言われることもあるけれど、ストレス解消も必要!と話すしらぴょんさん。
「無理に我慢すると続かないし、うまく付き合いながらトレーニングしたいですよね」
飲んべえの心に寄り添う、あたたかいお言葉! しらぴょんさんにコツやアドバイスをききながら、「ツイスト運動」で体の要である腰の筋肉を鍛えよう。
腰を鍛える「ツイスト運動」のやりかた
スタートポジション
脚は肩幅に開き、両手を胸の前で交差する。指先が鎖骨に触れる程度が目安だ。
左右を向く
交互に左右を向いて、名前の通り体を捻る。横を向くときにキュッと動きを止めるようにして、メリハリのある動きを心がけるべし。
ポイント
これはダメな例。「イヤイヤ~」なポーズでダラダラやってしまうと効果がない。
回数とセット数の目安
これも、目安は10回×3~5セット。
「きちんと意識して取り組めば、たるんだお腹も引き締まりますよ」としらぴょんさん。これでお腹も引っ込むとは、なんて嬉しいニュース! 一石二鳥とあらば、せっせとやるほかない。
トレーニング後の一杯!
そして何よりも大事なのは、頑張ったあとのこれ! 徳利とお猪口がこんなに小さく見えたのは初めてだ……。
ところで、お酒を飲むときのおつまみは、どんなものを食べているんですか?
「お肉なら鶏ですね。あとはポテトとか。お店では、つけあわせを野菜に変えてもらうこともあります」
では、お店を選ぶときのポイントは?
「焼き鳥屋さんに行くことが多いです。焼き鳥ってヘルシーで最適なんですよ」
これは朗報! 焼き鳥屋がよしと思うと心強い!
いつか立ち飲み屋をハシゴする日が来ても、背中~腰の“立ち飲み筋”を鍛えておけばひと安心。しかし……飲み屋に入る前の「あの動作」で、あなたは体の衰えを痛感することになる。
夏はこれから。鍛錬も、終わらない。
文=中村こより(編集部) 撮影=小野広幸
*トレーニングは、ご自身の状態に合わせ調整して行いましょう。本格的に取り組みたい方は、トレーナーなどの専門分野の方から指導を受けてくださいね。