公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団

八王子を代表した萩原製糸工場は片倉製糸紡績八王子製糸工場へ移行し、現在は日本機械工業として中野上町に当時の名残を残している。本作品はその敷地内で片倉製糸時代から大切にされてきた諏訪神社の狛犬をモチーフにしたロープの作品だ。作品が設置されている場所はかつて繊維産業の工場として稼働していたとされる工場跡地で、廃墟と化した工場内にはその頃使われていたと思われる机や棚、道具や力織機の動力部などが残され、庭には草木が生い茂っていた。展示会場として芸術祭のためにひらかれたその場所で、養蚕に携わる人々を見守った狛犬が鑑賞者を出迎える。
日程:11/8~12/7 水曜定休
時間:10~17時
会場:工場跡地 東京都八王子市中野上町2丁目25−6
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堀田千尋
1990年北海道出身、神奈川県在住。2015年多摩美術大学大学院美術研究科 修了。
身の回りにある道具から、「物」として存在している以上にその裏側にある「こと」を見出し、道具が持っている役割や道具を使う動作などの行為を形にした作品を展開。
地域の歴史をリサーチし、そこで出合った物を手がかりに制作する作品は、道具そのものが、縫い合わされてだんだんと行為としての形へと移り変わり、見る人にその不可思議さを提示している。
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ー八王子芸術祭2025概要ー
土地に染み込む、ものづくりの機械音や職人たちの手のリズム、そのうえにアートやデザインの旋律が流れるとき。時代が織り重なり、伝統が未来に巡りあうとき。
そこにどのような物語がうまれるのでしょうか。
あなたの想いも、ひとつの糸となります。経(たて)の記憶に、緯(よこ)の風をとおす。
八王子から世界へ。未来の物語を紡ぐ旅のはじまりです。
【開催期間】2025年11月8日(土)~12月7日(日)※水曜日定休
【会場】 中野・大和田・小宮・石川および周辺複数会場
【入場料】 無料(一部有料プログラムあり)
【主催】 八王子市、公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団
【2025外部運営チーム】
Creative Direction:中村 寛
Art Production:戸田 史子
Curation:田坂 和実 、原 ちけい
Design:鄭 呟采 、足達 真帆
【公式HP】八王子芸術祭|Hachioji Arts Journey|アートとまちの10年旅
【公式SNS】Instagram:八王子芸術祭(@hachioji_arts_journey)
八王子芸術祭とは
2023年に高尾地域でスタートした八王子芸術祭。10年をかけて八王子市の5地域を巡ります。地域の歴史・自然・文化を背景に、その土地に染み込むアート作品を、その土地の旧工場跡や古民家、屋外施設や公園など多彩な会場で展開します。
美術・音楽・演劇に加え、ワークショップやトーク、パフォーマンス、地域とともにまちを盛り上げる「マチイロProject」など、多様なプログラムを実施。
訪れる人は「旅人」として八王子の風景や時間に触れることのできる祭典です。
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