青山 誠(達人)の記事一覧

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いまどきの街って、男女の“別れ話”には不向きな感じかも~西島美恵子『池上線』『池上線ふたたび』【街の歌が聴こえる/東急池上線編】
80年代前半の頃だったと思う。当時はパチンコがブームで、私も平日の昼間からよく入り浸っていたのだが。その頃、店内の有線放送でよく聴かれたのが『池上線』だった。すごい衝撃を受けたとかハマッたというわけではない。池上線なんて乗ったこともなかったし、歌詞の意味など考えることもなく、パチンコをやりながら聞き流していただけなのだけど。何十年が経過したいまも、あのサビのところが耳に残って離れてない。
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「泪橋を逆に渡る」って、どっちの方角に歩けばいいのだろうか!?~小池朝雄『ジョーの子守唄』、野狐禅『泪橋』、岡林信康『山谷ブルース』【街の歌が聴こえる/山谷編】
1967年の年末から少年マガジンで連載が開始された『あしたのジョー』は、子供よりむしろ大学生や大人たちが熱中して読んだといわれる。よど号ハイジャック犯が「われわれは明日のジョーである」なんて犯行声明を出すなど反響は大きかった。
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街に流れる空気も人々の感覚も、他の日本の街とは違う。外国同然……確かに。~BORO『大阪で生まれた女』、村田英雄『王将』、ウルフルズ『大阪ストラット』【街の歌が聴こえる/大阪編】
70年代末の大阪を歌った名曲『大阪で生まれた女』って、じつは18番まであるとっても長い曲。フルバージョンで唄うと30分以上にもなるのだが、1979年にレコード化されたのは4番と6番、16番だけ。最初に4番の歌詞をもってきたのは、当時の若者たちが共感しやすい「ディスコ」という言葉が入っていたからだという。
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オトナになった渋谷……だけど、大人を困惑させたりもする~鈴木雅之・菊池桃子『渋谷で5時』、広末涼子『MajiでKoiする5秒前』、欅坂46『サイレントマジョリティー』【街の歌が聴こえる/渋谷編】
「渋谷がオトナになる日」というキャッチコピーで『渋谷マークシティ』が開業したのが、20世紀最末の西暦2000年。ここから渋谷の変貌は始まった。
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横浜はご当地ソングの宝庫。歌の舞台は、海と港だけじゃない~青江三奈『伊勢佐木町ブルース』、淡谷のり子『別れのブルース』、荒井由実『海を見ていた午後』【街の歌が聴こえる/横浜編】
歌謡曲や民謡などで、横浜を歌った楽曲の数は1000を超えるという。おそらく日本で最も多くの“ご当地ソング”を生んできた街なのだが、そのなかでも、「横浜のご当地ソングといえば?」というアンケート調査を地元のヨコハマ経済新聞が実施し、1位になったのが『伊勢佐木町ブルース』。得票数1925票は、過半数の53.97%を占める圧倒的な数字である(※)。
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歌詞の虚実。時が経てば、同じ眺めも違って見える!?~広瀬香美『ロマンスの神様』、たま『まちあわせ』、さだまさし『檸檬』【街の歌が聴こえる/神保町・小川町編】
地下鉄新宿線・小川町駅のB7出口をでると、頭上には坊主頭の顔が現れる。これを見て『まちあわせ』の歌詞が思い浮かぶ人は多いと思う。顔の看板を掲げた建物は、かなり年季が入っている。周囲を高層のビルに囲まれた小さな木造モルタルは、そこだけ陥没しているように見える。建物のサイズからすると巨大すぎる顔の看板が、なおさら目立って存在感を放っていた。
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アルプス化粧室ってなによ?~狩人『あずさ2号』、猫『地下鉄にのって』、神聖かまってちゃん『新宿駅』の情景【街の歌が聴こえる/新宿編】
電車の中には大勢の人がいるのに、誰も会話をしていない。外国人観光客の間ではこの静かな車内が、渋谷スクランブル交差点の人流とならぶ東京観光の目玉になっているとか。「車内での会話はお控えください」と繰り返しアナウンスされるコロナ過の昨今は、さらにそれが顕著になっている。しかし、昔からそうだったのか?
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野口五郎『私鉄沿線』いきものがかり『SAKURA』の面影を求めて小田急線を歩く【街の歌が聴こえる/本厚木~千歳船橋編】
厚木駅を発車した列車は、まもなく相模川に架かる鉄橋を渡る。右手には相模大橋が見えてきた。いきものがかりの『SAKURA』で唄われた情景だが……あいにく、訪れた時はまだ秋。桜の花はない。川畔には見えるのは枯れ木だけ、寂しい眺めだった。
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青山通りはアビーロードに似ているだろうか~かぐや姫『アビーロードの街』『マキシーのために』、尾崎豊『十七歳の地図』の舞台を歩く【街の歌が聴こえる/青山通り編】
ハンガリーから贈られた「街の音楽」という像が青山通りにある。道化師のような紳士が気持ちよさそうにバイオリンを弾いている像だ。今回の舞台は青山通り。かぐや姫と尾崎豊の名曲の時代を想像しながら歩くことにしよう。
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かぐや姫『神田川』に歌われた「小さな下宿」や「横町の風呂屋」は今もあるのか?【街の歌が聴こえる/早稲田・高田馬場編】
今回の舞台は「早稲田、高田馬場」界隈。NHKの朝ドラにも登場した『紺碧の空』と四畳半フォークの金字塔『神田川』がテーマである。あの歌に出てくる「三畳一間の小さな下宿」は、今もどこかにあるのだろうか?
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