K-1実行委員会
K-1 WORLD MAX 2025




K-1/Krush の運営及びジム運営する K-1 実行委員会は、本日11月15日、東京・国立代々木第一体育館にて『K-1 WORLD MAX 2025 ~ -70kg世界最強決定トーナメント・決勝ラウンド~』を開催しました。世界各国から集まった強豪ファイターが参戦し、全17試合のうち8試合がKO決着となる激闘が繰り広げられました。
試合結果:https://www.k-1.co.jp/schedule/16659

<結果サマリー>
今大会のメインイベント「-70kgトーナメント決勝戦」は、世界の強豪が火花を散らす8試合が行われ、ジョナス・サルシチャ(ブラジル)が、ダリル・フェルドンク(オランダ)を1R2分30秒・三日月蹴りでKOし、大会を制しました。
準決勝では、第12試合 ダリル・フェルドンクがストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア)を3RKO、第13試合 ジョナス・サルシチャがジョナサン・アイウル(サモア)を1R33秒でKOし、ともに強烈なフィニッシュで決勝へ駒を進めました。ジョナス・サルシチャは試合後、「優勝は幼い頃からの夢だった」と喜びを語り、王者オウヤン・フェンへの挑戦を宣言しました。

その他、トーナメント以外の試合でも激戦が繰り広げられました。
第10試合では、現在4連勝中でフライ級王者として勢いに乗る 大久保琉唯 が、中国武林風の実力者 ウー・ユートン(中国) に対し、開始早々から鋭いパンチと前蹴りで圧倒。最後は鋭く突き刺さる三日月蹴りが決まり、1R1分41秒のKO勝利で存在感を示しました。続く第11試合では、これまで幾度も王座を取り戻してきた レオナ・ペタス を相手に、Krush王者からK-1戦線へ駆け上がる 横山朋哉 が、強烈な左フックでダウンを奪い、最後まで攻勢を維持して 判定0-3(27-30×2、28-29)で完勝 を収めました。

タイトルマッチでは、3試合が行われ、第14試合では、「第2代K-1 WORLD GPバンタム級王座決定戦」が行われ、ベテランとして軽量級を牽引してきた 石井一成 が、攻撃の応酬となった激闘の末、挑戦者の 黒川瑛斗 を 判定3-0(28-26×3)で下し、新王者に。
第15試合のK-1 WORLD GPヘビー級タイトルマッチでは、王者ロエル・マナート(オランダ)VS 挑戦者アリエル・マチャド(ブラジル)が激突。1Rから両者がカーフキックとパンチを交錯させる緊迫の展開で、マチャドが強烈な左右の連打からダウンを奪い、最後は右フックでマナートを沈めて1R3分02秒KO勝利。第16試合の「第8代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定戦」では、階級転向後も高い適応力を見せてきた 朝久泰央 が、Krush王者の 稲垣柊 を相手に、全ラウンドにわたり果敢に打ち合い、判定2-0(30-29、29-29、30-28)で勝利し、新王者となりました。

朝久泰央

アリエル・マチャド

石井一成

「K-1 WORLD MAX 2025~-70kg世界最強決定トーナメント・決勝ラウンド」試合結果

第17試合 決勝戦:ジョナス・サルシチャ(ブラジル) vs ダリル・フェルドンク(オランダ)






結果:サルシチャが1R 2分30秒、三日月蹴りでKO勝利し優勝。
決勝戦は、今大会の中でも最も破壊力のある打撃を見せてきたサルシチャと、重圧をかけ続けるファイトスタイルで勝ち上がったフェルドンクが激突しました。
1Rからサルシチャは飛びヒザ蹴りや左フックを積極的に仕掛け、強い前進圧を見せました。フェルドンクも右フックやバックブローを交えながら盛り返し、序盤から両者の攻撃が激しく噛み合う展開となりました。次第に試合の流れはサルシチャへ傾き、連続で右のパンチをヒットさせると、さらに鋭い三日月蹴りをボディに突き刺し、フェルドンクからダウンを奪いました。
再開後、サルシチャは狙いすましたタイミングで再び強烈な三日月蹴りを叩き込み、フェルドンクを完全に沈めてKO勝利。約2分半という短時間の中で圧倒的な存在感を示し、K-1 WORLD MAX 2025 -70kgの頂点に立ちました。
試合後、サルシチャは「優勝は小さい頃からの夢でした。日本の皆さん、ブラジルの皆さんの応援を力に変えることができました。次はオウヤン・フェンのベルトを奪いたいです」と意欲を語り、ベルト獲得へ次なるターゲットを明確に示しました。


