特定非営利活動法人こんぺいとう企画

講演に耳を傾ける学生の皆さん(提供画像)
特定非営利活動法人こんぺいとう企画の理事長で、詩人・エッセイストの豆塚エリが、別府医師会立青山看護学校3年生を対象に特別講義を行いました。精神科実習を控えた学生に向けて、自身の経験を交えながら、生きづらさを抱える人と共に生きるために必要な視点を語りました。
別府医師会立青山看護学校について
昭和30年に別府准看護婦養成所として開設され、長い歴史の中で多くの看護職を社会に輩出してきました。令和4年には、社会の実情や要請に応じ、看護師養成所3年課程(全日制)を開設、別府市医師会立別府青山看護学校となりました。設立当初の理念を受け継ぎ、地域医療の担い手として能力を発揮できる有能な人材を育成することを目指し、看護基礎教育に取り組んでいます。その教育の一環として、同法人からの依頼を受けて豆塚が登壇しました。
精神科実習を控える学生に伝えた「生きづらさ」への向き合い方
今回の講義で豆塚は、自身の経験から、困難を抱えている人に対して、すぐに答えを出そうとするのではなく、まず話を聴き、その人の気持ちを受け止めることが重要だと伝えました。また、障害や生きづらさについては、本人の努力不足ではなく、周囲の環境や社会の仕組みが原因になっている場合もあり、そこに目を向けることも大切であると語りました。さらに、精神科医療や福祉の現場でも重要となる「回復」について、「元通りになることではなく、傷を抱えたまま自分らしく生きようとする終わりのない旅そのものだ」と自身の考えを伝えました。

会場となった別府市保健センター(提供画像)
支援する側も、自分自身を大切に
講義の最後に伝えたのは、「患者さんを大切にするのと同じくらい、まずは自分自身を大切にしてほしい」というメッセージです。
支援する側にも傷や悩みがあり、完璧な支援はありません。「これで良かったのだろうか」と迷いながら関わり続けることも、支援に携わる上で大切な姿勢の一つです。
豆塚は、誰もが「自分らしくあろうとする旅の途中」にいるとし、完璧でなくても、失敗しても、それでも前に進もうとするプロセスを一緒に歩んでいくことの大切さを伝えました。
今回の講演は、看護師を目指す学生が、困難を抱える人の声に耳を傾けることの大切さや、「人を支える」とは何かを考える機会となりました。
実施概要
主催(研修依頼元): 別府医師会立青山看護学校
講師:特定非営利活動法人こんぺいとう企画 理事長 豆塚エリ
日時:2026年6月30日
会場:別府市保健センター
講演テーマ:「この生きづらい世界で共に生きるために」
参加者:別府医師会立青山看護学校の学生
講師プロフィール
豆塚エリ(まめつか・えり)
1993年愛媛県生まれ、大分県別府市在住。詩人、エッセイスト、自殺予防・人権講演家。16歳で自殺を図り、頸髄損傷による障害を負い、車いす生活となる。自伝的エッセイ「しにたい気持ちが消えるまで(三栄)」を出版、NHK「おはよう日本」やTBS「News23」で紹介されるなど反響を集め、現在3刷。 2022年ヨンデル選書大賞を受賞。文筆家として執筆するほか、全国で自殺予防や人権の講演を行っています。
株式会社kokoyori代表取締役のほか、特定非営利活動法人こんぺいとう企画理事長を務め、訪問介護事業所「tetote」、就労継続支援B型事業所「ぺんぎんクリエイツ」、相談支援事業所「ぺんぎんサポート」など福祉事業を運営し、障害者の生活と就労の両軸を支援しています。
2024年にはクラウドファンディングで380万円を達成。同年9月にはオンラインライタースクール「もくもくライタースクール」を開校しました。2025年5月にはメディアサイト「Arica」を開設。同年8月には就労継続支援B型事業所「ぺんぎんクリエイツ」を、2026年4月相談支援事業所「ぺんぎんサポート」を開所しています。
法人概要
名称:特定非営利活動法人こんぺいとう企画
代表者:理事長 豆塚エリ
所在地:大分県大分市錦町3丁目4-24
運営事
業所:就労継続支援B型事業所ぺんぎんクリエイツ
URL:https://kompeito.org/
本件に関するお問い合わせ先
就労継続支援B型事業所ぺんぎんクリエイツ
電話:080-7491-7872 メール:[email protected]
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