アトリエe.f.t.
代表理事の吉田田タカシが27年前に始めた「アトリエe.f.t.」。「まほうのだがしや チロル堂」そして「トーキョーコーヒー」アトリエe.f.t.の集大成となる拠点が、奈良県天理市に誕生します。




日本の教育を変える、全く新しい学校「e.f.t. College of Arts - アトリエe.f.t.」について

コンセプト:つくるを通していきるを学ぶ
多様な問いにあふれる時代。
人生も、社会も、幸せの価値観さえも、
自分たちの手でつくっていい。
教育は、もっと自由で楽しくて、
開かれたものであっていい。
この先、未来をつくる子どもたちは、
今、大人がつくる社会に生きるから。
今こそ、私たちから、
みちをつくる人になろう。




「e.f.t. College of Arts - アトリエe.f.t.」とは
2027年4月開学予定の「e.f.t. College of Arts」は、「すべての子どもが主体的に学び、大人が価値観をアップデートする仕組み」を備えた、全く新しい学校です。

27年前に始まったアートスクール「アトリエe.f.t.」は、「つくるを通していきるを学ぶ」を合言葉に、自分のものさしで楽しく生きていく子どもたちを輩出してきました。e.f.t.から生まれた「チロル堂」そして「トーキョーコーヒー」は、地域の大人たちの価値観と行動を次々に変えています。今こそ、教育と福祉と地域をつなぐ実践を全国に広げ、日本の公教育を変えていくとき。アトリエe.f.t.の集大成となる拠点が、奈良県天理市に誕生します。

公式HP

なぜ今この学校が必要か

私たちの教育の根幹にあるのは、どんな子どもも「いていい」と安心できる居場所づくりと、楽しみながら学び直そうとする大人の存在です。
今、全国で35万人の子どもたちが不登校=学校に行かない選択をしています※。
それは子どもの問題ではなく、大人の課題だと私たちは考えます。
複雑化する社会、不安定な時代のなかで、どうすれば子どもたちに生き抜く力を学んでもらえるか。
私たちは、倫理的で持続可能な価値観を持ち、自分の道を自分で切り開ける"アーティスト”を育てることこそが唯一の道だと考えます。
クリエイティブを通して教育・福祉・地域をつなぎ、自治体とも協働しながら、大人も子どももワクワクする新しい教育モデルに取り組んでいきます。

※参考:文部科学省が公表した調査で、2024年度の不登校の小・中学校児童生徒は353,970人で過去最多を更新。
出典:文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」(2025年10月29日公表)

活動内容について

私たちは、4つの軸をもとに教育の活動をしていきます。
〔居場所〕Care - 大人が楽しみながらつくる、「いていい」と安心できる居場所
〔つくる〕Arts - 「つくるを通していきるを学ぶ」アートとデザインを教材に生きる力を学ぶ場
〔共同体〕Community - 地域の大人の価値観と行動をアップデートする、仕組みのデザイン
〔活動拠点〕Base - 全ての活動のベースとなる、「つくる」ための豊かなフィールド

“つくるを通していきるを学ぶ”環境と、分断をつなぎ直すコミュニティ、そして子供だけでなく、大人も楽しみながら“いていい”と思えるケアから主体的な学びまでが連続する、学校を超えた学校を目指していきます。

〔居場所〕Care - トーキョーコーヒー本部拠点活動 / 校庭開放 / キッチン&カフェスペース開放

〔つくる〕Arts - 子どもアトリエ / 中高生大人アトリエ / 高等部 / 短期 (1日・合宿) コース / 企業・教員・行政・PTA研修


〔共同体〕Community - カンファレンス / コミュニティスペース運営

〔活動拠点〕Base - アトリエ・研修室・木工室・相談室・オープンキッチン&カフェ・森・菜園・野原・広場


奈良県天理市について




奈良県天理市は、奈良盆地の東端にひろがる緑豊かなまちです。1954年に周辺の町村が合併して誕生し、天理教教会本部を擁する宗教文化都市として独自の歴史を育んできました。市域は丘陵から扇状地、平野へとつづく多様な地形をもち、JR桜井線や近鉄天理線、主要国道・高速道路が結節するアクセスの良さも特徴です。中心地の丹波市地区には、信仰と自然、人々の営みが調和する風土が息づいています。
天理市公式HP

天理市は近年、教育改革にも力を入れています。「ひとりひとりの『しなやかさ』を育む『共育』へ」と題した教育大綱を策定し、日本の教育や子育ての在り方を変革しようと取り組んでいます。

【教育大綱の一部抜粋】
私たちの目的は、個人を所属する集団の一員へと育成し、社会が必要とする人材を「製造」することではありません。次の時代を生きる人間が、幸せに生きていくための力を共に育むことを目指しています。
天理市教育大綱【第3次】

その理念を具体化する取り組みの一つが「ほっとステーション」※です。心理士や弁護士などの専門家が学校と連携し、教育と福祉を一体で支える仕組みを整備。子どもや子育て家庭の不安や生きづらさを早期に受け止め、教職員の退職・休職の大幅な減少にもつなげました。この取り組みは文部科学省とこども家庭庁のモデル事業に採択され、全国からの視察が相次いでいます。
※「ほっとステーション」については、