散策におすすめの隅田川橋梁5選

ということで、散歩の達人7月号では、隅田川にかかる全19橋梁を紹介していますが、ここでは担当編集者・町田が個人的に気に入っている5本を紹介します。橋そのものはもちろん、周辺にも見どころはたくさんあるので、ぜひ時間をかけて散策を。

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散歩の達人 2020年7月号
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東京さんぽの楽しみは、日常風景をじっくり見つめるところから。東京をもっと楽しむキーワード88「東京さんぽ図鑑」

勝鬨(かちどき)橋 

昭和15年(1940)に竣功した国内最大級の跳開橋。過去には都電が通っていたことも。1970年を最後に開くことはなくなってしまったが、ひとたび渡れば、操作室をはじめ今もその特徴を感じることができる。橋の全景を愛でるなら脇の隅田川テラスへ。築地や東京タワーも見える一押しスポットだ。

永代橋

関東大震災の復興で大正15年(1926)に誕生。初代は江戸時代、徳川5代将軍綱吉の時代に架けられたもので、以来、木橋、鉄橋と度々架け替えられてきた。今年からはライトアップも開始。月夜に青く浮かび上がる姿が美しいのでぜひ。ちなみに先日、このすぐ脇でTWILLOに遭遇!

吾妻橋

徳川10代将軍家治の時代に民営で架けられ古くは「大川橋」と呼ばれた。その後、何度かの架け替えを経て昭和6(1931)年に現在の姿に。アサヒビール本社ビル・ホール棟と浅草駅に挟まれ、一番「隅田川にきた」感が味わえる。おすすめは橋のたもとにある『浅草満願堂』の芋きん。

桜橋

1985年に完成。X字形が特徴的で隅田川で唯一の歩道橋。花見や花火大会へ行くならこの辺が圧倒的にここ(ぜひ来年以降に)。近くには、かの王貞治氏が幼少期に汗を流したという少年野球場がある。『言問団子』ならお団子とお茶、『カド』なら生ジュースで、一服するのも忘れずに。

千住大橋

文禄3年(1594)に架かった隅田川最初の橋(現在のものは昭和2年(1927)築)。歌川広重の『名所江戸百景』にも描かれ、長年交通の要衝として活躍してきた。両端はなだらかな傾斜で、出迎える橋の中央には「大橋」の文字。「川を越えるぞ!」という気分になるところが好き。近くの足立市場は時折一般開放される。

隅田川橋梁群
隅田川は北区の岩淵水門を起点に東京都の7区を流れる一級河川。流路延長23.5kmに多種多様の個性的な橋が架かる。取材時は、赤いコミュニティサイクルで巡ったが、水上バスに乗って下から眺めるのも◎。

文=町田紗季子(編集部) 撮影=金井塚太郎