カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(蔦屋書店・蔦屋家電・T-SITE)
開催を記念して、特別なアーティストブック『Nearly equal』も99部限定で販売します。
詳細情報
六本木 蔦屋書店(東京都港区)は、2024年12月12日(木)から2025年1月13日(月・祝)まで、写真家の柏田テツヲによる個展「Nearly equal」を開催します。六本木という有数の都市に位置するお店に、柏田テツヲによる大自然が広がるさまをぜひご覧ください。開催を記念して個展のタイトルを冠した特別なアーティストブック『Nearly equal』も99部限定で販売します。
本展に寄せて
私は電波も入らず誰もいない自然の森の中を歩いている。声は聞こえないが徐々に自然と対話が生まれる。やがて自然と私は対等の存在になってゆく。私は自然の一部でありたい。自然も私の一部であってほしい。という思いが誰もいない森の中を歩いて湧き出ました。
私は普段、自然と人間との共存や分断、環境問題をテーマに作品制作を行っていますが、この作品は自分目線、自分都合での作品ではなく、自分自身がコントロールの出来ない自然の力を借りながら一緒に作り上げた作品です。そうすることによって自然と人間との新たな関係性が見えて来るのではないかと思ったからです。
現像には森の川の水や雨水を使用し、その中には森で採取した石や落ち葉や枝などをフィルムと一緒に入れました。そうすることで予期せぬ現像のエラーやダメージが生まれて自身が想像することのできない絵があがってくるのです。また一度プリントしたものを森に返し放置し、雨風や時には大型の台風によりダメージを受けたプリントを再度採取し繋ぎ合わせ再撮影する行為を繰り返して自然を観察しながら私自身も自然に介入していきました。時には石を積み上げたり、流木を立てたりするなどの行為をし、その行為の時間こそが自然との対話なのです。(柏田テツヲ)
会場では、アーティストブック『Nearly equal』のほか、2021年に発売された『Into the Gray』もお取り扱いいたします。
柏田テツヲ『Nearly equal』
発売日 2024年12月12日(木)
価格 6,050円(税込)
部数 エディション99部
制作年 2024年
備考 サイン入り
プリントから製本までをハンドメイドでおこない、1冊ごとに変化が出るように1ページにそれぞれ違うサイアノプリントをほどこしました。また「Nearly equal」では予期せぬ自然発生したエラーを作品に取り入れているため、このアーティストブックでも作品と通じるように、普段は取り除いてしまうプリントの際に生じたプリントエラーをそのまま残して綴じています。
柏田テツヲ『Into the Gray』
価格 7,700円(税込)
部数 エディション400部
制作年 2021年
備考 サイン入り
展示作品とアーティストブックは店頭のほか、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」でもご購入いただけます。(※「OIL by 美術手帖」での販売期間は、2024年12月12日(木)11:00から2025年1月31日(金)23:59までです。)
https://oil.bijutsutecho.com/artist/3882
アーティストプロフィール
柏田テツヲ/Tetsuo Kashiwada
1988年生まれ。旅をしながら自然や人に出会い、そこで感じた疑問や違和感に目を向ける。自然と人間の関係性、共存と分断そして環境問題をテーマに作品を制作している。現在はアメリカ・カリフォルニアのロサンゼルスをベースに活動、作品を制作している。
主な受賞歴に「YPF PHOTO AWARDS 2022」最優秀賞、「JAPAN PHOTO AWARD」(2021)、「第43回写真新世紀」佳作(2019、2020)など。主な展示に「屋久国際写真祭」(2022)、「OFF GRID Independent Photo Festival Wien」(2022)、「PhMuseum Days」(2023)、「Rotterdam Photo」(2024)、「KYOTOGRAPHIE 2024」などがある。
イベント概要
柏田テツヲ「Nearly equal」
会期 2024年12月12日(木)~2025年1月13日(月・祝)
時間 8:00~23:00
