PROMPERÚ
ナスカ文化財や料理実演をご視察、両国の友好関係に深い関心


歴史的に貴重なナスカの文化財をご覧になる佳子さま、隣はロベルト・セミナリオ駐日ペルー共和国特命全権大使

大阪・関西万博2025のペルー館に、8月23日、秋篠宮家の次女佳子さまが初めて訪れ、館内をご視察になりました。佳子さまは、ペルー料理の実演やナスカ文化の展示、ペルー特産品の紹介などをご覧になり、文化や食を通じて両国の絆の深さを改めて感じられたご様子でした。

佳子さまは、まず、ペルー料理「プルポ・アル・オリーボ」の実演をご覧になりました。日本の刺身の技術とペルー南部原産のオリーブが融合した「ニッケイ料理」の代表格で、両国の食文化の交わりを象徴する一皿です。完成した料理も佳子さまに披露されました。

ペルー貿易観光促進庁(PROMPERU)担当者から説明を受けられる佳子さま

完成品の「プルポ・アル・オリーボ」


約1500年の土器を真剣にご覧になる佳子さま

最後に、日本とペルーの関係を紹介するコーナーの前で記念撮影をし、佳子さまは調理実演でご覧になったプルポ・アル・オリーボの他、用意されたカウサ・リメーニャ、キヌアのサラダ、ロモ・サルタード、デザート（マサモラ・モラーダ、マサモラ・デ・カニワ）を一種類ずつご試食になりました。2023年の訪秘時に召し上がった味を懐かしく思い出されたご様子でした。

（左から）マサモラ・デ・カニワ、マサモラ・モラーダ、キヌアのサラダ、カウサ・リメーニャ、プルポ・アル・オリーボ、ロモ・サルタード

ロベルト・セミナリオ駐日ペルー共和国特命全権大使は、次のように述べています。
「佳子さまは、2023年に日本とペルーの外交関係樹立150周年を記念して訪秘され、ペルーや日秘関係について大変よくご存知です。今回も料理や展示を通じて訪秘時の体験を思い出され、ペルーとの友好関係を大切にしたいというお気持ちを示しておられました。 また、リマ滞在中には、今注目を浴びているニッケイ料理レストランで、今年 World’s 50 Best Restaurants の世界一に選ばれた Maido にも足を運ばれています。さらに、館内で提供された料理については、少し味見されるというよりも、お口に合ったようで、全て残さず召し上がられたのが印象的でした。 佳子さまはとても優しいお人柄で、こうしてお忙しい中、貴重なお時間を割いてご訪問いただき、心より感謝申し上げます。」


ペルー貿易観光促進庁(PROMPERÚ)： 国際観光の振興、輸出促進、外国投資の誘致を通じて、ペルーのナショナルブランドを世界に発信するペルー政府の公式機関です。


<参考資料＞
今回のお料理について


プルポ・アル・オリーボ （タコのオリーブ風味) 日本とペルー、二つの文化が融合して生まれた代表的なニッケイ料理です。タコを薄く切る工程には日本の刺身の技法が取り入れられており、そこにペルー南部タクナ地方原産の「ボティハオリーブ」が豊かな風味を添えます。冷製でサーブされるのが特徴で、アボカドやクラッカーを添えるのが定番のスタイルです。





カウサ・リメーニャペルーの首都リマ発祥の伝統的な前菜で、マッシュしたじゃがいもにレモン汁、唐辛子（アヒ・アマリージョ）を混ぜ、ツナやチキン、アボカドなど、バラエティ豊かな食材を層にして重ねる冷製料理です。色鮮やかで見た目も美しく、ペルーらしい味わいが楽しめます。






ロモ・サルタード 牛肉、トマト、玉ねぎ、アヒ・アマリージョ（黄色い唐辛子）、コリアンダーを醤油やお酢で炒めたもの。アジア料理とペルー料理のフュージョン料理です。味付けに使う醤油は、sillao（シヤオ）と呼ばれ、日本の醤油より甘味があります。







キヌアサラダ高い栄養価を誇るアンデス原産のキヌアをベースに、伝統的なタブレをアレンジしたフレッシュでヘルシーなサラダです。新鮮な野菜と香り高いハーブを合わせ、レモンベースの爽やかなドレッシングで仕上げています。健康的で美味しい一品です。





マサモラ・モラーダリマの代表的なデザートで、紫とうもろこし、干しブドウ、りんご、プルーン、パイナップル、シナモンで作られます。とろみをつけるためにchuñoというじゃがいもの澱粉を使用します。子供の誕生日には欠かせないデザートです。





マサモラ・デ・カニワ古代アンデスの雑穀「カニワ」を使った、体に優しいデザートです。マサモラは、家庭でも作る一般的なデザートですが、今回はミルク煮。ほんのりシナモンの香りと上品な甘さが特長で、食事の締めくくりにぴったりの一品です。



ペルーは、ワールド・トラベル・アワード「World’s Leading Culinary Destination（世界で最も美食を楽しめる国）」部門で通算12回最優秀賞に輝き、さらに2025年の「World’s 50 Best Restaurants」ではリマのレストラン「Maido」が第1位を獲得するなど、美食の国として国際的な評価を確立しています。

関連情報
l ペルー館 「ナスカ 砂漠の秘密」展に関する情報：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000160278.html
l ペルー館 Food Truckに関する情報:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000160278.html
l ペルー館 試飲・試食に関する情報： ペルー館では、毎日朝10:30からコーヒーやチョコレートドリンクの試飲を、午後1:30、午後4時からはペルー人シェフによるクッキングデモと試食を、夜6時からはペルーのナショナルカクテル、ピスコサワーの試飲を行っています。詳細は、パビリオン前の電子掲示板をご確認ください。
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