第12試合 準決勝戦:ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア) vs ダリル・フェルドンク(オランダ)






結果:フェルドンクが3R KO勝利。
フェルドンクは1Rから力強いパンチとローキックで圧をかけ続け、ストーヤンの多彩な蹴りに対してもしっかりと前進して主導権を握りました。中盤以降はパンチの連打でストーヤンを下がらせ、迎えた3R、右フックをクリーンヒットさせてダウンを奪取。そのまま畳み掛けるように連撃を浴びせ、KO勝利で決勝へ進出しました。消耗戦を制しながらも攻撃の勢いを落とさないフェルドンクの粘り強さが際立つ試合となりました。


第13試合 準決勝戦:ジョナス・サルシチャ(ブラジル) vs ジョナサン・アイウル(サモア)






結果:サルシチャが1R 33秒、パンチ連打でKO勝利。
当初予定されていたゾーラ・アカピャンの欠場により、リザーバーのアイウルが急遽参戦する形となりましたが、サルシチャはその状況をものともせず、開始直後から圧倒的な攻撃力を見せました。
サルシチャはラウンド開始から躊躇なく前に出てパンチのラッシュを浴びせ、早々にダウンを奪います。アイウルが立ち上がるも、再度パンチの連打で追撃し、わずか33秒でのKO決着となりました。短時間の中にサルシチャの攻撃精度・破壊力・判断力が凝縮された内容で、決勝進出を強烈に印象づける勝利となりました。

<第6~9試合 準々決勝>

第6試合:ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア) vs ヘラクレス・ワンコンオーム(タイ)
多彩な蹴りとパンチを上下に散らしたストーヤンが主導権を握り続け、判定3-0で完勝しました。
第7試合:アラッサン・カマラ(セネガル) vs ダリル・フェルドンク(オランダ)
急遽出場となったアラッサンが果敢に攻めるも、延長ラウンドでフェルドンクが攻勢を保ち、3-0で勝利しました。
第8試合 オウヤン・フェン(中国) vs ジョナス・サルシチャ(ブラジル)
飛びヒザやボディ攻撃を次々に繰り出したサルシチャが優勢に進め、判定3-0で勝利。優勝候補のオウヤンを撃破しました。
第9試合 ゾーラ・アカピャン(アルメニア) vs アイメリック・ラジジ(フランス)
アカピャンが左ボディから左フックの流れで攻勢に出て、1R 2分40秒でTKO勝ち。鮮烈なKOで準決勝へ駒を進めました。

奇跡の9頭身ボディ タレント斎藤恭代さんがスペシャルラウンドガールに初挑戦!K-1ファミリーに参加表明?!









第5試合「K-1 WORLD MAX 2025 -70kgトーナメント・リザーブファイト」では、アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール)VSジョナサン・アイウル(サモア)が、判定2-0(※29-29、29-30、29-30)でアイウルが勝利。アビラルは長い右ストレートと前蹴りで距離を作って攻めたが、アイウルは至近距離でのフック連打とボディ攻撃で圧力をかけ続け、接戦を制してリザーブ権を獲得しました。

本試合では、「奇跡の9頭身ボディ」で知られ、「グラビア・オブ・ザ・イヤー2024」グランプリを受賞したモデルの斎藤恭代さんが、オリジナル衣装でスペシャルラウンドガールを務めてくださいました。

試合終了後のインタビューで本日の衣装のポイントについて伺うと、「一から手作りで、スタイリストさんと相談しながら制作しました。どの角度から見ても美しいシルエットになるようデザインし、K-1カラーである青をアクセントに取り入れています。」さらに、衣装やボディで一番注目してほしいポイントを伺うと、「お尻です!この姿勢をきれいに保つには背中の筋肉とお尻の筋肉が必要なので、背面を強化してトレーニングさせていただいているので、ぜひ前だけではなく後ろも見ていただきたいです。」と抜群のプロポーションでバックポーズをしながらお話しされていました。

スペシャルラウンドガール時ではボードを持ったまま座るポーズをされており、このポーズについて「これは以前、熊田曜子さんがラウンドガールをされた時の動画を拝見して、そちらを予習してポージングやウォーキングなどを取り入れさせていただきました」と、先輩グラビアモデルでもある熊田曜子さんを参考にされたようでした。最後に、本日の試合の感想を伺うと、「貴重な機会にお招きいただき大変光栄でした。機会があれば、ぜひ今後もK-1ファミリーの一員として大会を盛り上げられたら嬉しいです。」とコメントを頂きました。



須藤元気 K-1プロデューサー 大会総括(動画)