会場 六本木 蔦屋書店 2階 SHARE LOUNGE内
主催 六本木 蔦屋書店
協力 CCCアートラボ(https://www.ccc-artlab.jp/)
入場 無料
お問い合わせ先 Tel.03-5775-1515(営業時間内)
URL https://store.tsite.jp/roppongi/event/shop/44482-1527261209.html
店舗情報
六本木 蔦屋書店
世界中の雑誌が揃うマガジンコーナー、グローバルな視点を持つ方々に向けて“Source of Inspiration”を発信する書籍フロア、コーヒーを楽しみながら本や雑誌が選べるBOOK & CAFE、最新テクノロジーと匠の技を織り交ぜ提案するGlobal Thinkerのための文具雑貨フロアなど、六本木で働き・遊び・暮らす方々が心地良く過ごし、たくさんの人や情報にコネクトできる空間を提供いたします。
2階の「SHARE LOUNGE」は、「発想が生まれ、シェアする場所」をコンセプトに、オフィスの機能性とラウンジの居心地のよさを併せ持つカフェ&ワークスペース。 ワークに集中できる1人席をはじめ、商談やカフェ利用に最適な複数人席や会議室があり、お客様のニーズに合わせて、ご自由にご利用いただけます。また、トークショーなどのイベントを開催するほか、アートウォールにて様々なアーティストの作品もご紹介し、六本木 蔦屋書店に集う多様なお客様にとってのコミュニケーションの起点となることを目指します。
住所 東京都港区六本木6-11-1 六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り
電話番号 03-5775-1515
営業時間 9:00~23:00(スターバックス コーヒーは7:00~、SHARE LOUNGEは8:00~)
ホームページ https://store.tsite.jp/roppongi/
Facebook https://www.facebook.com/ROPPONGI.TSUTAYA.BOOKS/
X https://X.com/R_tsutaya_books
Instagram https://www.instagram.com/roppongi_tsutaya_books/
オンラインストア https://shopping.geocities.jp/t-tokyoroppongi/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
おすすめするスポットやお店のメニューなど、みんなの「こりゃいいぜ!」を絶賛募集中です!!
さんたつ公式サポーター登録はこちら
新着記事
多国籍化する団地から見えてくるあるべき共生の形とは。横浜市霧が丘のインド料理店『スパイス・ゲート』
青葉台駅から横浜市営バスに乗り込むと、車内にはインド人だろう南アジア系のファミリーの姿。環状4号線を20分ほど走り、やがて霧が丘団地に入ると、インド濃度はさらに増す。ベランダで布団を干しているおばちゃんもインド人、すれ違う車の運転席にもインド人、散歩しているおじさんふたりもインド人……一見すると日本のどこにでもあるような団地なのだが、インド人の住民がとっても多いことで知られているのだ。
春の七草といえばお粥。三重県鳥羽市の国崎では“海の七草”をたたいて食べる!?
毎年1月7日が近づくと、スーパーに並ぶ“春の七草粥セット”。セリ、ナズナ、ゴキョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの七つ。けれど、それとはまったく違う七草を用意する地域があります。古来、伊勢神宮へ献上する熨斗(のし)アワビ(*)を作っている三重県鳥羽市の国崎(くざき)では、なんと! “海の七草”を用意するんです。イラストを拡大してどうぞ~。*アワビを薄くはいで引き延ばして干したもの
『更級日記』の作者・菅原孝標女が憧れた夕顔と浮舟。現代の私たちも感情移入できる『源氏物語』のヒロインたち
一年にわたる大河ドラマ『光る君へ』も最終回を迎え、そして一年にわたる本連載もとうとう最終回となった。これまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました……! さて連載の締めくくりでは、ある日記を紹介したい。平安時代に『源氏物語』を愛読していた女性の日記だ。おそらく『光る君へ』最終回にも登場する書き手なのではないだろうか。