東京建物株式会社
都市と地方の新たな循環を創出し、地球・社会・人々のウェルビーイング向上に貢献
東京建物株式会社は、2024年11月よりスタートした「Regenerative City Tokyo」構想※1(以下「RCT構想」)の実現に向けた取り組みの一つとして、次世代農業ベンチャーである株式会社BG(本社:東京都目黒区、代表取締役 富松 俊彦、武部 有希、以下「BG」)が本日発表した、人にも地球にもよりよい次世代の農業へシフトする、“土”を起点とした新しい食と農の運動「Next Green Revolution」に参画したことをお知らせします。
※1 2024年11月25日付リリース「東京からリジェネラティブな世界を目指す「Regenerative City Tokyo」構想を発表」
https://tatemono.com/news/20241125.html

【本リリースのポイント】
・ 「Regenerative City Tokyo」構想の取り組みの一つとして、BGが推進する次世代農業への革命「Next Green Revolution」に参画。
・ 2026年竣工予定の東京駅前の大規模複合施設「TOFROM YAESU」を起点とし、都市の消費と地方の生産が一方通行ではなく、双方向の価値循環を生む仕組みを通じて、都市と地方が共に「再生」し合う新たなエコシステムを構築。
・ “おいしい理由”を日本で初めて可視化した野菜「Next Green Vegetables」を、「TOFROM YAESU TOWER」の共用フロア「Wab.」内の食堂で提供。オフィスワーカーが日常的に“おいしい”と“地球にやさしい”を体験できる場を創出。
● 「Next Green Revolution」へ参画する背景
RCT構想は、東京建物が複数の大規模再開発事業に参画する東京駅前のYNK(八重洲・日本橋・京橋)エリアを中心に、リジェネラティブな都市モデルを構築することを目指すもので、今般、RCT構想の取り組みの一つとして「Next Green Revolution」へ参画します。東京建物はRCT構想において、都市と地域がそれぞれの自然・文化・経済的特性を生かしながら、相互に補完し合う“Bioregional(バイオリージョナル)”な関係性の構築を目指しています。2026年に竣工予定の東京駅直結の大規模複合施設「TOFROM YAESU(トフロム ヤエス)」を起点に、都市の消費と地方の生産が一方通行ではなく、双方向の価値循環を生む仕組みを通じて、都市と地域が共に再生し合う新たなエコシステムを構築します。同時に「TOFROM YAESU TOWER」で就業するワーカーのウェルビーイング向上を実現します。

「TOFROM YAESU TOWER」外観イメージ
● 「Next Green Revolution」について
BGが推進する「Next Green Revolution(ネクストグリーンレボリューション)」※2は、深刻な環境・経済課題に直面する日本の農業と、持続可能性が危ぶまれる食の未来を守るため、人にも地球にもよりよい農業へシフトする、“土”を起点とした新しい食と農の運動です。“おいしい”が地球と持続可能な未来を育む。そんな社会の実現に向けて、食べ手とつくり手をつなぐ「食べる革命|Next Green Vegetables(ネクストグリーンベジタブル)」と「つくる革命|Next Green Method(ネクストグリーンメソッド)」の2つの柱を軸に、これからの環境変化に対応した、人と地球がともに持続できる未来のフードシステムの構築を2030年までに目指します。
※2 ご参考:2025年7月10日付BG社リリース https://www.next-green.jp/news/article/t1ucpjjhnws/
「Next Green Vegetables」
自然界の多様な生態系に近い“いい土”で育った、おいしく、健康な野菜。その“おいしい理由”を日本で初めて可視化した野菜ブランドです。日本初の土壌の価値を可視化する仕組み「Agri LCA+」に基づき選定された全国各地の野菜が、小売店や社員食堂など、さまざまな日常へ届けます。
「Next Green Method」
おいしく育つ土をつくる「Soil Solution」、その土壌の価値を可視化する「Agri LCA+」、さらに、その好影響を価値に変換し、農家に経済的リターンとして還元することで土づくりを資金的に支える「Next Green Credit」。この3つのソリューションをワンストップで提供し、農業経営の持続性と環境負荷の低減の両立を実現します。
・ Next Green Credit
「Next Green Credit」は、脱炭素の枠を超え、“おいしく育つ土づくり”がもたらす多面的な好影響を価値化する、日本初の環境クレジットです。従来評価がされていなかった水質や生物多様性などの要素も含めて、土づくりが生み出す本質的な価値を、国際規格ISOの厳格な基準や、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)とともに開発した環境影響評価スキームに基づいて、定量的に表現します。このクレジットは、生活者が享受するおいしい食と、購入企業の事業による環境貢献の接点として、企業価値向上に寄与します。そして、それが農業や食、土や水も守るサステナブルな未来を支えることにつながります。
● 東京建物とNext Green Revolutionとの具体的取り組みについて
都市と地方の価値循環創出
「Next Green Revolution」のもと、つくられる環境負荷が小さく、“おいしい理由”が見える野菜ブランド「Next Green Vegetables」を、「TOFROM YAESU TOWER」の入居企業向け共用フロア「Wab.(ワボ)」内の食堂で提供し、人と地球に健康的な、これまでにない新たな共用社員食堂を目指します。この食堂から、つくり手の取り組みや思いを日常的に伝えることで、ワーカーが都心に居ながらおいしい体験や学びを得ることができるほか、一食一食を消費することで、サステナブルな農業に貢献します。同時に、ワーカーに提供する野菜の背景にあるストーリーを伝えることで、社会や環境への理解と行動変容を促します。
環境価値の活用と農家への還元
土づくりによる環境貢献が価値化された環境クレジット「Next Green Credit」を購入・活用することで、「Wab.」内の食堂のカーボンニュートラルを実現するとともに、地方の農家への経済的な還元を行います。
都市と地方の人の交流
農家が都市を訪れる、または都心のワーカーが生産地を訪れるなど、人の交流と移動を促進するプログラムを「TOFROM YAESU TOWER」で提供します。人と人のつながりを通じて、都市と地方の相互理解と価値共創を創出するエコシステムを構築します。

「Wab.」イメージ
● Regenerative City Tokyo構想について
RCT構想は、東京建物が2024年11月に発表したYNKエリアを中心とした、地球・社会・人々のウェルビーイングを両立させる“Regenerative(リジェネラティブ)”な都市モデルの構築を目指す取り組みです。2030年までに東京を国際都市の新たなロールモデルとして位置づけることを目標に、2027年末までに10以上の共創イノベーションプロジェクトを展開します。
その象徴的なプロジェクトである「TOFROM YAESU」では、多様な都市機能を集積し、都市の玄関口としての役割を果たすとともに、ワーカーのウェルビーイング向上を支援するさまざまな取り組みを実施します。
《ご参考》
・ Regenerative City Tokyo公式サイト
https://regenerative-city.jp/
・ TOFROM YAESU公式サイト
https://office.tatemono.com/yaesupj/
・ TOFROM YAESUにおけるウェルビーイングな取り組みを集約した「Well-being Book」
https://tatemono.com/news/20250303/well-being_book.pdf
以上
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更新日:2025.07.10
次世代農業への革命「Next Green Revolution」に東京建物が参画 「Regenerative City Tokyo」構想の実現に向けた取り組みを加速
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