大日本印刷(DNP)
環境配慮とユーザビリティを考慮したパッケージの技術等を活かして農業分野に本格参入
大日本印刷株式会社(DNP)は、2024年10月9日(水)~11日(金)に幕張メッセで開催する「第14回農業WEEK(通称:J-AGRI)」内の「農業 脱炭素・SDGs EXPO」に初めて出展します。
DNPは長年、地球環境への負荷低減に配慮したパッケージや、多様な人々が使いやすく機能性の高いパッケージを開発・提供しています。今回、食品や日用品、医薬・医療品等の包装関連事業で培った技術・ノウハウを活かして農業分野のパッケージに本格参入し、農業の生産性向上や環境負荷低減を支援します。
DNPブースイメージ
初出展する「農業WEEK」のDNPブース(農業 脱炭素・SDGs EXPO・小間番号9-60)では、「環境配慮」「ユーザビリティ改善」「業務効率化」の視点から、農薬や園芸品等に適した各種パッケージコンセプトと、農業関連業務を効率化するデジタルトランスフォーメーション(DX)に関するサービスを提案します。*1
*1 DNPの出展内容について → https://www.dnp.co.jp/biz/eventseminar/event/20175589_4966.html
【「農業WEEK」への出展概要と主な製品・サービスについて】
DNPは、環境負荷が低く持続可能性に配慮した多様なパッケージの開発に注力しています。農業分野でもこうした環境配慮型の資材・パッケージが求められており、DNPブースでは、これらのニーズに対応する製品を展示します。また、農林水産省が推進する農業女子プロジェクトに参画し、同プロジェクトと協働した成果を紹介します。
1.DNPハイバリアアルミ蒸着フィルム IB-FILM(R)
本製品は、酸素や水蒸気に対する高いガスバリア性と遮光性を有しており、内容物の品質保持が求められる農薬等のパッケージで使われているアルミ箔の代替品として有効です。アルミ箔から本製品への変更により、原材料調達時と製造時を合わせたサプライチェーンでのCO2排出量を約16%削減できます(当社算出)。
2.DNP植物由来包材 バイオマテック(R)
石油由来の原料の代わりに、サトウキビから砂糖を精製した際の副産物(廃糖蜜)やとうもろこし等の植物由来の原料を一部に使用し、石油の使用量を削減するパッケージです。また、植物は生育過程でCO2を空気中から取り込んでいるため、石油由来のプラスチックフィルムと比べ、温室効果ガスを製品のライフサイクル全体で削減するとみなすことができます。
3.DNPカラー判定サービスTM 色分類ツール(開発展示)
本サービスは、色の変換・表現技術を活用して、専門家でなくても正確な色の判定ができます。農業分野では、種苗の育成状況の色判定など、目視による判定・分類業務が多くあります。目視判定からスマートフォンで撮影した画像分析に切り替えることで、人による判定のばらつきをなくし、客観的な品質評価を実現します。
4.農業女子プロジェクトの取り組み
DNPは、農林水産省が推進する「農業女子プロジェクト」*2に参画し、同プロジェクトと連携して、農業向けパッケージの課題解決に取り組んでいます。このプロジェクトは、農業に従事する女性が、日々の生活や仕事、自然との関わりのなかで培った知恵を企業の技術・ノウハウ・アイデア等と掛け合わせて新たな商品・サービス・情報を創造し、農業で活躍する自身の姿とともに社会に広く発信していく取り組みです。DNPブースでは、同プロジェクトと協働した成果を紹介します。
*2 農業女子プロジェクト → https://nougyoujoshi.maff.go.jp/
※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
※記載された製品の仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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