株式会社ガルデリア
産業排水を用いた藻類培養により、「排水処理」というコストから「資源生産」へ
株式会社ガルデリア(東京都中央区、代表取締役CEO:谷本 肇、以下「当社」)は、株式会社リバネス(東京都新宿区、代表取締役社長CCO:井上 浄、以下「リバネス」)が推進する「LVNS Water Cycle Project」に参画し、「微細藻類ガルディエリアによる排水資源化プロジェクト」を始動したことをお知らせします。本プロジェクトでは、産業排水に含まれる有機物をガルディエリアの培養資源として利用し、水質改善とバイオマス生産を両立させることで、排水処理を起点とした新たな資源循環モデルの構築を目指します。
1. プロジェクト開始の背景
ガルディエリアは、高温かつ強酸性の環境でも生育でき、光合成による独立栄養と有機物を利用する従属栄養の双方で生育できる微細藻類です。この特性を生かすことで、一般的な生物が生育しにくい環境においても、排水中の有機物を培養資源として利用できることが知られています。
一方、食品工場、製糖工場、蒸留所、繊維工場などから排出される産業排水には、糖、でんぷん、油脂、タンパク質などの有機物が含まれており、現在、こうした有機物は活性汚泥法などによって「汚れ」として除去されています。本プロジェクトでは、その「汚れ」を、生物を育てるための炭素源・栄養源として捉え直し、排水処理からバイオマス生産へつなげることが、本プロジェクトの出発点です。
2. プロジェクトの概要
本プロジェクトでは、リバネスが運営する水領域のプロジェクト基盤「LVNS Water Cycle Project」のネットワークを活用し、産業排水を排出する企業、大学・研究機関、培養したバイオマスの活用に関心を持つ企業などとの連携を進めます。具体的には、以下の流れで実現可能性を検証します。

3. グローバルサウスでの実証展開
当社は現在、経済産業省の「令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業」の支援を受け、ブラジルとインドを対象にフィージビリティスタディを進めています。今回、リバネスとの共同プロジェクトとして展開することで、同社が有する幅広いネットワークを活用し、ブラジルとインドにとどまらず、より多くの国・地域と産業分野を対象にプロジェクトを加速していきます。
また、本プロジェクトでは、排水の性状や発生量、既存の処理方法、各国の制度・研究設備などを整理したうえで、大学・研究機関や現地企業と連携し、排水を利用した培養試験から継続的な現地実証へ移行できる体制を構築します。各地域で得られた培養条件、運用方法、経済性評価に関する知見を蓄積するとともに、ガルディエリア由来の栄養成分や副産物を活用し、地域ごとの産業構造に適したモデルへ発展させていきます。
4. Global Algae Summit 2026で発表
本プロジェクトの始動にあわせ、2026年8月19日にマレーシアのSunway Universityで開催される「Global Algae Summit 2026」において、当社代表取締役CEOの谷本 肇が登壇します。ガルディエリアの特性やこれまでの事業展開とともに、本プロジェクトが目指す産業排水を起点とした資源循環モデルと、その国際展開について紹介します。

5. 今後の展望
当社は、産業排水の提供、ガルディエリアの培養、水質評価、バイオマスの活用、現地実証などの各段階で協力いただける企業・研究機関との連携を国内外で広げていきます。水を「使って捨てる」構造から、水を介して物質を循環させ、新たな資源を生み出す構造への転換を目指し、地域ごとの水環境と産業構造に適した事業モデルを確立していきます。
株式会社ガルデリアについて

株式会社リバネスについて

関連リンク
- LVNS Water Cycle Project
- 微細藻類ガルディエリアによる排水資源化プロジェクト
- Global Algae Summit 2026
本件に関するお問い合わせ
株式会社ガルデリア お問い合わせフォーム:https://galdieria.com/contact/
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