◆散歩コース◆

体力度:★★☆
難易度:★☆☆

登山シーズン:3月~6月、10月~11月
最高地点:百蔵山 1003.4m
登山開始地点:猿橋駅 320m
歩行時間:約5時間
歩行距離:約14km
アプローチ時間:約1時間20分(新宿駅起点)

コースガイド

(START)猿橋駅
駅から中央自動車道の下をくぐってから左手の葛野川の遊歩道へ道を回って下りる。川沿いに歩き福泉寺へ。
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(1)福泉寺
福泉寺の裏手の道を上がっていくと登山道になる。途中、金比羅宮を過ぎて尾根道に出る。緩い尾根道を歩いて山頂へ。
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(2)百蔵山
広い山頂からは抜群の展望。休憩したら下山。最初は急坂でロープなどもある。百蔵浄水場を過ぎて下っていくと登山口。
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(3)百蔵山登山口バス停
バス停から道なりに下り県道505号を左折していくと、まもなく猿橋。人は通れるので、橋を渡れば対岸にはお店など。
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(4)猿橋
猿橋駅までは車の多い甲州街道を歩く。30分ほどで猿橋駅。甲州街道の右手には大月市郷土資料館がある。
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(GOAL)猿橋駅

アクセス

[行き・帰り 1時間17分(片道)]新宿駅からJR中央線⇔(45分)⇔高尾駅からJR中央本線⇔(32分)⇔猿橋駅

アクセスメモ:福泉寺前バス停まで猿橋駅から田無瀬方面行きの便がある。所要時間約10分。8時台と9時台に2便ずつあり。

問い合わせ:大月市観光協会☎0554-22-2942

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百蔵山へのルートは5つほどあるが、紹介するのは猿橋駅から葛野川(かずのがわ)沿いを歩いて福泉寺から山頂へ。下りは東ルートといわれるコースで百蔵山登山口バス停に下りる。

猿橋駅から出て桂川を渡ると目の前に百蔵山。右手に扇山が見えてくる。まっすぐ行けば最短コースだが、左手に折れて葛野川へ下りる。川沿いの遊歩道から見る百蔵山の眺めは最高だ。遊歩道から再び車道へと戻り、福泉寺へ。小さな寺だが、境内が美しい。

葛野川の遊歩道から大月の岩殿山(左側)が見える。
葛野川の遊歩道から大月の岩殿山(左側)が見える。
これも葛野川からの景色。左にそびえる山が百蔵山、右奥に見えるのが扇山。縦走もできる。百蔵山山頂から扇山山頂まではおよそ2時間半かかる。
これも葛野川からの景色。左にそびえる山が百蔵山、右奥に見えるのが扇山。縦走もできる。百蔵山山頂から扇山山頂まではおよそ2時間半かかる。
登山口付近にある福泉寺の境内。
登山口付近にある福泉寺の境内。
福泉寺から上がっていくと、葛野の集落が見えてくる。なんともいい山里の風景が広がっていた。
福泉寺から上がっていくと、葛野の集落が見えてくる。なんともいい山里の風景が広がっていた。

寺の裏手の林道を上がって登山道へと入っていく。少し上に行くと集落と岩殿山などの展望。これもいい景色だ。さらに上がっていくと、時々富士山が顔を出す。金比羅宮のある祠(ほこら)からさらに上がると、尾根道へ。時季は少し過ぎたがぽつんぽつんとヤマツツジが咲いていた。

山頂手前の道。取材時はヤマツツジが道沿いに咲いていた。
山頂手前の道。取材時はヤマツツジが道沿いに咲いていた。
百蔵山の中腹にある金比羅宮。
百蔵山の中腹にある金比羅宮。

麓の福泉寺から約2時間で山頂へ。先客たちがお弁当などを広げているが、みんな同じ方向に座っている。そうみんな富士山の方向を向いているのだった。雲が少々かかり、山頂ではあまり顔を出してくれなかったが、ま、途中では見えたからよしとしよう。

広場のような百蔵山の山頂。
広場のような百蔵山の山頂。
百蔵山山頂から富士山方面。雲がかかっている右側が富士山。御坂山塊、杓子山なども望む。
百蔵山山頂から富士山方面。雲がかかっている右側が富士山。御坂山塊、杓子山なども望む。

山頂直下はロープも張ってある急斜面。慎重に下って1時間ほどで百蔵山登山口バス停へ到着。以前は猿橋に行く途中に湯立人(ゆたんど)鉱泉があった。普通の民家の中に鉱泉があるという安らぎを覚える鉱泉だった。廃業したようでさみしい。下山後の締めは有名な三大奇橋といわれる猿橋を渡ってから駅へ向かおう。

【山麓見学】珍しい構造の橋は広重も描いた奇橋「猿橋」

江戸時代には日本三大奇橋と呼ばれた、桂川に架かる猿橋。渓谷が深いので橋脚を立てられず両岸から張り出したハネ木で橋を支える。歌川広重は天保12年(1841)に猿橋を訪れスケッチし、後に甲陽猿橋図を発表した。

登山シーズンメモ

春は桜の咲く4月、ヤマツツジの5月がいい。11月の紅葉シーズンももちろんおすすめだ。

アドバイス

山頂直下の急坂は気を付けよう

コース上でやや危険なところは百蔵山の山頂直下の急坂。滑りやすいので近くの草木につかまりながら下ろう。もちろんしっかりした登山靴は必須。扇山へ足を延ばす場合は鳥沢駅まで山頂から最低4時間はみておこう。

取材・文=清野 明
『首都圏日帰り山さんぽ50』(2026年8月発売)より