株式会社ゆかい
11月3日(月・祝)11:00~19:30

道路に300畳の畳を敷き詰めたら、神田に“ありそうでなかった縁日”がはじまります!

路上に敷かれた300畳の畳に、そっと足をふみ入れると、都会のまんなかにひらかれた「内側」の空間があらわれます。そこから見える景色には、まだ体験したことのない感覚の世界が広がっていて、内と外の境界は次第に気にならなくなっていきます。ビルのすき間から見える空は、まるで大きな窓のように、場全体をやさしく照らします。

この「あたらしい縁日」では、「つながり」「対等」「共有」という3つのテーマを軸に、さまざまな体験が企画されています。アート、福祉、地域が交わることで、知らなかった世界や人との出会いが生まれる。そんな日常のすき間に、体感でたのしむ時間をここ神田にひらいていきます。



2025年11月3日(月・祝)、写真家・池田晶紀がクリエイティブディレクションを担当する、路上実験イベント「なんだかんだ12 ~なんだかんだと、よくがんばって生きてきた。~」を開催いたします。

本イベントは、株式会社ゆかいが主な企画・制作を担当し、一般社団法人つむぎやさん、株式会社日建設計総合研究所も企画に加わっています。主催は、千代田区神田錦町の錦町三丁目町会、錦町三丁目第一町会、地元企業などに所属する有志たちにより2023年に設立した神田プレイスメイキング実行委員会になります。

場所はサウナのある文化複合施設「神田ポートビル(千代田区神田錦町3-9)」と300畳の畳を敷いたビル周辺の道路空間をメイン会場に、今回はエリアを拡大し、「テラススクエア(千代田区神田錦町3-22)」周辺も会場に加え、そこには公募によって募ったキッチンカーの出店や移動式の水族館、鍛冶屋、あそび場などなど、いろいろな「移動式」が集結します。









































※これまで開催してきたなんだかんだのアーカイブは、なんだかんだHPにてご覧いただけます。
https://nandakanda.jp/

<会場エリアマップ>

神田ポートビルとグリーンのエリアが会場 ※アクセス:神保町駅A9出口より徒歩約5分

~「なんだかんだ12」を開催するによせて~
今回、「なんだかんだ12」のスローガンは「なんだかんだと、よくがんばって生きてきた。」にしました。「なんだかんだ」は、障害のある人、福祉施設の方、アーティスト、役者、ミュージシャン、医師、この街を愛する人、こどもや親など、さまざまな立場の人たちが出会い、生き方や表現をたがいに分かち合いながら、「たのしむ意欲」を交換する祭典(場)です。ここで生まれるアイデアや関係性を、「社会の中でどう活用できるか?」を探る、創造と実験の場として位置づけています。私たちはこの場を、“あたらしい縁日”と呼んでいます。

この縁日には、「こんなやり方があったんだ」や「なんだかちょっと楽になった」といった声が、自然と集まってきます。見方や考え方を、少しだけやわらかく変換するようなアイデアが、ここにあります。縁日では、会場となる路上や建物の中に、合計300畳の畳が敷かれています。普段、畳の空間は「内と外のあいだ」を感じさせるものですが、靴を脱いで路上の畳に一歩ふみこめば、そうした境目の感じ方が違うかもしれません。路上の畳からは、ビルの隙間から見える空や、人と人がたのしそうに過ごす様子が広がっている時間が流れています。

出会ったことのない世界、出会ってみて初めて知る体験体感する心地よさや、出会い方そのものが、この縁日の魅力です。じわじわと共感が生まれ、気づけば「ここ、なんか居心地いいな」と感じてもらえるような時間になったら、うれしいです。

なんだかんだクリエイティブディレクター
池田晶紀