多彩な魅力にふれられる北斎専門の美術館。特別展で北斎の美人画にうっとり【江戸時代に隆盛した文芸・美術『すみだ北斎美術館』編vol.1】
江戸時代中期になると、江戸の町は人口100万人を超える世界有数の大都市になった。その頃の江戸の町を舞台にした2025年の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』は、主人公・蔦屋重三郎(蔦重)が、浮世絵の版元として成功するまでの物語だ。主に当時の浮世絵師を代表する葛飾北斎と弟子たちの作品を収蔵・展示する『すみだ北斎美術館』。今回は学芸員の山際真穂さんに『すみだ北斎美術館』の概要と、2025年9月16日(火)から11月24日(月・休)まで開催されている特別展『北斎をめぐる美人画の系譜~名手たちとの競演~』の見どころについてお話を伺った。TOP画像=『すみだ北斎美術館』提供、撮影:尾鷲陽介。