中野 純(達人)の記事一覧

中野 純
達人
中野 純
体験作家、闇歩きガイド、「少女まんが館」共同館主
1961年、東京都生まれ。体験作家、「少女まんが館」共同館主。「闇」に関する著作を数多く発表しつつ、ナイトハイクや夜散歩など闇歩きガイドとしても活躍。奪衣婆を偏愛し、著書に『庶民に愛された地獄信仰の謎』(講談社+α新書)なども。
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山梨県甲州市、標高2000m近くにある至福の「賽の河原」へ!【地獄さんぽ/中野 純】
我らが身代わりヒーロー、地蔵菩薩ことクシティ・ガルバは戦わない。地獄の鬼などの悪者を倒したりせずに、ただひたすら苦しみを引き受け、生きとし生けるもの、死にとし死ぬるものを分け隔てなく救う。だが、その名を一躍有名にしたのは、賽(さい)の河原での大活躍だった。
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味噌地蔵とアンパン地蔵【地獄さんぽ/中野 純】
地獄で最強無敵なのはだれだろう。閻魔(えんま)大王? 江口夏実『鬼灯(ほおずき)の冷徹』の鬼灯さま? どっちも正解っぽいが違う。最強なのは断然、クシティ・ガルバ、即ち地蔵菩薩だ。
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三途の川の畔で待つ懸衣翁(けんねおう)が、東京進出を果たしていた【地獄さんぽ/中野 純】
この世の散歩だけで満足してはいけない。あの世はとんでもなく広い。見たこともない絶景が広がり、いつも大勢の人でにぎわっている。あの世はこの世よりずっと歩きでがある。
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幻の「夜富士」を拝む方法~冬の満月の夜を見逃すな!
第七夜遠くからでも見えるとメッチャ嬉しいものってなんだろう。その昔、デヴィッド・ボウイやスティーブ・ジョブズを遠くから拝んで心をふるふるさせたことを思い出したが、彼らはもう亡くなってしまった。生ボウイも生ジョブズももう拝めない。
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‟ご近所闇”に浮かぶ「走車燈」へのいざない〈動画あり〉
暗い夜道を歩いていて、私たちのほうへ車がやってくるとき、車のヘッドライトに照らされたガードレールや私たち自身の影が、車の動きに合わせてスーッと流れるように動いていくことがある。その影の動きがちょっと走馬燈を思い起こさせるので、私はこれを「走車燈」と呼んでいる。
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ご近所ミッドナイトハイクから宅闇まで。“ご近所闇”の遊びかた9箇条
私たち哺乳類はもともと夜行性だった。今こそ哺乳類の初心に帰って、ご近所闇と宅闇をいろいろ楽しみまくろう。全然知らなかった世界が近くに数多あることに、きっと驚く。ご近所は意外に広大だということを思い知る!
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小泉八雲の「雪女」を訪ねる闇歩き@青梅[後編]
青梅の雪女さんぽの舞台は多摩川。「雪おんな縁の地」の石碑から、物語の舞台「千ヶ瀬の渡し」、そしてクライマックス、「河辺の渡し」付近の荒野のような河畔と疎林へと歩を進めていく。
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小泉八雲の「雪女」を訪ねる闇歩き@青梅[前編]
小泉八雲の「雪女」を含む『怪談』が出版されたのは明治37年。平成になって、この話が東京都青梅市の伝説に拠っていることが明らかになった。さらに驚くべきことに、この話の季節は春だというのである。雪女の出現地をめぐって夜の青梅を歩いた。
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新幹線の駅のまわりは闇放題
第三夜ある初夏、雑誌の取材で盛岡のフキデチョウ文庫と花巻のマルカンビル大食堂を訪ねた。どちらも素晴らしいところで、ついでに宮沢賢治ゆかりの地なども巡って、充実した取材旅行だったのだが、旅に闇が足りなかった。このまま帰るのはいかがなものかと思ったので、東北新幹線に乗る前に北上駅で途中下車して、闇を求めて夕暮れの駅の近くをうろうろしてみた。
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夜の郊外で王蟲(オーム)をメッチャ見る
第二夜今夜のテーマはオーム。もちろん宗教じゃありません。歌舞伎版も話題の「風の谷のナウシカ」に出てくるあの王蟲を、闇の中で探します。
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