国立大学法人岡山大学



2025(令和7)年 5月 28日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/


◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)が事務局を務める「おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)」は、2025年5月22日、「オープンイノベーション Match Up vol.3」を岡山大学津島キャンパスの創立五十周年記念館にて開催しました。

 本イベントは「デジタル×リアルで拡張する共創の未来」をテーマに、産学官の多様な主体が一堂に会し、リアルな技術体験を通じてイノベーションの創出を目指す場として企画されたものです。
 
 当日は、OI-Start会員をはじめ、一般の方、学生、教職員など約250人が来場し、四足歩行(犬型)ロボット、スマートリング、超高解像度VRゴーグルといった最新技術を実際に「見て、触れて、体験する」ことができる多数の展示・体験ブースを訪れました。なかでも注目を集めたのが、日本で初めて一般公開・デモ展示された四足歩行ロボット「Lynx(リンクス)」です。会場では、その滑らかな動作と高い応用可能性に多くの参加者が関心を寄せ、次世代ロボティクスの進化を肌で実感する場となりました。

 本イベントは3部構成で実施。第1部では、NVIDIAの清水啓太郎Senior Solution Architectによる特別講演「NVIDIA Omniverseが切り開く研究と産業デジタルツインの可能性」が行われ、研究・産業界における仮想空間技術の将来像について、最前線の知見が披露されました。また、企業・研究者・学生による1分間のポスター紹介やテクノロジー紹介が続き、現場発の知見と技術が共有されました。

 第2部では、株式会社エルザジャパン、株式会社ジャパンディスプレイ、本学大学院生による技術プレゼンテーションに加え、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)による、地域の研究シーズと企業ニーズをつなぐオープンイノベーションの仕組みであり、OI-Startも連携を進めている「Matching HUB」の紹介も行われました。

 第3部では、展示・デモ・ポスターセッションが一斉に行われ、領域や立場を超えた対話と交流が活発に展開されました。

 全体の締めくくりとして、今年度完工した共創イノベーションラボ「KIBINOVE」にて懇親会が行われ、OI-Start会員をはじめ、企業関係者・自治体職員・研究者に加えて多数の学生も参加しました。学生にとっては、自らの研究や関心分野について社会人と直接対話する貴重な交流の機会となりました。
 OI-Startでは今後も、産学官の垣根を越えた共創の場づくりを推進し、地域におけるイノベーションの創出に取り組みます。

 なお、本イベントは、内閣府「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の一環としても実施されています。引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の取り組みにご期待ください。



株式会社エルザジャパンの四足歩行(犬型)ロボット



ポスター展示の様子



登壇者と岡山大学・OI-Start関係者の集合写真



会場となった岡山大学創立五十周年記念館(岡山大学津島キャンパス)



【プログラム】
 13:00~13:10 オープニング 阿部匡伸 岡山大学理事、野上保之 OI-Start会長
 13:10~13:55 特別セミナー NVIDIA Omniverse 講演
         講演者: NVIDIA Senior Solution Architect 清水啓太郎氏
 13:55~15:10 ポスター紹介テクノロジー紹介
         四足歩行ロボット、スマートリング、VRゴーグルなど
 15:15~17:10 デモ・展示・ポスターセッション
 17:10~17:15 クロージング
※10:00~12:00 会場にてプレデモ・体験コーナーを先行公開
 17:45~19:30 懇親会(ネットワーキング)共創イノベーションラボ棟(KIBINOVE)1階 会費制

【ポスター】
 https://oistart.okayama-u.ac.jp/master/wp-content/uploads/2025/04/250522_flyer.pdf




【主 催】
 おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)

【共 催】
 岡山大学 AI・数理データサイエンスセンター サイバーフィジカル情報応用研究推進部門


〇OI-Startについて
 おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)は、産学官が連携して主にデジタル技術を活用したイノベーションを創出し、その実践を通じて創出に貢献する人材を育成する事で、県内の企業の生産性や魅力の向上、若者の県内定着・還流を推進するため、県内企業・自治体、大学等の研究者および学生が組織・分野の枠を超えて共創する舞台(プラットフォーム)。岡山大学が事務局を務める。






〇当日展示したテクノロジーについて、瀬戸内海放送(KSB)に取材いただきました。
 四足歩行ロボットやVRも 最新のデジタル技術を体験できるイベント 岡山大学
 https://youtu.be/tZAGT0HL_bc