株式会社アメイズプラス
睡眠×SDGs 廃棄布団を旅の快眠体験に変える 地域内循環型の取り組み

2025年9月13日から、株式会社アメイズプラス(本社:名古屋市)は、株式会社BLANCが運営する山梨県の宿泊施設「BLANC FUJI」の客室(一部を除く)に、リサイクル羽毛を使った枕『ふとんでまくら』を半年間限定で導入します。
毎年1億枚以上廃棄される寝具の課題に着目し、施設と同じ山梨県の工場で再生した羽毛を活用。廃棄布団を旅の快眠体験に変える、地域内循環型の取り組みです。
▶廃棄される寝具、その数年間1億枚
昨年、東京23区内で回収された粗大ごみの個数1位は布団で、97.6万枚にものぼります(令和4年度 東京23区清掃一部事務組合 清掃事業年報)。また、寝具全体で見たときには、日本で毎年1億枚以上が廃棄され、リサイクルはわずか2%にとどまります。
しかし「羽毛はリサイクルすれば100年使えることを日本に広めたい」--羽毛リサイクルを行うREREX株式会社の佐藤代表取締役はそう語ります。

REREX株式会社 佐藤代表取締役
回収された羽毛布団

布団から羽毛を取り出す様子
羽毛を乾燥させている様子
▶欲しい!と思う 環境にも身体にも優しい枕が誕生
この状況を見過ごせなかったのが、美容健康雑貨メーカーのアメイズプラス。寝具を扱う企業として、「寝具がリサイクルされていない状況をなんとかしたい」と考えていました。両社の想いが重なり、2024年11月、リサイクル羽毛を活用した「ふとんでまくら」が生まれました。

“環境にやさしい”だけではなく、お客様の声に向き合った「欲しい!」と思っていただける商品を目指しました。

従来品のまくら(左)と本商品(右)の体圧。本商品の方が負担が分散されていることが分かる。
もともと弊社に寄せられていたお客様の声に「寝起きに肩がだるい」という声が寄せられていました。これは枕が体に合っておらず、肩に負担をかけすぎているためです。
この悩みを解決するためには肩まで覆う大きさや、「沈み込みととサポート性の両立」が必要でした。

素材の異なる3層構造になっている。
「寝具の廃棄問題」「肩がだるい」これらが重なり開発が進みました。
1層目はリサイクル羽毛、2層目はウレタン、3層目はコットンと素材の異なる3素材で構成されています。こうすることで「沈み込みととサポート性の両立」を実現しました。
昨年11月に海外向けクラウドファンディングを皮切りに国内でもオンライン販売。累計販売数は約3500個を記録しています。
ふとんでまくら 商品ページはこちら
▶自然共生型ホテル「BLANC FUJI」に導入

「ふとんでまくら」をより多くの人に使ってもらい、リサイクル羽毛の魅力を知ってもらうため、「BLANC FUJI」への導入を決定しました。富士山を望む自然豊かな環境にある、トレーラーハウスを活用したヴィラタイプの宿泊施設。自然共生型の滞在体験を提供しており、環境への配慮や地域資源の活用など、SDGs的な考え方を重視しています。
また、BLANCが掲げる「余白」というコンセプトにおいて、心身を整えるための質の高い睡眠は欠かせない要素です。その観点からも宿泊者の睡眠の質を高められることが、導入の大きな決め手となりました。

外観
備え付けのサウナ後に外気浴ができるスペースも

内観
山梨県産の食材を使用した薪火料理のディナー
BLANC FUJI 公式HPはこちら
▶睡眠関連企業を結ぶZAKONE
2社をつないだのは株式会社NTT DXパートナーおよびNTT東日本株式会社が運営する日本の睡眠課題解決をめざす企業間コミュニティ「ZAKONE」です。ZAKONEでは参画企業同士のマッチングも行なっており、「寝具の廃棄事情、羽毛のリサイクルについて認知を広めたい」と相談したところ、株式会社BLANCと繋がりました。
ZAKONE 公式HPはこちら
▶SDGsと睡眠の両課題解決に向けて
今回の取り組みを通じて、まずは寝具の廃棄問題やリサイクル羽毛の存在について広く知っていただきたいと思っています。また、日本人は睡眠時間や質が悪いという課題もあるため、本商品をご使用いただき、良い睡眠を取ってもらえば幸いです。
また、賛同していただける施設を増やし、社会全体のムーブメントにできればと考えています。
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