【第10回神田カレーグランプリ決定戦】2022年のナンバーワンカレーを決定!
<11月5・6日>千代田区・小川広場
世界最大の古書店街である神田神保町。“本の街”としてだけでなく、いつの頃からか“カレーの街”としても知られ、都内ではカレー好きが集まる聖地のひとつとなっている。そんな街で毎年秋に開催されるカレーの祭典が「神田カレーグランプリ決定戦」だ。
元々、神田神保町には『ボンディ』『まんだら』『共栄堂』『エチオピア』などの老舗・名店が名を馳せていたが、現在では新旧400店以上のカレー店がひしめくという。「例えばインドカレーなら東西南北、個性の異なるそれぞれのカレーが神田界隈で味わえます。ほかにもスリランカ、ネパール、バングラデシュ、パキスタン、そして忘れちゃいけない欧風も。世界中のカレーを食べられるのが神田のカレーの特徴です」と教えてくれたのは神田カレー街活性化委員長の中俣さん。
当日はスタンプラリー企画に参加している125店舗からファン投票により予選を勝ち抜いた20店舗が本選に出場し、会場の小川広場でお店自慢のカレーを販売する。「2022年の今大会は9店舗が本選に初登場で、カレーのバリエーションがこれまでで一番豊富ですよ」と中俣さんも太鼓判を押す。カレー1食を購入するごとに投票券を1枚もらい、お客さんの投票によって今年のナンバーワンが決定する。ちなみに前回大会(2019年開催)の結果は、グランプリが『秋葉原 カリガリ』、準グランプリが『お茶の水 大勝軒』、3位が『アパ社長カレー 飯田橋駅南店』だ。今回はどの店の頭上に王冠が輝くのか楽しみだ。
また、12月15日まで開催中の「神田カレー街食べ歩きスタンプラリー2022」は、界隈のカレー店125店舗とJRおよび東京メトロの駅のスタンプポイント10カ所をめぐる食べ歩きラリーで、A~Eコースで指定されたカレー店および駅をめぐると神田カレーマイスターとして認定される。「スタンプラリーではさまざまなカレーを食べ歩くことになり、カレーマイスターと呼ばれるにふさわしい知識や体験が得られますよ」と中俣さん。さらに、「マイスター同士がSNSなどを通じて知り合い、コミュニティの輪が広がった例も。コンプリートを達成した人を他のマイスターがお店で待ち伏せして“コンプリートおめでとうの会”が開かれるなんてことも珍しくありません(笑)。」マイスター制度が地域とカレーを通じた仲間づくりにも一役買っていて、神田らしいユニークな盛り上がりを見せている。スタンプラリーにも奮って参加してみよう!
◎地下鉄新宿線小川町駅徒歩4分、地下鉄神保町駅徒歩5分。
神田カレー街活性化委員会[email protected]
神田カレーグランプリ公式サイトhttps://kanda-curry.com/
【第62回東京名物 神田古本まつり】約100万冊の大バーゲン
<10月28日~11月3日>千代田区・神田神保町古書店街
世界最大の古書店街として知られる神田神保町。界隈の約120店舗が参加し、約100万冊もの古本が靖国通りの歩道に並ぶ青空掘り出し市などが盛大に行われる。そのほか、古書即売展や希少書籍展示会など、書物に関する催しも開催。
◎地下鉄神保町駅下車すぐ。神田古書店連盟☎03・3293・0161。
【第69回箱根大名行列】古式ゆかしい大名行列
<11月3日>神奈川県箱根町・国道1号(駅前通り)
例年より規模を縮小して開催。江戸時代の参勤交代を再現した大名行列をはじめ、芸者衆、ブラスバンド、北条鉄砲衆らが参加し、総勢約100名が箱根湯本駅前の国道1号沿いを行進する。古式ゆかしい歴史絵巻は必見! 14:00出発。
◎箱根登山鉄道箱根湯本駅下車すぐ。箱根湯本観光協会☎0460・85・7751。
【浅草酉の市】2022年は三の酉まで!
<11月4・16・28日>台東区・浅草鷲神社
開運、商売繁盛を願って、飾り熊手など縁起物を売る市が立つ。深夜0:00に打ち鳴らされる一番太鼓を合図に始まり、終日お祭りが行われる。神社周辺には食べ物などの露店も出る予定。0:00~24:00。
◎地下鉄日比谷線入谷駅徒歩7分。浅草鷲神社☎03・3876・1515。
【第20回和酒フェス in 中目黒】秋の旬のお酒が大集合
<11月5・6日>目黒区・中目黒GT前広場
秋の旬のお酒をテーマに、全国から40酒蔵、160種以上の和酒が集結。利き酒をしながらお気に入りを探せるほか、一部即売会も行われる。日本酒に合う料理や各地の特産品を味わえるフードゾーンも。前売り券3300円。
◎東急東横線、地下鉄日比谷線中目黒駅下車すぐ。和酒フェス実行委員会 https://sakefes.com/
【火渡りの神事】無病息災と防火を祈願
<11月6日>台東区・秋葉神社
東京一円の火災鎮護の神社として名高い秋葉神社で行われる、無病息災と防火を祈る伝統行事。夕方から社殿前に火が焚かれ、参拝者は火難守護のお札を受けた後、赤々と燃える炭火の上を裸足で渡る。16:00~。
◎地下鉄日比谷線入谷駅徒歩5分。秋葉神社☎03・3844・5748。
【第30回すがも中山道菊まつり】色鮮やかな菊の花を展示
<11月6~14日>豊島区・高岩寺および眞性寺ほか
江戸時代、植木職人が多く住み、園芸の里として栄えた巣鴨。数千本の菊を使った菊の形造りや中山道がテーマの菊花盆景をはじめ、各地域の菊花会が丹精込めて育てた菊花を観賞して楽しめる。
◎JR山手線・地下鉄三田線巣鴨駅徒歩5分。巣鴨地蔵通り商店街振興組合☎03・3918・2101。
【第43回八王子いちょう祭り】甲州街道が金色に染まる
<11月19・20日>八王子市・甲州街道(追分町交差点~小仏関跡)
甲州街道沿いのイチョウ並木約770本が見頃を迎える。関所オリエンテーリングや物産展、飲食の出店、日本遺産認定を記念したステージイベントなどを開催。規模を縮小してクラシックカーパレードも復活。
◎JR中央線西八王子駅もしくは高尾駅下車すぐ。八王子いちょう祭り祭典委員会☎042・668・8383。
【第9回ご当地鍋フェスティバル@日比谷公園】寒空の下でアツアツの鍋を堪能
<11月25~27日>千代田区・日比谷公園
旬の野菜や魚、肉などを使った各地の絶品鍋が味わえるイベント。寒い季節にぴったりのホットな鍋料理のほか、ご当地グルメや地酒も。小音楽堂ではご当地アイドルのライブがイベントを盛り上げる。10:00~20:00(27日は~18:00)。
◎地下鉄日比谷駅徒歩1分。ご当地鍋フェスティバル実行委員会事務局 https://nabefes.com
取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者より提供。
『散歩の達人』2022年11月号より