株式会社大丸別荘
大丸別荘の玄関に、新しい顔が生まれました。福岡・筑紫野が誇る“博多織 最古の織元”の手仕事とともに、創業160年を迎えた老舗旅館の“日々の営みの更新”を形にした暖簾です。

記念撮影スポットとしてもご利用いただいています
株式会社大丸別荘(所在地:福岡県筑紫野市湯町1丁目20-1)は、創業160年を迎える節目の年にあたり、旅館の入口を飾る暖簾(のれん)を新調いたしました。
本暖簾は、福岡県筑紫野市に拠点を置く「西村織物株式会社(所在地:福岡県筑紫野市紫7-3-5)」様と共同で製作した、伝統の“博多織”による特別仕様です。
大丸別荘ではこれまでも、
・銘卵「うちのたまご」
・白木牧場ジャージー牛乳
など筑紫野・福岡の恵みを取り入れた“地元とともに営む宿づくり”を進めてきました。
今回の暖簾制作は、地域の文化資産を宿の体験に取り入れる取り組みの新たな一歩です。
コラボレーション暖簾の意図と特徴
今回新たに導入した博多織の暖簾は、大丸別荘の玄関にふさわしい格式と表情をつくるために、西村織物様とともに細部まで検討を重ねた一枚です。
以下の4つのポイントを大切にしました。

夜の灯りに浮かび上がる暖簾
1. 伝統の織技術が息づく素材選定
博多織の中でもしっかりと密度のある生地を採用し、絹ならではの落ち着いた光沢が玄関の風景に奥行きを与えます。
長年帯づくりを担ってきた老舗織元だからこそ実現できた質感です。
2. 旅館の空間性との調和
暖簾は、ただの間仕切りではなく、訪れるお客様を迎える“門”。
既存の建築意匠や灯りの雰囲気と自然に馴染みながら、旅の始まりの時間を穏やかに演出します。
3. 地元・筑紫野の文化を映す一枚
今回の共同制作は、筑紫野市ゆかりの織元とともにつくり上げたもの。
大丸別荘が大切にしてきた「地域とともに営む宿」の姿勢を、ささやかに、しかし確かな形で示しています。
4. 和モダンの空間にも映える、長く使える設計
屋内使用に適した耐久性を持ちつつ、絹の美しさを活かした設計により、
これから長い年月にわたってお客様を迎える玄関のしつらえとして息づく一枚となりました。
西村織物--博多織の歴史を今に伝える最古の織元
西村織物は、江戸時代に「博多織屋株」の許可を得た十二軒のうちの一社として創業し、“博多織最古の織元のひとつ”として今日まで技を受け継ぐ老舗織元です。
自社工場には、織と職人の技に触れられるギャラリーショップ「ORIBA(オリバ)」を併設し、地域文化の発信拠点としても知られています。
同社は、絹糸の選定・染色・図案・製織までを一貫して行う国内でも数少ない体制を持ち、伝統的な帯の製作のみならず、現代的な用途に転用した織物も幅広く手がけています。
さらに近年は、バッグやインテリアファブリックなど多様な領域へと博多織の可能性を広げる取り組みを進め、伝統技術を現代の生活空間へとつなぐ新しい表現にも積極的に挑戦しています。
今後の展望
今回の暖簾制作は、160周年記念プロジェクトの一環として位置づけており、今後は次のような取り組みを予定しています。

館内のショップ
・館内における博多織を用いたインテリアアクセントの展開(クッション、チェアカバー、掛け軸など)
・西村織物様とのワークショップ開催(宿泊ゲスト向け、織り体験・歴史解説付き)
・地元素材×伝統織物のコラボ商品開発(旅館オリジナルのお土産物販)
これにより、「地元筑紫野・福岡の豊かな文化資産を、宿泊体験としてもお客様に届けたい」という想いを、より具体的に発信してまいります。
結びに
「大丸別荘」のこれまでとこれから大丸別荘ではこれまでも、朝食に「うちのたまご」や「白木牧場ジャージー牛乳」を採用するなど、地産地消の取り組みを続けてきました。
そこへ今回、“織物という文化資産”が新たに加わります。
創業160年の歴史に敬意を払いながら、次の時代に向けて静かに歩みを進める大丸別荘。
今回の暖簾コラボレーションを手始めに、地域・文化・人を結ぶ“ふるさとステイ”をより深化させてまいります。

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