合同会社 ギャラリー白川
デュシャン、ケージからアメリカのミニマル・アート、コンセプチュアル・アート、ポップアート、日本の具体、メディア・アートの池田亮司までの作品を展示
京都ギャラリー白川にて、10月10日より11月9日まで、「ケージから池田亮司まで―現代アートの軌跡」が開催されている。
画廊コレクションを中心に、マルセル・デュシャン、ジョン・ケージからアメリカのミニマル・アート、コンセプチュアル・アート、ポップアートから、日本の具体、メディア・アートの池田亮司までの作品を展示し、ケージ以降の領域を広げ拡大し続ける現代アートの軌跡をたどる展覧会。
1952年、ジョン・ケージの「4’33”」が発表された。このことにより芸術は新たな領域へと広がりを見せることになる。
音楽家、作曲家、実験音楽家として、多岐に渡り影響を与えた前衛芸術家・ジョン・ケージ/John Cage(1912-1982 )は、チャンスオペレ―ションを使った偶然性の音楽、ビジュアルアートで知られる。ギャラリー白川では、これまで7回の新作展および追悼展にてケージのビジュアルアートを紹介。また2000年には、「ケージのビジュアル・アート」と題した作品解説書を出版するなど、生前よりケージのアート作品を日本に紹介し、公立の美術館に収めるなど活動を続けてきた。

John Cage ジョン・ケージ(1912-1992)Grobal VILLAGE37-48 1989 アクアチントによるモノタイプ W66.6×H90cm
コンセプチュアル・アートで知られるソル・ルウィット/Sol Lewitt (1928-2007)は、グリット、色、線といった要素に焦点をあて作品を展開。そのコンセプトは、彼の創作人生を通して貫かれた。今展では、グリット、色に焦点をあてた作品を展示。
そのほかにも、ミニマリズムの作家、ロバート・マンゴールド/Robert Mangold (1937- ) の作品や、抽象表現主義の流れを汲む色彩画家サム・フランシス/Sam Francis(1923-1994)など、世界の巨匠クラスの作品が並ぶ。
日本からは具体を紹介。大胆なフットペインティングで知られる白髪一雄/Shiraga Kazuo(1924- 2008)は、1992年ギャラリー白川にて発表された「白髪一雄 版画集」の作品を紹介。
パリ在住の松谷武判/Matsutani Takesada(1937- )は、ギャラリー白川主催〈ジャパニーズ モダン 江戸から現代へ〉「現代アートうちわ展」(2005-2025開催)にて毎年発表してきた新作のうちわ作品より、2024年の作品を展示。
また、パリ、京都にて制作、活動を行い、聴覚と視覚の領域を横断しながらアートの可能性を拡大し続け、国内外で高い評価を得ている池田亮司/Ikeda Ryoji(1966- )は、今回ギャラリー白川初登場となる。世界を舞台にした展覧会や、2020年には第70回芸術選奨文部科学大臣賞〈メディア芸術部門〉を受賞するなど、メディアアートの分野で注目のアーティストである。今展では、ケージの音楽作品に呼応した美術作品・池田亮司「4’33”」を紹介する。

Ikeda Ryoji 池田 亮司(1966 - ) 4’33” 2010 framed 16mm film W92.5×H88.0×D2.7cm
その他、「SMS 1968」は、ギャラリー白川がこれまで3回(1990年、2014年、2019年)に渡り紹介してきた作品群である。1968年、ニューヨーク在住の73人の作家が1年に渡り発表したコンセプチュアルアートであり、今展ではデュシャン、ケージ、マン・レイ、リキテン・シュタイン、クリスト、ヨーコ・オノ、ブルース・ナウマン、ラ・モンテヤング、テリー・ライリーの作品をセレクトし紹介する。今では現代アートの巨匠と呼ばれるアーティストたちの黎明期の作品がならぶ貴重な機会である。

Marcel Duchamp マルセル・デュシャン(1887-1968) ダダおよびシュルレアリスムの画家、詩人。デュシャンによる自作の〈コントルペトリン〉の朗読を録音した7分間のレコード。

Terry Riley テリー・ライリー(1935 - ) アメリカの作曲家、前衛音楽家。〈ポピー・ノーグッズの終夜飛行(第一の上昇)Poppy Nogoods All Night Flight (The First Ascent))〉。1967年11月17日の午後10時から翌朝6時30分までフィラデルフィア美術大学で演奏されたこの作品の実況録音をカセット・テープにしたもの。カヴァー・ドローイングは、テリー・ライリーの娘で当時9歳のコリーンによる作品。
<展示>
ジョン・ケージ John Cage
マルセル・デュシャン Marcel Duchamp
マン・レイ Man Ray
ブルース・ナウマン Bruce Nauman
ヨーコ・オノ Yoko Ono
ロイ・リキテンシュタイン Roy Lichtenstein
ソル・ルウィット Sol Lewitt
R・マンゴールド Robert Mangold
クリスト Christo
ラ・モンテ・ヤング La Monte Young
テリー・ライリー Terry Riley
サム・フランシス Sam Francis
白髪一雄 Shiraga Kazuo
松谷武判 Matsutani Takesada
池田亮司 Ikeda Ryoji
ほか
なお会期中、ジョン・ケージの作品解説書(ギャラリー白川刊・A4・32pカラー)、や、SMS作品群のほかソル・ルウィット、R・マンゴールドなどを掲載した「35年をこえて」(ギャラリー白川刊・A4・46pカラー)も販売。
〈展覧会案内〉

会場写真
ケージから池田亮司まで-現代アートの軌跡
会場:ギャラリー白川
所在:京都市東山区祇園下河原上弁天町430-1
会期:2025年10月10日 (金) - 11月9日 (日)
時間:12:00 - 18:00
休廊:月、火曜日 *11月3日(月祝)は開廊
展覧会情報はこちら
〈関連書籍〉

ジョン・ケージの作品解説書「ケージのビジュアル・アート」A4・32p/カラー【ギャラリー白川刊】
税込価格:2,750円
(内容)
作品収録43点カラー掲載/技法、制作のコンセプトなどの解説/ケージの版画作品リスト掲載
オンラインストア:
https://gshirakawa.theshop.jp/items/102658539

35年をこえて【ギャラリー白川刊】A4・46p/カラー【ギャラリー白川刊】
税込価格:2,200円
(内容)偶然性の芸術を実践してきたケージのビジュアルアートを日本に紹介し続けてきたギャラリー白川の開廊35周年を記念し出版。ソル・ルウィット、マンゴールド、白髪一雄、松谷判武など今展展示の作家が多く掲載され、詳しい解説やアーカイブ、アーティストエピソードなどが紹介されている。
表紙/ケージ「THE MISSING STONE」(一部)
オンラインストア:https://gshirakawa.theshop.jp/items/102658564
ギャラリー白川 公式ホームページ
https://www.galleryshirakawa.com
GALLERY SHIRAKAWA ギャラリー白川
営業時間:12:00-18:00(会期により変更)
休廊日:月火休廊(月祝の場合は開廊)
〒605 - 0822 京都市東山区祇園下河原上弁天町430-1
TEL 075-532-2616(+81-75-532-2616)
FAX 075-532-2617(+81-75-532-2617)
E-mail [email protected]
URL https://www.galleryshirakawa.co
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