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世界14カ国から80名が出場。3日間で3万人が来場。9月20日(金)、21日(土)、22日(日) 幕張メッセ (千葉市)


男子スケートボード ストリートで白井空良が初の金メダルを獲得｜Photo: Yoshio Yoshida / X Games

スケートボードやBMXなど、世界トップアスリートが集結するアクションスポーツの国際競技大会「X Games Chiba 2024」は、今年も多くのドラマを生み、大盛況のうちに幕を閉じました。

9月20日（金）から22日（日）の3日間にわたり、世界14カ国から80名のアスリートが参加し、千葉・幕張メッセにはおよそ3万人の観客が来場しました。

特に、初日の「千葉市民招待デー」には1,934人の市民と地元の保育園や小学校から1,236人の子どもたちが参加し、地域と競技会との交流が一層深まりました。

BMXパークで中村輪夢が自身2度目の銀メダル｜Photo: Hikaru Funyu / X Games

競技面では、男子スケートボード ストリートでは、白井空良が初の金メダルを獲得し、根附海龍が銀メダル、小野寺吟雲が銅メダルを手にし、日本勢が表彰台を独占しました。また、男子スケートボード ストリート ベストトリックでは、池慧野巨が初出場でいきなり金メダルを獲得。BMXパークでは中村輪夢が自身2度目の銀メダルを手にしました。

女子スケートボード ストリートでは、伊藤美優が「X Games Ventura 2024」での金メダルに続き、今大会では銀メダルを獲得。赤間凛音は、連続6大会でのメダル獲得となり、今回も銅メダルを手にしました。フリースタイルモトクロスバイク競技のMoto Xでは、東野貴行が銅メダルを獲得するなど、日本人選手たちのメダルラッシュが続きました。
音楽ライブ、ブレイキン、BMXフラットランド、アートなど充実の3日間！

Shigekixが率いるブレイキンチーム「Ⅻ AFTER OURS」｜Photo: Jason Halayko / X Games

内野洋平によるBMXフラットランド｜Photo: Hikaru Funyu / X Games

競技の合間には、Shigekixが率いるブレイキンチーム「Ⅻ AFTER OURS」（トゥエルブ アフターアワーズ）から5名の実力派B Boy & B Girlが登場。パリ五輪で注目を集めた「ブレイキン」のショーケース＆エキシビションバトルが繰り広げられ、観客を魅了しました。さらに、日本のトップライダー内野洋平（Ucchie）によるBMXフラットランドのパフォーマンスも会場を大いに盛り上げました。

アクションスポーツの発展に貢献し、将来を担うライダーたちを表彰する『JAPAN ACTION SPORTS AWARDS 2024 NEXT GENERATION』の授賞式では、今大会に出場していたスケートボードの小野寺吟雲や赤間凛音に加え、サーフィンの小野里弦、スノーボードの山田琉聖、深田茉莉らがステージに登場。多くの観客が見守る中、彼らにトロフィーが授与されました。

ヒップホップ界のレジェンドZeebraによる音楽ライブ｜Photo: Hikaru Funyu / X Games

Xゲームズの楽しみはスポーツだけじゃありません。21日（金）の音楽パフォーマンスでは、7人組男性アーティストIMP.が大会テーマソング「BAM-BOO」を初披露。翌22日（土）は、ヒップホップ界のレジェンドZeebra、日本のレゲエシーンをリードする湘南乃風のHAN-KUN、さらに来年1月には日本武道館公演が控えるMC TYSONの音楽ライブで、会場全体がひとつのエネルギーに包まれました。

山口歴によるライブペインティング｜Photo: Hikaru Funyu / X Games

山口歴によるライブペインティング｜Photo: Hikaru Funyu / X Games

会場内では、3年連続で大会アートワークを手掛ける現代アーティスト山口歴によるライブペインティングが行われ、オフィシャルグッズストアやムラサキスポーツなど、スポーツギアからアパレルまで豊富に揃う物販ブースが並び、スポーツ／音楽／ファッション／アートが融合したカルチャーフェスのような熱気に包まれました。

Xフードフェス｜Photo: Jason Halayko / X Games

究極のスポーツ観戦＆グルメイベント「Xフードフェス」同時開催！
今年は幕張メッセの屋外展示場にて、絶品ハンバーガーや自家製ソーセージのホットドッグ、新感覚フライドチキン、ラーメン、ケバブなど、多彩なストリートフードが集結する「X Food Fes（Xフードフェス）」を同時開催。

日本テレビ「ZIP！」の人気料理企画「旅するエプロン」のキッチンカーも出店。千葉産のソーセージや地元の新鮮な食材をふんだんに使ったオリジナルメニューが来場者に提供され、さらに、日本の人気ハンバーガーチェーン「モスバーガー」のキッチンカー「MOS50（モスフィフティ）」も登場し、来場者の食欲を満たしました。

また、会場内では「千葉市」と「X Games Japan 千葉後援会」の協力のもと、ゴミの分別を促すエコステーションや、脱炭素に向けた割りばしの回収プロジェクトが実施され、延べ169名の後援会とボランティアスタッフが会場の美化に尽力しました。

BMXバーク｜Photo: Jason Halayko / X Games

千葉市によるその他の取り組みとして、21日（金）と22日（土）の2日間にわたり、子どもたちにスケートボードやBMXの体験機会を提供するコーナーが設けられ、300名以上の子どもたちがアクションスポーツの魅力に触れました。

また、大会前々日18日（水）には、世界で活躍する女子スケートボード パーク競技の四十住さくら選手が「X Games Japan組織委員会」と「千葉市」の企画によって、千葉市立都小学校を訪問。質問コーナーや、児童たちと一緒にスケートボードを体験する場が設けられ、子どもたちにとって貴重な時間となりました。

さらに、9月7日（土）千葉市蘇我スポーツ公園では「X Games Chiba 2024 スケートボードビギナースクール」を開催し、32名の参加者が基本の「乗る」「降りる」「進む」に加え、簡単なトリックにも挑戦しました。

千葉市によるスケートボード / BMX体験ブース

四十住さくらの学校訪問

千葉市の蘇我スポーツ公園にてスケートボードビギナースクールを実施

今年で3年目を迎えたXゲームズ日本大会は、ますます認知度が高まり、スポーツとカルチャーを融合させた一大イベントとしての地位を確立しています。今後のさらなる発展が期待されています。

なお、今大会の模様は、国内においては日本テレビをはじめとする各テレビ局、新聞、ラジオ、WEBなど各種メディアが報じており、世界に向けてはスポーツ専門チャ ンネル ESPN のネットワークを通じて 192 ヶ国・5 億世帯超に映像配信、YouTube と SNS で全世界 にその興奮はリアルタイムに伝えられました。