芸能人が登場する歴史パレード
1968年、現在の伊勢原観光道灌まつりの原型となる「観光まつり」が開催された。当時から太田道灌ゆかりの地として道灌行列が行われ、第5回目となる1972年に現在の名称「伊勢原観光道灌まつり」に変更された。太田道灌といえば学問と武芸に秀で、江戸城を築城したことでも知られる戦国時代に活躍した武将。そんな名将と伊勢原市のつながりとはなにか。
戦国時代、太田道灌は扇谷上杉定正の筆頭家老として仕えた。扇谷上杉家は当時小さな勢力であったが、道灌の活躍により勢力を伸ばしていった。主君である定正の館が伊勢原の地にあったとされることからたびたびこの地を訪れ、鷹狩りにも興じていたと伝えられている。しかしながら最期は定正に謀反を疑われてしまい、館に招かれ暗殺されてしまう。
そんな太田道灌を偲んで4日(日)に行われるのが、メインイベントの「太田道灌公鷹狩り行列」だ(11時50分に伊勢原駅南口の桜台交差点スタート)。「北条政子日向薬師参詣行列」とともに行われ、太田道灌が馬に乗って鷹狩りに出かける様子を再現する。毎年芸能人が参加し、2026年は太田道灌役に気象予報士で防災士の木原実さん、北条政子役には俳優・モデルの黒谷友香さんが扮して沿道の観客を盛り上げる。
「道灌役や政子役の方々を近い距離で見ることができます。歴史衣装に身を包んだ重臣役や伊勢原手作り甲冑隊もパレードに加わり、約140名からなる華やかな戦国絵巻を繰り広げます」と、伊勢原市商工観光課の担当者も見どころをアピールする。
歌にダンスに、御柱里曳きも!?
3日(土)の夕方には「ISEHARAおどりおどらナイト(観光総おどり)」を開催。この地で古くから根付いている「大山音頭」と「伊勢原おどり」の2曲を交互に流して市内の団体が中心となって踊り歩く。一般の飛び込み参加もOKなのでぜひ。また、4日(日)には姉妹都市の長野県茅野市から3年ぶりに「御柱」がやってくる。御柱とは、諏訪大社で7年に一度執り行われる「式年造営御柱大祭(通称:御柱祭)」に登場する巨大なモミの木の柱。イベントでは御柱を曳いて県道を行進し、神事「御柱里曳き」を再現する。「茅野市から現地の方々がやってきて、御柱を曳いて駅前の北口広場付近に立てます。御柱の大きさはもちろんのこと、迫力あるかけ声も見どころです」(伊勢原市商工観光課)。
そのほかにも歌唱ライブやダンス、キャラクターショー、各種パレード、スポーツイベントなど、2日間盛りだくさん! 伊勢原駅北口から国道246号までの県道の両側には約220軒の露店がズラリと並び、お祭りグルメも楽しめる。「『かながわのまつり50選』にも選定された市内最大のイベント。伊勢原市の文化や歴史、観光がすべて詰まっているので、ぜひ足を運んでいただければ」(伊勢原市商工観光課)。文武両道の鑑・太田道灌の精神を受け継ぎ、多彩な催しが行われる「伊勢原観光道灌まつり」に出かけよう。
開催概要
「市制55周年記念 第59回伊勢原観光道灌まつり」
開催期間:2026年10月3日(土)・4日(日)
開催時間:13:00~19:30(4日は10:00~17:30)
会場:伊勢原駅周辺(神奈川県伊勢原市)
アクセス:小田急電鉄小田原線伊勢原駅すぐ
【問い合わせ先】
伊勢原観光道灌まつり実行委員会☎0463-94-4729
URL:https://www.city.isehara.kanagawa.jp/dokan-fes/
取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供







